もう2年以上前の話になりますが、妊娠が発覚して毎晩のようにどのような育児をしていくのかを妻と話し合いました。

 

日本人だけど海外に20年弱在住し、日本人の感覚が薄れている父と外国人の母の間に日本で育つ子供。少し特殊な環境に生まれてくるので、沢山話し合いました。

 

話し合った結果、決めた事を今回は書きたいと思います。上手くいっている事もあり、試行錯誤して手直しされた物もあります。少し皆さんの感覚とずれている所もあるしれませんが、我が家の乳児・幼児期間の教育方針をお読みになってみてください。

 

  • 自分のペースでやらせる・他の子と比べない - 赤ちゃんはみんないつか寝返りをうって、座って、はいはいして、掴み立ちして歩き出すと思っています。話したり、走ったり、体が大きくなったりするもの自分のペースでいつか発達するから気にしないようにしています。平均と比べてどうなのかは気にはなりますけどね…なるべく比べないように心がけています。
 
  • 添い寝はしない - 職場の方や他のママさん達に聞いた所、日本では少数派みたいですね。妻と僕はベッドなので、添い寝するのは怖いのと、早めに自分のベッド、自分のスペースに慣れて欲しいと言う事で添い寝はせずに、ベビーベッドにしました。最初の6ヶ月は僕たちの寝室に、その後からは寝室の隣にある子供部屋にベビーベッドで寝かせています。たまに夜泣きすると少し面倒ですが、よく寝る子に育ってくれています。
 
  • 夜間授乳の役割分担 - 生まれてみないと分からない事の一つ、母乳は出るのか?母乳で足りるのか?幸いなことに殆どの粉ミルクを使わずに14ヶ月ごろに離乳完了するまで授乳をする事ができました。出産前はボトルを使って僕と妻、半々でミルクをあげられればと思っていましたが、あまりボトルを受け付けてくれなかったのと搾乳が面倒だったので、完全母乳に。妻が起きて授乳をしているのに僕だけ寝ているのも自分でモヤモヤしたので、授乳の時間になるか、泣いて起きると、オムツを確かめて、汚れていたらオムツ替えをして、妻に息子を渡す役をしていました。授乳中に寝落ちしてしまったら危ないので2人で起きていたら大丈夫かなという事でこうしていました。小声で話したり、スマホをいじったりして過ごしていました。その時間も今では楽しかった思い出の一つです。今は1回起きるか起きないかなので、妻にお願いしています。
 
  • テレビ無し - 結婚前に同居を始めてからずっとテレビはなかったのでわざわざ捨てたり隠しているわけではないのですが、テレビにベビーシットをさせるのが嫌だったのでテレビ無しの生活を続けています。最近は動物、植物に興味を持ってきたので、ネイチャードキュメンタリーをパソコンでみせています。絵本大好き、よく話し、よく遊びまわる子に今の所は育ってくれているのでよかったかなと思っています。
 
  • 保育園には入れない - 妻は来日してからパートで僕の職場でお世話になっていたのですが、妊娠6ヶ月あたりで退職しました。最初の3年くらいは家の教育方針に沿って育てたいので、保育園は使わずに妻には専業主婦をしてもらうことになりました。集団生活をさせた方がいいと言う意見も僕らの両親からありましたが、2人で話し合った結果、幼稚園からで良い、日中は妻と1対1で色々な事を、遊び場や公園、動物園などに連れていく方が息子の為になるのではないかと言うことになりました。
 
  • 日本語vs英語 - 基本、息子とは僕は日本語、妻は英語で接しています。このような環境で育つと話し始めるのが遅れると言われていますが、そんな事はない、なかったと思います。また、少し遅れようがそれが彼のペースだから良いよねと言う事で、完全に2ヶ国語で接しています。単語は発音しやすい方を言いますが、日本語も英語も理解しているようです。例えば、動物図鑑を見せて「くまさんはどこですか?」と聞くとくまを指差して「べぁー」。「Would you like a madarin?」と聞くと「みーかん」と言いキッチンの方は指差します。
 
  • 息子の功績は彼の功績 - 自分の子供が成し遂げたことを誇りに思う事はあれど、それを自慢する事はしないように心がけています。
 
  • 僕と息子だけの時間をつくる - 僕と息子の為だけではなく妻を育児から解放する為でもあったのですが、仕事から家に帰って、妻が料理当番の日は息子と2人で遊ぶ。沐浴、お風呂は生まれてからずっと僕担当です。授乳が必要だった頃は短めでしたが、土日のいずれかに2週間に一回ほど妻が外出、外に出たくないときは昼寝をしていました。カレンダーを遡ってみると、息子が6ヶ月の頃には妻は映画に行って、僕と息子はお留守番していました。それもあって僕と二人でもそこまでぐずる事なく外出、お留守番してくれるのだと思います。
 
  • やりたい事を気がすむまでさせる - 産まれる前に決めていた事なのですが、実践されてきたのは息子に自分の意思が出てきた最近ですね。難しい事ですが、時間が無くてもなるべくそうしています。1才児が何かに興味を持っても5分から10分くらいのものなので、僕も妻も少し時間に余裕を持って行動するようにしています。僕たちにはどうでも無く見えることでも彼なりに考えて、何かをとり入れようとしているのだろうなと思いながら待っています。僕はこの待っている時間が大好きです。最近では家を出たところの白とピンクの花を交互に指差して「わい ふらわー、ぴん ふらわー (white flower, pink flower)」を連呼している事がありました。バスに間に合うかわからなかったのですが、やめるまでさせてあげませた。たまに抱っこしてダッシュする事もありますが。
 
  • お互いを支持する、意思を統一する - この表現があっているのか分かりませんが(英語では'Have a united front.' ですs)、ママがこれをくれないからパパにねだるという事がない様にお互いの意思を統一する様にしています。もしも相手の言っている事がおかしいのではないかと思うと、息子の前ではなく、後で2人で意見を統一しています。
 
他には:
  • 息子の顔写真をSNSに載せない
  • 頻繁に海外の祖母、祖父にスカイプをさせる
  • あったとしてもお互いの悪口を息子に言わない
 
こんな感じですね、僕と妻は育児に関して同じ考えの事が多かったので結構すんなり決まりました。すんなり決まったと言っても、何度も同じ会話をしましたが。
 
息子の成長段階によってこういう決め事、気を付けていく事も変わっていくのでしょうが、これからも妻、(もう少ししたら)息子と相談しながら子育てを楽しんでいきたいと思います。
 
 
読んで下さった方ありがとうございました。
 
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