こんにちは。創作TALK経由はじめましての方向けに自己紹介から入らせて頂きます。
あずみと申します。
創作小説サークル「冬青」名義で約5年半、その前の合同サークル時代を含めると約8年、同人誌をつくって文学フリマやコミティアなどのイベントに出させて頂いてます。ジャンルは、最近は百合(GL)が中心になってきていますが、何でも好きなので企画等ではちまちま色々書いています。また「栗谷あずみ」名義で商業TLも書かせて頂いてます。
ということで、今年一年の創作の振り返りをしていこうと思います。年始に立てた目標は
・目標(完成)枚数 原稿用紙換算300枚
・「ワスレナウタ」総集編を出す
・長編の経験値を増やす(取りかかる)
・お仕事ものにチャレンジする
でした。完成枚数は毎年、記事を書く時点で手作業で集計するので、どきどきします。どうかなー。
第二回文学フリマ京都の無配ペーパー用。1月上旬、3日、現代もの。
柳川麻衣さんとの合同誌
「Wedding Invitation」(頒布中)収録の「風船と鍵穴」のスピンオフ。京都を舞台にしたものが書きたくて。リアル中学生の頃新選組が好きだったのが滲んでいます。オタク友だちとの旅行は楽しいものです。イベント前に書いたものですが、実際の京都旅行も、結局彩里とめぐみの会話みたいになっていた気が…。
WEB公開。3月上旬、1日、現代もの。
新幹線で、はじめてタブレットで書いたスケッチ小説。手書きにしろなんにしろ、何かを書き殴り続けていた帰省期間。思うことがなかなか形にできなくて苦しい時もあるのですが、とりあえず書いておいて、宿題として先送りすることもできるので、小説という表現手段がこの世にあってありがたいなと思います。
☆「エリート同期の溺愛プレゼン」原稿用紙換算70枚
商業(
配信中)。3月頃、現代恋愛。
ぶんか社さまの「無敵恋愛S*girl(エスガール) 2018年 7月号」に掲載いただきました。
お仕事ベテラン女子! お調子者系営業男子! 末永く仲良くやれそうなふたりですね。
ヒロイン関内さんと後輩社員の中川さん、ヒーロー戸塚くんの名前は、横浜市営地下鉄ブルーラインの駅名からお借りしました。
☆「コンフェッティ」原稿用紙換算18枚
「もがれないlemonの話をしてもいい?」原稿用紙換算15枚
ななさんとの手製本合同誌「常葉の書架」(頒布終了)用。5月中旬、7日、現代もの。
四冊セットに、裏テーマとして四季を振り分けていて、私は冬と春の担当でした。春らしく見える桜装丁が冬のお話で、冬らしく見えるレモン装丁が春のお話、と意図せずひねくれた作りになっていたのですが、季節を狂おしく想うのって、その季節のど真ん中ではなかったりしませんか? そういう話だったのかな、と、今となっては考えます。(当時は締め切りラッシュでただ必死でした。)
☆「城のさき」原稿用紙換算67枚
☆「誘惑トワレ開発室(全三話)」原稿用紙換算185枚
商業(
配信中)。7~9月頃、現代恋愛。
ぶんか社さまの「無敵恋愛S*girl(エスガール) 2018年11月号~2019年1月号」に掲載いただきました。
テーマは比較的自由でいいので、三話連作で、雑誌一回限りの読者さまにも楽しんで頂けるよう… ということで、どうしようかなと考えていたのですが、なにを思ったのか打ち合わせで「”おじさま”とかは難しいでしょうか?」と予定になく口を滑らせ、「いいんじゃないでしょうか」とOKいただきました。ら、らっきー…。紳士なおじさま、楽しく書けましたし、調香については、色々本を読んで奥深い世界だなぁ…、と感じ入りましたので、もう少し書きたい気持ちも少しだけ。でも最終話の流れはとても気に入っています。
WEB公開。”
毎月14日は『ツイノベの日』!” 8月お題:踊り に参加。8月下旬、1日、ジャンルいろいろ。
ツイノベふたつ。去年習作として書いて未公開だった300字SSを再編集して供養しました。ダンスはいつか長編で書きたい大切なモチーフです…!
☆「ドSなお医者さまに淫溺契約を結ばされました。」原稿用紙換算93枚
商業(
近日発売)。10月頃、現代恋愛。
2019年1月9日発売のオパール文庫「極甘エロスなアンソロジー1 年の差ラブ」に掲載いただきます。細かな部分の情報がまだ出ていないので… タイトルからわかるようにドSな医者で契約恋愛です。TLももう七年くらい書いているんですけど、過去最高に THE 王道 といえる感じに仕上がったのではないかと…! 緊張しつつ。
☆「さらわれたあの子のはなし」原稿用紙換算1枚
“
第7回300字SSポストカードラリー”テーマ:「雪」用(近日公開)。11月中旬、1日、ファンタジー。
300字SS。
森村直也さんの写真とのコラボ。もうあとは印刷に出すだけです。一見きれいなんだけど、よく見るとちょっと残酷な、冬青テイストの大人の童話という感じになりました。予定が定まらず、直参か委託か迷っているのですが、来年3月の第八回Text-Revolutionsで頒布予定です。
☆「可否時間」原稿用紙換算3枚
“
ペーパーウェル第一回” テーマ:「贈る・包む・添える」用(期間限定公開)。11月下旬、2日、大正もの風。
掌編3つ。
さかいさんのデザインとのコラボ。少しレトロな珈琲店がモチーフ。テーマに合わせ、誰かに差し上げても大丈夫な、厭味のないものにしよう…と思ったため、いつもの冬青よりブラックや毒が薄めです。ブログアップ時にちょうど配信中なのですが、素敵なデザインのおかげで、本当にたくさんの方に見て頂けて感激です。
☆「三十一じゃ足りないお皿」原稿用紙2枚
個人用。11月下旬、1日、短歌。
11月の文フリ東京で購入した
「BL短歌がつくれるノート」で遊んでいる時、#短歌条例 という遊びも知って、短歌16首からなる短歌条例の折本を個人的につくってお世話になった方に送りました。かわいいものができた気がするので、短歌をご存知の方からフィードバックを受けてみたいような、遊び半分なので恐れ多いような…。
☆「汽水町一丁目(仮)」原稿用紙1枚
個人用。12月上旬、4日、俳句。
上のノートで遊んでいるうちに五七五がかぞえられるようになったので(あとゲームのイベントの影響を受け)、俳句か川柳かわからないものを10句ほど作ったのち、俳句の入門書的なものを読んだりして推敲しました。4日自由時間があったら短編小説の初稿ができた…と思うと、少ない文字数に苦労がぎゅぎゅっと詰まってる感ありますね。これも俳句界隈の方に見て頂くのは怖いけど、小説でできなかったことが俳句ではさらっとできたので、時々はこういうことをやって頭を柔軟にできたらな、と思います。
以上です。さて、完成枚数は…475枚ですね! 文句なし目標クリアです。
次。「ワスレナウタ」総集編を出す。
出ました!
この作品はですね…、ものすごく時間的な贅沢をしました。改稿の取り掛かりが2017年1月で…、途中に短編~中篇執筆などを挟みはしたものの、今年4月までかかって一文一文ブラッシュアップをしたので…。ひとつの作品にこんなに時間をかけていては、一生に書ける作品数も必然的に少なくなってしまう、と何度もその必要があるか自問自答したのですが、自分自身が納得できるクオリティでこの作品を仕上げたい(ストーリーに手を入れるわけではないので、本当に、絵で言うところの作画クオリティを上げるためにほぼ書き直し、という)という気持ちを優先しました。自己満足ですね…。
そして満足しました! 本当に! もう数年経ったらやっぱり変… って思うかもしれないですが、ベストは尽くしたので、後悔はない…というやつです。棺桶に入れてもらいます。
これから紙の値段があがるとか、増税だとかを思うと、これだけ原価が高い本をずっと頒布し続けられるかどうかわからなくなってきましたが、可能なら、このお話を求めている方のお手元まで届きますように、少しの灯になればいいけれど…。
でも、そうですね、本当に私にやれることはやって、手が離れた感じがしています。(続編を書かないとは言ってない。)
しかし本当に書きたいお話が渋滞してきたので、そちらにも振り分けてあげたいものです。ということで次。長編の経験値を増やす(取りかかる)。
まだ本文は書けてないですが、いくつかのお話のために、資料を読み込んだり、実際に見るためにお出かけしたりしています。勝負は来年・再来年でしょうか。
ラスト。お仕事ものにチャレンジする。これは、本来設定していた「お仕事ものライト文芸の長編を書く」という意味では達成できませんでした。ただ商業の方で、「商社の社員」「調香師」「医者」など初めての題材を書くことができたので、少し経験が積めた気もしています。いろんなものになることができるから、楽しいですね、物書きって。役者さんと似ているような。
ということで、今年はとてもがんばりました。花丸、って気持ちがあります。「ワスレナウタ」が出せたというのが本当に大きかったですね…。あと、忘れてはならない、
エブリスタさんの超・妄想コンテスト 第65回 「プレゼント」で
「アリエンス」が大賞をいただいたこと…! あれで、賞が欲しい妖怪という憑き物がひとつ落ちました。でもまだこっそり出したりしてます。もっともっと読んで欲しい妖怪。
商業も新しい挑戦をさせて頂いて大変ありがたかったですし、企画や合同誌も、たくさん助けて頂けたおかげでお約束ごとをやり遂げることができ、充実した一年となりました。手落ちがあってご迷惑をおかけした面もあったかと思うのですが、すみません…、皆さまの優しさに助けられて生きております。
イベント参加は以下の感じでした。
・1月 文フリ京都
レポ
・2月 コミティア東京
レポ
・3月 花鳥風月(委託)・恋するパレット(委託)
・5月 コミティア東京・文フリ東京
レポ
文フリ金沢
レポ
・6月 2OL・
静岡文学マルシェ(委託) レポ
・7月 テキレボ
レポ
・9月 文フリ大阪
レポ
ゆめつむ(委託)
・10月 天神さんの古本まつり(委託)
・11月 文フリ東京(委託)
・12月 冬コミ(委託)
多いですね…。後半委託が続いたので今年は少なめだと思ったのですが、こうしてみると多かった…です。
イベントにはたくさん救われました。進行中の原稿に追われて会場に這って行ったところへ、お立ち寄り頂いたり、お声がけ頂いたり、遠くから来ましたって言って頂けたら、もうもう、溶けます…。輪郭がなくなるくらい嬉しいです。顔なじみの皆さまにお会いできて、あったまりもしました。そして家に帰ったらすぐ、精神的につめたい部屋にこもり(比喩)、時間を経てかさかさと乾いた感じに成形され直し、またイベントで溶かされひとに戻り…。
みたいなことをしていたら燃焼しきってぼうっとする日もありますねそりゃ。サウナと水風呂だもの。無理もない。ということで、あの気力が湧かない日々は何だったの、の謎が最近解けたのでした。「ワスレナウタ」発行の後は、今にして思えばちょっとひどかったですね。もう大分回復しています。
執筆期間以外もネタを考えたりプロットを出したり文章チェックしたり、資料を読んだり、告知したり宣伝したり、印刷所やデザイナーさんとやりとりしたり、企画のご連絡等でなんだかんだ忙しくしていたんですが、私はわりと事務は嫌いじゃないのでそういうのは苦ではなかった… のですが、時間がなくてご連絡の文面がそっけなくなったりして、人に失礼をやらかしてないか心配でなりません…。すみません…。
なにはともあれ、たくさんのご厚情を賜りまして、無事に一年を終えることができ、今は満足感があります。来年もこういう気持ちで迎えられたら良いな、と思うくらい、何十年に一度の充実した年(ボジョレヌーボー…)でした。
例年ならばこの振り返り記事で締めるのですが、今年はもう少し告知がありますので…。
お見苦しいかもしれませんが、来年への助走だと思ってもう少しバタバタしようと思います。
今年良いことがあった皆さまも、お辛いことがあった皆さまも、あたたかな年末が迎えられますように。寒波が近づいてきているということですので、どうぞ、お身体ご自愛くださいませ。