空気を読みすぎる人 | 自然治癒力研究所のブログ

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 昨今、「空気がよめない」人、いわゆるKYという問題がよく取り上げられます。

場にそぐわないことを話したり、おこなったりして、ひんしゅくを買う人たちです。

しかし一方で、子どものときから、周囲に合わせすぎ、気を使いすぎて、空気を読み過ぎる人たちもいます。

 

 空気を読みすぎる人たち、つまり「過剰同調性」には、以下のような特徴がみられるようです。

 

■ひたすら相手の表情と状況を読んで機嫌を損ねないようにする

■家庭や学校という場の雰囲気を読んで、自己犠牲的に周囲に合わせてきた

■親からみて「いい子」だったといわれることが多い

■相手の責任を追求したり、攻撃的態度に出たりすることは少ない

■自分の欲望、主張、意見より、相手の意向を尊重する

■悪いことが起こると、周りを責めるのではなく、自分を責める

■人に対して怯えがある。虐待やいじめが原因のことも

 

 こうした過剰同調性に陥った人たちは、常に、「相手から嫌われるのではないか」「相手に見捨てられるのではないか」「仲間はずれにされるのではないか」といった不安や不信と隣り合わせで生きています。

 

 その背景には子どもの頃の無力感があります。

虐待やいじめに遭って、抵抗できず、ひたすら相手に合わせるしか逃れ道がなかったこと、あるいは両親が不仲だったり、病気の兄弟がいたりしたために、家庭内が緊張に包まれていたことなどが原因です。

 

 子どもの頃は、自分の存在を揺るがす問題に直面したとしても、そこから逃れるという選択肢はありません。

自分の存在を受け入れてくれない相手に、無理に取り入って、過剰に相手にあわせるしか生き延びるすべがなかったのです。

 

 イギリスの精神科医ジョン・ボウルビィは、幼い頃の養育者との結びつきを「愛着」と表現し、幼い頃、特に生後半年から1歳半ないしは3歳頃までの養育者との関わり方のパターンが、その後の人生における人間関係のひな形となるという考えを提唱しました。

例えば、その時期にバランスのとれた愛情を注がれたなら、安定した自尊心を持つ大人に成長しやすくなりますが、親からあまり関心を示されないで育つと感情表現に乏しく人間関係を回避する傾向が、逆に過剰に構われて育つと見捨てられ不安が強くなる傾向があります。

 

 過剰同調性を示す子どもたちにとって、現実世界は、どこもかしこも安心できない危険な場所です。

家の中には緊張、学校にはいじめがあるかもしれません。

そうでなくとも、親の気持ちを先取りして、迷惑をかけないよう振る舞わなければなりません。

本来であれば、安らぎや楽しさをもたらすはずの場が、いわば戦場のような緊張に満ちた状態となり、常に顔色をうかがう過剰同調性という戦略なくしては生き延びられないほど過酷なのです。

そのため、自らの想像力をたくましく働かせ、空想の世界に逃れ場を設けることがしばしばです。

 

 空想傾向は、病気への抵抗性の弱さをもたらすことがあります。

子どもの頃の無力感が生む空想世界への逃避は、大人になって無力でなくなった後も、問題に直面したときに空想世界へと逃避する傾向をもたらすかもしれません。

 そうすると、本当は解決策が手の届くところにある場合でさえ、いつものように現実逃避するだけで、実際的な行動へと踏み出せなくなってしまいます。

過剰同調性は極めて強い自己抑制が必要ですから、その生き方をずっと続けていると、常に心身の警戒状態を緩めることができず、心だけでなく、身体の免疫システムをさえ抑制してしまうことさえあるでしょう。

 

 過剰同調性のために疲れ果てている人、過剰同調性から体調を壊してしまった人は、感情を適切に表現する方法を学ぶことが必要です。

過剰同調性から来るストレスを避けるためには、次のようなことが役立ちます。

 

■嫌なことには、はっきりノーと言う。

■怒りや悲しみを貯めこまず、適切な仕方で表現する。感情は、我慢するか爆発させるかの二択ではないことをよく理解する。例えば丁寧に敬意を込めて気持ちを相手に説明したり、芸術などの形で表現したりできる。

■空想の世界を大切にしつつも、現実的な方法で問題に対処することを学ぶ。空想は心を休めるための場所であっても、現実逃避するための場所ではない。

■「いい子」「いい人」よりバランスのとれた大人となることを目指す。

■自分は相手に同化してしまう傾向があるということをよくわきまえ、適度な距離感を保ち、自分と相手を「区切る」ことを意識する。

■自律訓練法、漸進的筋弛緩法、マインドフルネスのような心身の緊張を解く技法を訓練する。

■カウンセリングで子供の頃の感情を解放する。

 
 

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