シルバニア☆リメイクブログ きらめきのひとこま -8ページ目

夜更けに
暖かな部屋のなか

ひざにクッションを抱え

バタークッキーをひとつまみ

ちょうどその同じころ…
ぴんと張りつめた天空の果て

エリダヌスの川の近く
狩人オリオンと
一角獣が出会っているよ

首が痛くなるくらい見上げてみて
冬の夜の壮大な大舞台

この季節がくるたびに思う

秋から冬の空の色、街の色って
どう表現すればいいのかな

うまくひとことでいえない
冬の空だっていうあのトーン

葉を落とし茶色になった木々

くっきり際立つ建物のレンガ色

その上に広がる白っぽい空

冷たい風が石畳の落葉を
からからと転がしていくのを見て

こころまですっかり
秋冬色に染めあげられて

ぐっと冷え込んだ夜が明けて

今年はじめての霜がきらきらと輝く
本日ひとつめの小さな感動…

いつもすぐ飛んでいってしまう小鳥と
しっかり目が合って

本日、特別のドキドキ

どんなひとが
どんな日にこれを買うのかしら…?

ハッピーと描かれたケーキは
本日最高のかわいい!

ふと目に留まった
大好きな移動遊園地のお知らせに

本日いちばんのワクワク…!
感動…!とか、
かわいい!とか、
素敵!とか、
ドキドキ!とかワクワク!とか…
そういうものに囲まれて過ごす毎日
夏の間

ほんとうによく働いてくれた
このかき氷機たち

少し疲れているようにみえるのは
気のせいではないはず

去年までは秋になると

お店を閉めていたのだけど

このお店に通わなくなるのが

いつもとても淋しかった

だから今年は
秋も冬もお店を開けていよう

考えたぬいてそう思いついたの

お店を手伝ってくれている
従姉妹に話をしたら

冬も夏と同じように
甘いものでみんなに夢を配りたい

そういう思いが一緒だとわかったの

甘くてとろけるような
チョコレートフォンデュを

出すようなお店にできたらばと
いま夢がふくらんでいるの
うまくいくかしら、難しいかしら…

ふたりで力を合わせて
小さな幸せを配れるお店を作ろう
秋も冬も続くような夢をみよう…!

丘のぎりぎりのところまで
真っ赤な太陽がおりてきて

窓辺に長い陽射しを届けるころ

やわらかなピンク色に染められてゆく
村の木々、おうち、教会…

家路を急ぐ人にも
おうちで帰りを待つ人にも

すべての村人に降り注ぐ安らぎの時間

