複数の異なる自己 | 自然治癒力研究所のブログ

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 私たちは、ただひとつの自己ではなく、「複数の心」、複数の異なる自己から成り立っています。

マイケル・S・ガザニガは、認知神経科学の研究を通して、「複数の心を私たちの誰もが実際にもっているという、直観に反するような見解」に至りました。

 

 その後、多くの研究を通して、私たちが単一の自己を持っていると感じるのは、巧妙な錯覚であることがわかってきました。

実際には、人の脳は、異なる複数の心から成る社会のようなもの、「内的家族システム」であることが明らかにされつつあります。

 

 そして、私たちが経験する、さまざまな精神的な葛藤、抑うつ、衝動、依存症などの背景には、この内的家族システムの不和が関係していることが分かってきました。

 

 それら「複数の自己」は、「必ずしも内面で相互に『対話』してはいない」ために、私たちのうちの多くは、自分が単一の自己であるかのように錯覚し、心はひとつだと思いこんでいます。

「単一の自己」というごく当たり前に思える認識は、錯覚また思い込みにすぎず、脳の本当の姿ではない、ということは、今やほかの研究者たちも認めています。

 

 私たちの多くは、自分は単一の自己であるという作り話を信じ込まされています。

しかしそれは悪いことではなく、自己の同一性を保つのに大いに役立っています。

 

 病院に行くと、過去を統合する代わりに、原因不明の症状に対する対処療法として、感覚を麻痺させたり、無視したりするのに役立つ薬を処方されます。

つまり、内なる別の自己の悲痛な叫びを封じ込め、麻痺させ、なかったことにすることで、問題にフタをしてしまいます。

 しかしそれは、内なる別の自己が感じている感情や、抱え持っている記憶を抑え込んでいるだけで、トラウマを「治す」という根本的な対策にはなっていないのです。

 

 「内的家族システム療法」とは、リチャード・シュウォーツによって考案された、内なる自己とのコミュニケーションによるトラウマ解決方法のことです。

 内的家族システム療法は、一人の人の内部に存在する複数の自己を、ひとつの家庭とみなします。

そして、表に出てきている自己が抱えている問題は、内的家族全体の問題だと考えます。

 

 内部の複数の自己は、脳という一つの家に住んでいますが、互いに互いのことをよく知っているとは限らず、それぞれが自分勝手に身体をコントロールしようとします。

 文字どおりの家族において、家族のメンバーの意思疎通ができていないと、内部分裂が生じて、さまざまな家庭問題が噴出しますが、内的家族の場合もそれと同様です。

内的家族の分裂がもとで生じている多種多様な原因不明の問題を解決するには、内的家族のメンバー同士が一致した家庭になっていけるよう助ける必要があります。

 

 当研究所で行なっているゲシュタルト療法でのエンプティチェアによる技法では、このメンバー同士の会話をします。

必要なのは内なる別の自己の存在に気づき一致していくことです。

 

 

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