企業を異様な安値評価してるのは、株式市場だけ
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チャートで確認するとこうです。 http://quote.tse.or.jp/tse/quote.cgi?F=histidx/HistIndex&basequote=151_2001&diff1=154_2001&diff2=155_2001&diff3=152_2001&begin=2000/06/26&end=2008/06/26&mode=M&histtype=CSV 本日の朝刊で知ったのですが、つい最近テレビ朝日が朝日新聞社の株式を提携目的で購入するとき、従業員持株会が購入する価格の40倍で購入していたそうです。 朝日新聞社は非上場企業ですが、上場していているために、非上場企業より割安に叩き売れているのが、現在の日本の株式市場でございます。 とりわけ新興市場は、これ、指数算出来最低の数字なのではないでしょうか? 過去を振り返れば、日経平均が8000円を割れた頃は、企業が次々に倒産し、銀行の不良債権がどこまでも膨らんで、そのために資金の貸し出しを渋るどころか引き上げてさらに市況は悪化し、銀行の不良債権がさらにどこまでも膨らむという、一般人でさえパニックになっていた時期でございます。 しかるに新興市場は、今はそれほどのパニック状態でありましょうか? 前述もしましたとおり、上場さえしていない、もしくは出来ない企業のほうが、ずっとまっとうに株式を評価される状況なのであります。 こんな馬鹿げたことがありますでしょうか。 実は、株式の評価と言うものは、株価以外にも評価を見る手段があります。 決算書に載る一株純資産という数字です。 しかし企業というものは、資産を持てば持つほど税金が高くなりますから、極力これは抑えようと、必要以上に減価償却や暖簾償却を進めてしまうものでございます。 この状態を見極めるには、借入金の自己資本に占める割合に注目すべきです。 小額のサラ金ならいざ知らず、銀行などが担保をなしに、企業に金を貸すことなどありえないからです。 つまり銀行等が貸した出しただけの金額は、その企業に資産価値があると評価されているのでございます。 そしてこちらの方は、比較的常識的な評価水準で落ち着いているのでございます。 つまり株式市場だけが、企業に対し、異様な安値評価をつけているのでございます。 皆さんの周りで、株を手放した話が満ち溢れてますか? 今年の1月から3月期の日本株大暴落の過程で、外国人の投資主体における持ち株比率の減少は、1%にも満たないことはご存知ですか? おかしいとは思いませんか(笑) 相場に対して、こんな考え方がございます。 機関投資家が株を買いたい時ほど、株価は安くなるのが相場です。 安く買いたいために、買いを手控え、相場を売り崩していくからです。 私は個人投資家ですから、こういう事態は狂喜乱舞する絶好のチャンスでございますよ。 勿論機関投資家と張り合っても相場で打ち負かすことなど出来ませんから、いくら株価を下げられても損切りする必要の無いように、余裕資金による現物株投資ですけどね(笑) |