今日で5回目になる、Cafe コゲツドウ での
ガラスペイント。
5回目のテーマは『カチナ(精霊)』
カチナとは、アメリカインディアンのホピ族が祀る「精霊」。
日本の多神信仰(神道)と、ホピ族の精霊信仰は
とても似ています。
日本でいう「付喪神」に近い印象があります。
付喪神(つくもがみ)、といっても本来は
からかさおばけ、ちょうちんおばけ…妖怪、百鬼夜行のようなドロドロしたものではなくて
「全てのものには魂が宿る」という考えから生まれたもの。
ホピ族の「カチナ」も、あらゆる自然の中にいる精霊。
植物であったり、風であったり、水であったり…
自然を神と崇(あが)め畏(おそ)れ、祈りとともに生きる。
インディアン・ラコタ族の言葉
" Mitakuye Oyasin "
ミタクェ・オヤシン
「すべての存在はつながっている」
遠く離れていても 確かにつながっている
こうしてわたしが絵を描くことも
「全ての存在はつながっている」ということ。
それこそまさに、「糸」と「会」う
「繋」の糸と会うということ。
糸から線に繋がる。
線から絵が出来る。
そうそう…
真ん中に描いた精霊
お客さんから「全てを包むような女神に見える」と言われました。
剣を持っているのですけれども、それでも慈悲があるということなのかな。
女神とも男神とも意図していないけれど
見るものによって印象が変わるのは
この絵が
こころを反映させる存在だから。
いつでも精霊たちに会いに行ってください。
次に描き直すまで、そこにいます。