当記事は、諸般の事情により、「お友達登録の方向け」に移行しました。
<特集>実力内需株をマーク(1)=波乱含みの相場のなかで買える銘柄は?
内需系の実力株をマークしたい。このところの日経平均株価は2万500円前後で比較的落ち着いた動きとなっている。ただ、ニュースフローによって上にも下にも大きく振れる傾向は変わっておらず、なかなか手を出しにくい状況だ。実際、東京株式市場の出来高は連日の10億株割れとなっているほか、米国市場の出来高も低水準だ。
当面は米中通商協議の行方、世界景気の動向、この二つを踏まえた各国中央銀行の金融政策が焦点、という状況は変わりそうにない。外部環境に左右されにくい内需セクターから有望株を探してみたい。
内需系の実力株をマークしたい。このところの日経平均株価は2万500円前後で比較的落ち着いた動きとなっている。ただ、ニュースフローによって上にも下にも大きく振れる傾向は変わっておらず、なかなか手を出しにくい状況だ。実際、東京株式市場の出来高は連日の10億株割れとなっているほか、米国市場の出来高も低水準だ。
当面は米中通商協議の行方、世界景気の動向、この二つを踏まえた各国中央銀行の金融政策が焦点、という状況は変わりそうにない。外部環境に左右されにくい内需セクターから有望株を探してみたい。
<特集>実力内需株をマーク(2)=ウエルシアH―上期業績の上ブレに期待
・ウエルシアホールディングス(3141)を狙ってみたい。20年2月期第1四半期(19年3-5月)の連結業績は好調に推移し、据え置かれた上期(3-8月)の業績予想には上ブレの可能性がありそうだ。
同社の20年2月期第1四半期業績は、売上高2104億4200万円(前年同期比10.7%増)、営業利益81億3600万円(同31.3%増)。「医薬品・衛生介護品・ベビー用品・健康食品」、「化粧品」をはじめ全品目が増収となったが、特に、採算の良い「調剤」が売上高を373億7200万円(同17.0%増)に伸ばして全体をけん引。大幅増益を達成した。
会社側は上期の営業利益予想164億円(同9.1%増)を据え置いたが、第2四半期(6-8月)の予想営業利益は計算上82億6400万円(同6.5%減)にとどまり保守的な印象。上ブレ期待の広がりとともに株価の水準訂正が進みそうだ。
・ウエルシアホールディングス(3141)を狙ってみたい。20年2月期第1四半期(19年3-5月)の連結業績は好調に推移し、据え置かれた上期(3-8月)の業績予想には上ブレの可能性がありそうだ。
同社の20年2月期第1四半期業績は、売上高2104億4200万円(前年同期比10.7%増)、営業利益81億3600万円(同31.3%増)。「医薬品・衛生介護品・ベビー用品・健康食品」、「化粧品」をはじめ全品目が増収となったが、特に、採算の良い「調剤」が売上高を373億7200万円(同17.0%増)に伸ばして全体をけん引。大幅増益を達成した。
会社側は上期の営業利益予想164億円(同9.1%増)を据え置いたが、第2四半期(6-8月)の予想営業利益は計算上82億6400万円(同6.5%減)にとどまり保守的な印象。上ブレ期待の広がりとともに株価の水準訂正が進みそうだ。
<特集>実力内需株をマーク(3)=東亜道路―建設事業の次期繰越高は2ケタ増と順調
・東亜道路工業(1882)をマークしたい。同社の20年3月期第1四半期(19年4-6月)の連結決算は、売上高が168億7600万円(前年同期比5.7%減)で、営業赤字は8億5200万円(前年同期は9億7200万円の赤字)に縮小した。建設事業で、完成工事高が87億3100万円(同18.4%減)に留まり、セグメント損失は6億6100万円(前年同期は5億9300万円の赤字)に拡大した。一方、建設材料などの製造販売・環境事業では、売上高が81億4500万円(前年同期比13.1%増)、セグメント利益が2億7400万円(同2.3倍)と大幅な増益となったことで、全体の赤字幅は縮小した。第1四半期末時点で建設事業の次期繰越高は、440億8700万円(同25.3%増)と順調な積み上がりとなっており、業績の拡大が期待される。
株価は、7月4日に年初来高値となる3470円を付けた後、全体相場が軟調な展開となったこともあり、8月9日に3035円まで調整する場面がみられた。PERは4.7倍台で、建設セクターの平均PER8.9倍より低く、PBRは解散価値とされる1倍を割り込む0.3倍台にあることなどから、見直し買いが進みそうだ。
・東亜道路工業(1882)をマークしたい。同社の20年3月期第1四半期(19年4-6月)の連結決算は、売上高が168億7600万円(前年同期比5.7%減)で、営業赤字は8億5200万円(前年同期は9億7200万円の赤字)に縮小した。建設事業で、完成工事高が87億3100万円(同18.4%減)に留まり、セグメント損失は6億6100万円(前年同期は5億9300万円の赤字)に拡大した。一方、建設材料などの製造販売・環境事業では、売上高が81億4500万円(前年同期比13.1%増)、セグメント利益が2億7400万円(同2.3倍)と大幅な増益となったことで、全体の赤字幅は縮小した。第1四半期末時点で建設事業の次期繰越高は、440億8700万円(同25.3%増)と順調な積み上がりとなっており、業績の拡大が期待される。
株価は、7月4日に年初来高値となる3470円を付けた後、全体相場が軟調な展開となったこともあり、8月9日に3035円まで調整する場面がみられた。PERは4.7倍台で、建設セクターの平均PER8.9倍より低く、PBRは解散価値とされる1倍を割り込む0.3倍台にあることなどから、見直し買いが進みそうだ。
<特集>実力内需株をマーク(4)=ALSOK―収益拡大に期待、テクニカル好転に需給妙味も
・綜合警備保障(ALSOK)(2331)はマーク続行の対象になる。20年3月期第1四半期(19年4-6月)の連結決算では営業利益71億8100万円(前年同期比21.0%増)を達成。通期の同利益予想は346億円(前期比7.2%増)と3期連続の最高利益更新を見込む。主力のセキリティー事業を核に増勢ペースを保っている。特に東京五輪・パラリンピック開催期間に当たる来21年3月期は特需効果で一段の収益拡大が期待され、フォロー要因として改めて見直される可能性がある。
株価は、7月31日に年初来高値5390円を付けた後、おおむね5100円を挟んでのもみ合い相場となっている。ただし、すでに25日・75日の各移動平均線上に復帰するとともに、日足一目均衡表の「雲」上に抜け出し、テクニカル好転の流れにある。
ちなみに、16日申し込み現在の信用取引残高は買い残が5万2300株、売り残が5万1200株とほぼイーブン。一方、同日報告分の株券等貸借週末残高によると、借り手のカラ売りポジションにつながる貸付残高は有担保・無担保合計で40万株強に上り、需給妙味も内包している。
・綜合警備保障(ALSOK)(2331)はマーク続行の対象になる。20年3月期第1四半期(19年4-6月)の連結決算では営業利益71億8100万円(前年同期比21.0%増)を達成。通期の同利益予想は346億円(前期比7.2%増)と3期連続の最高利益更新を見込む。主力のセキリティー事業を核に増勢ペースを保っている。特に東京五輪・パラリンピック開催期間に当たる来21年3月期は特需効果で一段の収益拡大が期待され、フォロー要因として改めて見直される可能性がある。
株価は、7月31日に年初来高値5390円を付けた後、おおむね5100円を挟んでのもみ合い相場となっている。ただし、すでに25日・75日の各移動平均線上に復帰するとともに、日足一目均衡表の「雲」上に抜け出し、テクニカル好転の流れにある。
ちなみに、16日申し込み現在の信用取引残高は買い残が5万2300株、売り残が5万1200株とほぼイーブン。一方、同日報告分の株券等貸借週末残高によると、借り手のカラ売りポジションにつながる貸付残高は有担保・無担保合計で40万株強に上り、需給妙味も内包している。
