※3/13 西野生誕祭がより面白くなるお話です。
読んでも読まなくても本編の内容はわかると思います。
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準備は整った
読み合わせも
フォーメーション作りも
ミザンスもつけた。
衣装も大丈夫!…なはず。
あれこれ考えていると
どんどん増えていく荷物
こうやって大荷物グリーンは出来上がっていくのである。
今日は3/13
私の4回目の生誕祭。
毎年生誕祭の前日はワクワクして眠れないのだけど
昨日突如やってきた甥っ子達と遊んだおかげか
びっくりするくらいぐっすり眠れた。
遊んでいるうちに所々に出来た痣や傷はなかったことにしよう。
『大丈夫…だよね』
呟いた言葉は雨の音に消えていった。
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『はい!今日もよろしくお願いします!』
会場に響きわたるメンバーの声
ここ、初台DOORSで
あと数時間後には本番が始まるのだ。
みんなの衣装も可愛い。
芝居未経験の子もたくさんいるのに
それぞれが一生懸命取り組んでくれた。
正直、自分の生み出した作品にはまだ不安がある。
去年はさやなが背中を押してくれて
初めて書くことが出来た芝居の台本
今回は大丈夫だろうか…
メンバーみんな楽しんでくれるだろうか…
何より、ファンのみんなは楽しんでくれるだろうか…
モヤモヤする気持ちをかき消すように
ステージを早足で立ち去った。
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いつものことだが、
本番前の楽屋は賑やかだ。
セリフの確認をする声や
今日の弁当を美味しそうに食べる音
衣装について話す声…
「コンビニ行ってきますけど、何かいるものある人いますかー??」
大丈夫ー!
ファミチキ買ってきてー!
色んな声が飛び交う中
『帰ってきたら起こしてー』
そう言い残し目を閉じる
…もうすぐ始まってしまう
…あぁ、この瞬間をいつまでも覚えていよう
後悔が残らないように
みんなともっと、夢をみたいんだ
『おやすみ』
耳を塞いだヘッドホンから
オルゴールの音色が流れた
to be continue…