松下幸之助翁が健在だったころは、経済界も「色」に負けてはいなかったように思えます。

 

 

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松下幸之助 com  より

 

 

 「まだ会社が小さかったころ、従業員に、『お得意先に行って、きみのところは何をつくっているのかと尋ねられたら、松下電器は人をつくっています。

電気製品もつくっていますが、その前にまず人をつくっているのですと答えなさい』とよく言ったものである」

 

 すぐれた製品をつくるのは会社の最優先の使命です。

しかしそのためにはまずすぐれた人材を養成しなければならない。

そうすればおのずといい製品がつくれるようになり、事業も発展していくというのが、幸之助の一貫した信念でした。


 この「人をつくる」ということについて、幸之助は「単に仕事ができ、技術がすぐれていればいいというものではない」と説きます。

 

会社の使命や仕事の意義を自覚し、

 

自主性と責任感をもった人、

 

すなわち人間として、社会人として立派な人であることが大切で、

 

そうした人材を育てることが、

 

企業の社会的責任の一つ

 

としてきわめて重要であると考えていたのです。

 

 

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松下幸之助翁が元気だったころは、

 

経営の神様として、

 

我が国の経済界を牽引していたので、

 

誰もが、松下式経営を見習っていたからでしょうか。

 

「心」と「色」とが上手にバランスしていた時代でしたね。

 

 

松下翁は晩年、

 

政界にも立派なリーダーが必要と、

 

私財を投じて松下政経塾を作りました。

 

 

結果としてはソーリを輩出したものの、

 

そのソーリは、

 

約束を破って、消費増税をしてしまいました。

 

 

(野田元ソーリ)

 

 

心身を鍛えられた松下政経塾出身のソーリが、

 

国民との約束を破って増税したわけです。

 

日本の政界は、魑魅魍魎の世界であることを証明した瞬間でしたね。

 

 

幾多の企業人をつくり、

 

経営の神様と慕われた松下翁であっても、

 

政界人としての人づくりは、そんなに簡単ではないようです。