1年が10年
先日、記しました広島に住む又従兄(またいとこ)のコレクション集成のアシスタントをしています。指示に従って作品の写真撮影と収蔵庫の整理をしています。
97歳の彼は、「これから100歳までの1年は、若い時の10年に値する。」と語ります。日本民藝協会の特別顧問を務めています。
「幸いにご縁を頂いて巡り合えた素晴らしい品々を充分に味わいたい。ご縁を頂いて知り合った民藝の仲間たちに一緒に楽しみたい。」と瞳を輝かせます。
居間にパソコンとプリンターを備えました。
スマホ・アイパッド・大型テレビ画面と連動して、民藝仲間が好きな時にいつでも楽しめるように自分のコレクションを公開する方針です。
「デジタル環境を整えて多くに人と繋がりたい。長生きは素晴らしい事だ。
ただ長生きするだけではつまらん。長く生きた分だけ人が未だかつてしたことがない事をしてみたい。世の中にはこんな素晴らしいものがあるんだと感動を分かち合いたい。」と話します。
生きている事が歴史を奏でているような人生です。