癒しの韓国系ドライバーさん | New York City からお届けするブログ

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ニューヨーク、マンハッタンでマイペースに相手を見つけて国際結婚。
美容、社会、海外生活などきままに発信していく、ガス抜きも兼ねた ゆるめなブログです。

こんにちは、マンハッタンのSHIZUKAです👋🏻

 

昨日は久しぶりに夜Uberを利用しました🚘

 

 

 

一昨日の記事で少しだけアジアンヘイトと

Uberの記事を書いた矢先

 

昨日のドライバーさんは、韓国系のおじ様

実は私、あまりアジア系のドライバーさん

にあたることがないので珍しい。

(6年間で5回くらいです。)

 

 

ブログのタイトルを見て

若いイケメン韓国男子を思い浮かべた方

ごめんなさい。

NYCには若いイケメン韓国人のUberドライバーは

残念ながら、おそらく、いません…。

 

 

 

 

とても感じの良いお父さんで

普通なのにとにかく丁寧イエローハーツキラキラ

安全に送ってくれて車も綺麗で…

まるで日本に帰ったようでした。

 

仕事でクタクタで会話もなかったのに

すごく落ち着かせてもらいました…

Uberでこんなにホッとしたのは

Uber Black以来照れ

 

 

 

もしかしたら、ドライバーさんも

アジア人への暴力報道が増える中

乗ってきた私がアジア人だと

安心するのだろうか…と想像したりも。

 

 

いつもすごく丁寧な方なんでしょう

たくさんのお礼の言葉が残されていました。

 

こちら、チップを追加した時に見えた、ドライバーさんのプロフィール。アメリカの一般的な評価基準としては最高の「Above and Beyond」と評価した人もたくさん!

(この表現、人事評価などでも最高の評価をあげる際によく使われます✨)

 

 

 

喋り方からして

アメリカに住んで長いか

きっと2世(アメリカ生まれ)の方だったと

思います。

もしうちの彼が同乗していたら、きっと

少し会話が弾んでいたかも。

 

 

車の中もとても綺麗で

日本の丁寧なタクシードライバーさん

と同じような対応をしてくれて

久しぶりに受けたあんな丁寧さに

ちょっと感動しました…ラブお願い

 

 

私は本当にクタクタだったので

逆に最低限しか話さないアンフレンドリーな

乗客だったかもしれません😅

アメリカはフレンドリーが良しな文化

日本流でビジネスライクに接すると

冷たいと思われる方も多いとか。

 

日本は逆に他人に話しかけたり

フレンドリーすぎるとと変な人だと

思われたりしますよね。

 

(それでもニューヨークは、テキサスなどみんな更によく喋る街から引っ越してきた人からすると、みんなあまり話さず冷たい印象のある街だそうですが…

彼らには日本の対応なんて更に寂しく感じるそう😅

 

テキサス出身の方に

「日本は好きだし、日本人はすごく丁寧だけど

他人と全然話さないから、NYの冷たさ慣れてるでしょ〜」

とちょうど先日言われました。

 

塩対応の究極というか…文化の違いって面白いですね。

 

 

 

 

 

友人のご両親や友人ら自身もそうですけれど

アジア系アメリカ人の方々は

私が会ったことがある方は

みんなすごく優しいです。

 

きっと移民として、移民の子孫として

アメリカで色んな大変な経験をされて

器が大きくなるんだろうなと思うと同時に

アジア人への“身内”的な愛情も感じます。

 

 

だからと言って、身内だけを大事にしてる

というわけではなくて

 

 

特に同世代と若い世代のニューヨーカーは

友達の輪も広くて、肌の色関係なく

好きな人たちをとても大事にしています。

(アジア系同士の仲良し感もすごいけど)

 

 

 

 

 

そう思うと

今回のアジア人への暴力増加のニュース、

すごく心が痛いです。

 

アジア系が少ない場へ出かけると

ちょっと緊張したりするのも

“こんな風じゃなかったのにな”と

寂しくやるせない気持ちになります。

 

 

 

 

気にしなければいいのかもしれませんが

すごく頻繁に見聞きするので

どうしても気になってしまいます。

 

 

 

 

地下鉄で1人乗車した時

電車を待っている時

 

他の肌の色の人がこちらをちょっと

嫌そうな目で見たり

そのままこちらを見て話したりしているのを

見ると居心地が悪くなってしまうことも…。

 

(全てがそういう意図ではないのでしょうし

私も過剰反応していると思うんですけども)

 

 

 

 

イスラム系・中東系の移民は

ワールドトレードセンターの自爆テロ(9.11)

の直後には、自爆テロ犯せいで

多くの女性も暴力を振るわれて

もっとひどく傷つく対応をされたでしょうし

 

 

 

黒人系・黒人系ミックスというだけで

アメリカ生まれのアメリカ市民であっても…

すごくすごくスマートで優しい友人が

 

「ブラウン・ブラックの肌で

アメリカで生きるのって本当に大変で

若い時なんか失望する経験もたくさんした」

 

と話してくれたこともあるし…。

 

(普段は全然そういうことは言わないタイプの人ですし

白人のお友達も多いし、ステキな人です。

たまたまお互いのバックグラウンドや

他の友人の鬱について話すきっかけがあり

自分のことも少し話してくれました。)

 

 

 

沢山の人がいるので、中には

本当にマナー違反で注意されているのに

差別だと受け取って非難したり

ただの頼まれごとを

「人種差別で自分をこき使っている」

と捉えて攻撃的な反応をしてしまう

というパターンもあるのですが

 

本当に優しい、他人に迷惑をかけずに

ただ自分の生きる道に集中している人たちが

攻撃の的にされるってつらいです。

 

 

 

 

 

去年から

コロナウィルス・BML・大統領選挙などを

介して「自分と違うもの」「違う思想」への

攻撃的な感情と、不快感をぶつけ合う

アメリカ社会の感情的な面が

強く出てきていると感じます。

 

 

 

その中で、擁護してくれる他者の有り難みも

すごく感じる一年になっていますが

ピリピリしたニュースばかりで

感情的にちょっと疲れてしまいます…😅

 

 

あまりニュースも見たくないのですが

見たほうが良い情報もあるし

うちの彼が毎日ずっとニュースをつけている

人なので、何度話し合ってもなかなか

ニュースに触れる時間を少なくする

対策が取れずに

 

実は少し精神的に参ってきていたりも🤔

 

 

 

 

攻撃しあうのは正解ではないと思いつつも

“話し合い”“歩み寄り”が成立しない相手

との戦い…。

 

 

もっと声をあげて主張して

人権を勝ち取りにいくべきなのでしょうが

それが更に暴力を増やす(挑発する)引金に

なってしまっているんだろうと

分析する人もいます。

 

 

 

 

精神的にももちろんですが

肉体的にも強く逞しくなっていけば

アジア系に対する“力で押さえ込む”みたいな

ものは無くなっていくのかな…

 

 

どうすれば根本的に人種間での差別

見下す・見下される ような構図が

本当にすっきりなくなるのかな…

 

 

渦中海外で暮らしていると

問題がよりリアルで

考えさせられる数ヶ月になっています。

 

 

 

 

私の婚約者は白人でユダヤ系ですが

人種関わらず友人がいて

人種よりもその相手を見るタイプです。

好きも嫌いも人種関係なく相性です。

 

 

 

ニューヨーク市内や

他の他人種が大きく混ざっている都市の

若い世代は友人関係を通して

差別意識よりも仲間意識を強めていっている

と聞きます。

 

これって未来への希望ですよね。

 

こうやって少しずつ世代ごとに差別が緩和

されていって

人種で判断されることがなくなって欲しい。

 

 

 

 

しかしながら

実際のアメリカ人の知人から見聞きする

現地の話では

 

同じニューヨーク州でも

有色人種が学校全体の10%以下の地域では

 

両親が差別発言をし、子供へも影響する…

 

もしくは

 

両親が子供のそういった行動への

学校からの指導をまともに受け止めない…

 

ということもあり

肩身の狭い経験をする家族や

すごく近しい友達以外には心を開けない

学生もいるそう。

 

(問題の差別行動をする子供も全員ではない

ですが、思春期の心の傷は大きいです…)

 

 

 

 

 

日本にずっと居て、外国のリアルな生活を

経験していなかったら

 

「そうらしいね」

「でも本当のことなんてニュースやネットだけじゃわからないじゃん」

「過剰にネガティブに考えてるだけ」

 

と思っていたかもしれない。

 

 

「私には関係ない」

「旅行先では日本人はウェルカムじゃないの」

 

と他人事で、楽に過ごせた問題だけど

 

 

今こうやって考える経験をもらえて

人間としてもっと成長できるんだなと

違う視点で捉えたりもしてみようと

思っています。

 

 

特に私は、日本以外で過ごしていきたいと

小さい頃から、そして今も思っているから。

 

 

色々あっても

こうして「自分と違う社会」を

経験した人が多い場所ほど居心地がいい。

 

「自分の常識」を押し付けたり

「自分の社会以外興味な〜い」というより

他の社会との接点があったりする人ほど

器が広いし話していて面白い。

 

自分が周りと違ってもそれで良い環境って

すごく居心地がいいものです。

逆は、何歳であっても本当につらいもの。

 

 

 

だから、BMLもアジアンヘイトも

早くいい意味で混ざってお互いへの

教育が深められる日が来ることを

願ってやみません。

 

もちろん、「そんなことしてるから

ダメなんじゃん」って思う人たちにも

出会います。

 

自分も完璧だなんて全く思いません。

常に色んな失敗をして学んでいます。

 

 

 

 

 

昨日のドライバーさんのことを思い出して

色々書きたくなった次第です。

 

 

 

 

アメリカでは今、

政治や差別にあまり関心がなかった人が

大きく関心を持ちはじめていて

私もその影響を大きく受けていますハート

 

いい意味で影響しあえたらいいですよね