今日は「いつ降り出すかなぁ」と思いながらも午後3時頃まで外作業ができました。

前の住人さんが植えてくれたというカンナの植え替え、草刈り、面積が広くて果てしなく感じられ、しばらく休止していたWWOOFerさんの受入れ再開を検討しながら汗ダラダラ流して・・・。

雨が降り始めたときには内心ホッとしました。さて、今度は家モードに切り替えて仕事仕事・・・と思いきや、ミンミに誘われて『人生ゲーム』に付き合うことになってしまいました(私はこの『人生ゲーム』ってあまり好きになれないんですよねぇ)。

最近のミンミ・ブームは、ロウソク遊び、蟻の飼育(私が掘り出した蟻の巣の一部を飼育箱に移して餌を与えています・・・蟻嫌いのユウに「家からなるべく離して置いてっ!」とドヤされながら・・・今朝はパン粉をやっていました)、出店準備(月末の『アースデイ神山』に竹貯金箱の店を出すんだそうで)、ほかにはパンやクッキーをはじめとするお料理です。

パンにいたっては、自作の天然酵母で菓子パンを焼いたり・・・私が昔買った『自家製酵母パン工房パオの天然酵母パン』なる本を見ながら、スイスイ作業していっちゃいます。

焼きあがると町のパン屋さんに進呈して味見してもらったり!(笑) パン屋のお兄さんに自作パンを渡すときのテレを隠したすまし顔がも~う、可愛いのなんのって!

3日ほど前にはほとんどひとりでカレーを作ってくれました。「ミンミが作った晩御飯を食べる日が来るなんて・・・」先日うちに泊まった赤ちゃんと変わらない頃のミンミを思い出したりしていたので、月日が経つのは早いものだなぁと感慨ひとしおでした。

昨日は朝からミンミがクッキーを焼き始めたもんで、ユウも私も後に続いて3人三様のクッキー作り。甘味はナツメヤシやレーズン、キャロブチップスなどで砂糖は使いません。「当分おやつは手作りのみで行こうよ」と私の提案。そういえばおやつに限らず、最近は食品の買い物をほとんどしていません。保存食品をうまく使い回してなんとかやっているんですよね。

で、今夜のおかずは「餃子」でした。

ゆうべ、計画停電のために冷凍庫を止めたミンミ父の店から届いた冷凍食品の水餃子を食べて、豚ひき肉の餃子ながらなんとか3人でクリアできたのですが、「もっとたくさん食べたいね、ベジ餃子の焼いたやつが~!」という話になり、珍しく昨日のうちから今夜のおかずが決まっていたのでした。

ミンミは夕方4時ぐらいからすでに心は餃子でいっぱい。10回目ぐらいの「餃子作ろう!」でようやく腰を上げた私・・・まずは中力粉と塩、水をこねてもらって、皮のたねができたら冷蔵庫で休ませ、その間に豆ミート(ミンチ状の乾燥グルテン)と乾燥小松菜を熱湯で戻し、白ネギ(これはつい先日計測したところ放射線量不検出だった自然農法の畑@宮城県で3月半ばに作られたもの)とショウガのみじん切り、ゴマ油、醤油、塩、粉寒天、小麦粉を混ぜて餡づくり。

その後ミンミと2人で、皮をのばして包んで焼いて。「ラー油がない!」ということで即席にラー油も作りました。やっぱり手作りは何倍もおいしいなぁ。

「ありがとう」魔のユウは、「ミン、餃子作ってくれてありがとうね」と食べながらお礼言ってました。(このユウの「ありがとう」って、わが家を訪れるウーファさんなどにはとても評判がいいのですが、私は「調子いいヤロウだな、まったく」と感じることもあったりして。逆にミンミはそれほど頻繁に「ありがとう」を口にしないのだけれど、言われると重みが伝わってくるように感じるんです・・・)

ま、そうは言っても、ユウはユウなりにいろいろやってはくれています。今朝は起きたら部屋の前のスリッパがきれいに揃えられていたし(私の記憶にはないので、たぶんユウの仕業)、トイレに入れば紙が三角に折ってあるし(「これやめてよ~!」と思っているんですけど・・・笑)、歯磨きにミンミ誘ってくれたり、寝る前に洗濯物畳んでくれたり、布団敷いてくれたり。

私も原発事故後は以前にもまして2人との暮らしを大切に丁寧にと努めるようになり、並行して畑やモノづくりにも精を出すようになり、つまりは自分にとって大切にしたいことをより明確に意識できるようになったということなんですね。そういう意味では、「危機は機会である」ということを再確認しているしだいです。