「ウンディーネ」をご存じでしょうか。
この言葉はドイツ由来だそうです。他にもオンディーヌ、アンダインなどとも呼ばれ、国ごとに発音が異なります。
正解は、「水を司る精霊」の名前です。私は普段から特に人間以外の「不思議生命」を妄信しているわけではありませんが、この「ウンディーネ」だけは小さい頃何かの本でしっかり読んだ経験があり、「へぇ、身近にいる精霊なんだ」と何故か存在を信じていた記憶があります。
このウンディーネ、普段は湖や泉を本拠地としており、大体が「綺麗な姉さん」の格好をしていて、何故か人間と悲恋をするエピソードを数多く残しているとのこと。「男運がちょっと…」と精霊なのに心配したくなるような経歴をお持ちです。
しかも水を自由にできることもあって、我々人間にメッセージや存在感を示すことが多いという説に、妙な親近感を感じます。「グラスの氷がひとりでにカランと音を立てる」「水をコップに入れたら小さな渦が出来る」「とつぜん水道からぴちょんと水滴がこぼれる」…というのもウンディーネの「どうも」の印だというので、庶民的な感覚を持っているのでしょう。
排水口が突然「ごぽ」っというのも「げんき?」という挨拶かもしれません。