お祈り申しあげております〜続き1〜「大人たちへ」 | シスター鈴木秀子の祈り

お祈り申しあげております〜続き1〜「大人たちへ」

(※精神科のお医者様に許可を得て公開しております。)

大人たちへ
こうした自然災害を乗り越える過程は長い過程です。自分自身に対して、以下のことを大切に
  
* 不安はしばしば、生理的にも心理的にも軽い興奮状態を引き起こします。これによって、不必要に感情があふれだしたり、いらいらしやすくなったりします。一 見、いつもよりも動けそうに思えて動いてしまうことで、知らぬうちに身体的な疲労が蓄積したりします。今はそんな自分に「落ち着こう」と声をかけてください。自分を守るために大切なことです。自分をこうして守ることが周りにいる人も安心させます。
  
* テレビの映像はあまり長時間続けて見ないことをおすすめします。インターネットの文字情報やラジオの声からの情報に切り替えるように意識してください。目 からの情報は思いもよらない衝撃を心に与えます。特に子どもには気をつけてあげてください。こういう時期にアニメや映画をみるなんてと思われるかもしれま せんが、時々はそういうものをみることを許してください。もちろん、情報は必要です。映像なしで得るか、短時間でやめて横になったり、別の作業をしたりし てみましょう。

* こういうときは、まるで「自分はたいしたことができていない」、「全く価値がないかのように感じる」ということがよくあります。不安はごまかさなくていい のです。大人だって不安になります。不安は悪い感情ではありません。この感情があるから、人間は慎重になれるし、回りを観察しようとしますし、情報を得ようとします。自分を守ろうとするときにだいじな感情です。不安な人が人の役に立たないということはありません。他者と痛みを共有し、一緒に立ち上がり、支 えあうことを実現する大事な感情なのだということを忘れないでください。

* こういう時こそ、「やわらかい心を意識してもつ」ことです。極端な情報の解釈を人に押しつけたり、偏った情報から「こうなんだ」と結論を急いだりしないようにしましょう。こういうときには、ストレスからささいなことで人や状況に腹がたつこともあるかもしれませんが、今、悪者や敵を作らないように意識してく ださい。協力しあう仲間がいることを理解し、多々不手際や不便なことがあっても、「限界のあるなかで頑張っている」という思いで、他者への感謝の心を忘れ ないようにこころがけましょう。