ぼくはメダカになりたい

ブログネタ：くせ、教えて 参加中

ソーナンスは凝るクセがある

プチバブル時代の人間にとって家で水槽にお魚を飼うのは憧れだった

そう金持ちの家には必ずあった

で、こんな感じのでかい魚飼ってて

「いや～元気すぎて水槽から飛び出てくるんだよ」

と自慢話を目を輝かせながら聞いていた目玉医の子供時代

「オレもいつか金持ちになって水槽から飛び出る魚飼う！」

と夢見てたが大人になればそこそこ金はあっても暇もなければ縁もない

まあ子供の頃の夢なんてそんなもの

しかしあるお祭りで家族が金魚すくいをしてきたことから事態は急転する

そう、金魚たちを殺すなという指令だ

勝手に友人から水槽だのポンプを借りてきてけっこう本格的だがその後の設置はなぜかソーナンスの仕事となる

子供の頃のドキドキがよみがえり気合いが異常に入る

すくってきた金魚は普通のヤツ二匹

黒いヤツ一匹

カルキを抜くとか色々悪戦苦闘しながらなんとか水槽を設置する

飛び出てくるようなでかいヤツではないけど家に魚がいる～癒される～

まだコケとか生えるはずもないのにコケ取り用とエビも投入

なんとなく本格的な感じに悦に入るソーナンス（呆れる家族）

しかし自分に似てると愛情を注いでいた黒い金魚は動きが遅く小さいヤツに攻撃されている

なんか超やばくね

そして尾びれがボロボロになって満身創痍のソーナンス金魚はあっという間に天に召された（涙）

その後もなぜか次々と金魚たちも昇天し、水槽に残ったのは

ヤマトヌマエビ４匹・・・

エビ水槽となったため家族から非難の嵐（世話はぼくだけ）

これはなんとかしなくてはいけないとコソっと近所にある以前から気になってた変わった金魚屋さん（？）に行ってみる

中はらんちゅうというブサイク・・・いやいや高級な金魚ばかり

国産　更紗らんちゅう

これ家で育てられるかなと不安そうにみているとお店のお兄ちゃんが察知してくれて

「それ育てるの難しいですよ。育てやすいお勧めな魚ありますよ」

「おお、それはなに？」

「メダカ」

「・・・・・」

「ただのメダカじゃないですよ。３色という特別なメダカですごい高値で取引されてるんですよ。丈夫ですし育てやすい。僕が育てているので特別に安くお譲りしますよ」

「買います！いえ飼います」

いえ、決して高値で売れるということで買ったわけではなく丈夫なのにきれいというのに惹かれました。こんな感じの鯉みたいになるらしい

楊貴妃三色錦透明鱗めだか

水槽に入れてみると稚魚のため色もなくただの小さいメダカだ・・・本当に色がつくのか

ただ何より感動したのはその生きようとする力

エサがないので適当に前回購入した金魚のエサを与えてみるとなかなか食べようとしないグルメ金魚にくらべ大きすぎるのに少しでもかじってやろうとワラワラと集まってくる

適当な容器にいれておけば勝手に生えたコケでも食べながら生存するというメダカ

最近忙しくて弱っていましたが彼らの生命力から学ぶことは多そうです

ということでクソ忙しいのに癒しを求めてメダカ水槽にはまり、いつものクセで懲りまくるのだった

しかし、そこには多くの罠が！！！！

ソーナンス水槽編、次回へ続く（かもしれない）