東京国立近代美術館「The備前」見学記② | 豊池美術店のブログ
2019-03-05 08:57:43

東京国立近代美術館「The備前」見学記②

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The備前」の会場で異質な存在の逸品に出会いました。

白い備前焼の置物です。江戸時代と表記されています。

二匹の幼い獅子が互いの身体に噛み付こうと攻撃しています。

一匹は転がり、もう一匹がそれに覆い被さるように牙を剥いています。唸り声が聴こえて来ます。

それは喧嘩をしているのではなく、又じゃれ合っているのでもなく、こうして成長していくのでしょう。

このような形の二匹の獅子の姿を「狂獅子」(くるいじし)と呼んでいます。

この白い備前焼は動き出しそうな生命感を湛えています。そして、絶妙なバランスを保っています。

東京国立近代美術館では、この置物だけを独立させて展示し四方から見ることが出来るようにています。

ぐるりと回って鑑賞しても全く隙(すき)手を抜いたところが見当たりません。お見事!

林原美術館所蔵と記していました。旧岡山藩主・池田家に伝わった品かも知れません。

息が詰まる程の名品です。作者は記されていませんでした。

日常の生活雑器、高級茶ノ湯道具、嗜好品の置物 展示されている古備前は今まで多くの書籍で紹介されている名品揃いです。「The備前」は時代を超えて展示しています。

 

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