バレンタインですねバレンタイン
 

 
チョコレートに賞味期限はあるけど
私の気持ちに賞味期限はないので
受け取ってください!

 
ウン十年前、そんな初々しいことを言って
シロクマパパくまにチョコレートを渡した
黒歴史を消し去りたいシロクママですうさぎ
 
 
 
娘の通う学校では、チョコの持ち込みを
特に禁止されていないようで、
友チョコ交換するんだと言って
何やら用意していました。
 
ただ「禁止」はされていないものの
「毎年、健康被害(食中毒)の報告があるので、
手作り系は控えましょう」というアドバイスは
先生からあったようです。
土日に作って、日数が経過してから
持ってきたりしてるのかな。
 
そして、学校へは毎年のように
「チョコレート禁止にしてほしい」
という保護者の要望が来るんだそうです。
理由は
「先輩がくれるのに持っていかないわけにいかない」
など何となく周りがやっているから参加せざるを
得ない、というのが精神的にも金銭的にも
負担になるから、ということらしい。
 
確かに、いっそ学校で禁止してくれれば
みんな楽になるのに、と思わなくもないです。
 
 
昨年ゴディバが提唱した
「日本は、義理チョコをやめよう」に
賛同した私の職場ではついに今年から
バレンタイン廃止になりました。
もともと既婚者の多い職場で、
義理チョコに対するお返しが豪華だったりと
明らかに(お返しを用意する)奥様どうしの
見栄の張り合いが透けて見えたりして、
渡す方もお返しをする方も
負担になるから、ということで
廃止になって、すっきりさっぱりです。
 
その分、今年は自分用に買いました。
 
動物たちがみんなこっちを見ています。
かわいすぎて、食べられません。
 
シロクマさんがカップに入っていて
こちらも、もったいなくて食べられません。
 
クマのパン屋さん?
チョコレートでできたミニチュアパン。
精巧な作りに感動です。
 
 
バレンタイン特設会場の横で
どさくさにまぎれて販売されていた
どうぶつドーナツ。
かわいすぎて、かぶりつく時は
罪悪感でいっぱいでした。
 
バレンタイン仕様のものも。


 
 
それ予の科を設くるや
往(さ)る者は追わず来たる者は拒まず

by 孟子
 
性善説で有名な「孟子」が迎賓館に泊まった時、
役人のわらじがなくなる事件が起きた。
役人は孟子の弟子が盗んだと思い込んで
孟子を非難したが、孟子は
「仮に私の弟子が盗んだとしても、それは
大したことではない。私は学問の意志さえ
あればだれでも弟子にするし、去っていく者は
追わない。これが私の主義だ。」と言った。
 
教育には環境が大切であるという
「孟母三遷の教え」や
学問は途中で放棄してしまっては
何の価値もないという「孟母断機の戒め」で
有名な中国戦国時代の儒学者「孟子」が
弟子を取る時のスタンスだったようですが、
自分を信じられずに離れて行く者を
決して引き止めることはせず、逆に
自分を信じて頼ってくる者は
どんな人でも受け入れる、という意味です。
 
 
ちょうど、私の職場の仲間が
突然退職することになったのですが、
どうやら不満があって転職するようで、
10年以上一緒に仕事をしてきたのに
いちども相談を受けることなく
突然「辞める」と聞き、すごくショックでした。
急に辞められて自分の負担が増えることよりも、
自分が信頼されていなかったことの方がこたえました。
 
でも、捨てる神あれば拾う神あり。
この人手不足のなか、一緒に仕事をしたい、と
言ってくれる人が何人かあらわれて、最近では
「辞めたら後悔するような良い職場にしていこう」、
「この年齢で新しいことを勉強できることに感謝しよう」
と少しずつ前向きに考えられるようになりました。
 
人とつきあう時は、淡々とした精神が大切であり、
学ぼうとしてやってきた者は
その過去にこだわることなく受け入れるべきであり、
去っていく者は追ってもしかたがない。
相手の意志にまかせ、自分は淡々とするのが一番よい。
 
孟子の教訓が、今なら
すんなりと入ってきます。
 
 
 
中学受験シーズンが終了して、
ひそかに応援していた方々のブログで
「合格した」という報告が
上がっているのを見ると
なんだか自分もうれしくて、
一緒になって喜んだりしていました。
一方で、残念な結果に終わってしまった方には
どんな言葉をかけたらいいのか分からず・・・。
 
 
私自身の古い話で恐縮ですが、
第一志望の大学は不合格で
第二志望の大学へ進学しました。
そして、4年生になる時のゼミ選びでも
第一希望が通らず、第二希望どころか
第四希望くらいのところに配属されました。
ついてないな、と思いましたが、
そこで出会ったのがシロクマパパくまで、
現在に至ります。
 
もし、第一志望の大学に合格していたら、
もし、第一希望のゼミに配属されていたら、
もっといい人生だったかも、と思わなくもないですが、
当時「ついてないな」と思った道を
進んだおかげで、今があります。
きっと、受け入れてくれたところが
自分にとってのNo.1なんです。
 
 
去る者は追わず来たるものは拒まず
 
過ぎ去ったことに気をとられるよりも、
自分のこだわりを捨てて
今、与えられたものを大切にしていけば、
きっといいことがあります。
 
私も、この年度末、それを信じて
乗り切ろうと思います。
 

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