「備前焼の狛犬」相原武弘著(日本文教出版)ご紹介 | 豊池美術店のブログ

「備前焼の狛犬」相原武弘著(日本文教出版)ご紹介

 

 

本日、相原武弘氏がご来店くださいました。
氏は備前焼細工物に造詣の深い方です。複数の出版をされています。
先般、豊池美術店のホームページにて紹介しました「白備前糸巻獅子香炉」に興味を持たれて訪ねて頂きました。
「白備前糸巻獅子香炉」は既に他のお方に御買上頂いた後ですが、楽しくお話をさせて戴きました。
相原武弘氏の事は数年前に新聞で知り、その書籍を手に入れたいと想っていました。
書籍の帯の裏表紙部分には「備前焼細工物の探究者が仕事の傍ら休日を利用してマイカーで訪ね歩いて見つけた10年の集大成」と記しています。
熱い内容です。よくぞ!ここまで!と驚愕します。
今日も備前焼狛犬の調査で岩手県遠野市から帰って来たばかりと伺いました。
あの「民話の宝庫」と云う「遠野」に備前焼狛犬が在ると想像すると嬉しくなりました。
いつから備前焼狛犬に興味をお持ちになりましたかと質問しました。
「若い時に内臓の疾患で入院した時に、退院したら自分が生きた証しを何か残したいと想った。
それから休日に備前焼狛犬の調査に出かけた。」と語られます。
うーむと肯きます。
そして、治療薬の副作用でうつ状態になる人もいる中で自分は狛犬の調査があるので、その状態に至らなかったとも話されました。
趣味・道楽の中には人を救うものもあると感動しました。


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