耳の聴こえない絵描き
ソルト/Shiori Ueda
⇒自己紹介
問い合わせフォーム
◆◇-------------◇◆
うちには戦前の古いアコーディオンがある。
アコーディオンが好きとかそういうわけでもなく、たまたまの縁のあってわたくしのもとにきたもの。
ゆるやかな時間をゆるやかに奏でられるようにと新居に置いている。
しかしながら戦前のものなだけあって、アコーディオンを前に背負うためのベルトが経年劣化と腐食でボロボロになっててこのままでは肩にかけることもままならないもので
これまた、たまたま縁のあった革細工の作家さんに依頼してみた。
そして届いたものがこちら↓
雰囲気からして、もう合うに決まってる感じが。
作家さんのイタズラ心が入ってる。
作家さんのサインも入ってる。
セット完了。すごく良い感じ。
同じく戦前の建築であるこの家にもとてもなじむだろう。
来るひと来るひとに優しく奏でてもらえたらいいなと思う。
アコーディオンの音は聴こえないけれども
密着した胸やお腹から深く響いてくるんだよね。
「悠久」という感覚を深く感じながら、ゆるやかな時を生きていきたい。
(文/ソルト)