ご訪問いただきありがとうございます。
診察時のこと。
「先生、動悸、息切れがひどいんです。」
「副作用だと思うけど、あまりひどいなら
レントゲンを撮ります。」
「え？」
「肺に水が溜まるとか、再発も同じ症状が
出ますからね。どうしますか？」
「…。やめておきます。様子を見ます。」
「そうですね。様子を見ましょう。」
「先生、抗がん剤、4クールでやめても
いいですか？浮腫もひどいんです。」
ちょっと困った様子で
「うーん、4回でも6回でも、
効果は変わらないっていう説もあります。」
「え？ではやめてもいいんですね？」
「ただ、再発した時に、あの時6回やって
おけば良かったと思うようなら、
やった方がいいと思います。浮腫は副作用
なので、そのうち引いてきます。」
「…。」
「次回までに考えておいて下さい。」
考えるったって、やらなくていいなら、
やりたくないに決まっている。
でも主治医が自分からやめてもいいなんて
言うわけないし、言えない立場。
それにせっかく4回までがんばって、
あと2回で終わるんだから、
やった方が、気持ちはスッキリするよね。
主治医が、サラッと、
再発の話をしたのも、ショックだった。
またまた堂々巡り。
癌が見えないんだから、
やるもやらないも
気持ちの問題なんだよね。
あー、モヤモヤする。
そして後半になり、新たに、筋肉痛を感じる。
手が勝手にピクピクと震える。
血管が勝手にピクピクと震える。
会社の階段を一気に登れなくなる。
こんな身体で、
抗がん剤って、続けても
いいのでしょうか？
だんだん強くなる副作用に、
毎日疑問に思っていました。