17時21分配信 モーニングスター
(ファン・お気に入り登録の方)向け
来週(19-23日)の東京株式市場で、主要株価指数は下値固めの展開か。景気後退入りの前兆となる米長短金利の逆転現象をきっかけに14日の米国株式市場は大揺れとなり、15日の日本株も軟調展開を余儀なくされたが、以降の両市場の動きを見る限り、それもいったん落ち着きつつあるようだ。
直近の米株下落は、9月のFOMC(米連邦公開市場委員会)での0.5%の大幅利下げを意識した催促相場の様相を呈しており、改めて金融緩和への期待が広がる可能性がある。折りしも、来週は米ワイオミング州ジャクソンホールで、主要国の中央銀行幹部らが集まる年次経済シンポジウムが22-24日の日程で開催される。23日に講演するパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長の発言内容で、仮に再びハト派的なスタンスを打ち出せば、市場心理の好転につながるとみられる。むろん、米中貿易摩擦への警戒感はくすぶったままであり、トランプ米大統領がネガティブな発言をすれば、相場の重しになる。
スケジュール面では、国内で19日に7月貿易統計、23日に7月消費者物価指数などが発表される。海外では、21日に日中韓外相会談、米7月中古住宅販売件数、22日に米7月CB景気先行総合指数、23日に米7月新築住宅販売件数などが予定されている。
23日の日経平均株価は小幅反発し、2万418円(前日比13円高)引け。朝方は、売りが先行した。世界景気の減速懸念が続き、円相場が強含んだこともあり、下げ幅は一時100円を超えた。一巡後は、時間外取引での米株価指数先物高や円高一服を受け、持ち直しの流れとなり、いったん上げに転じた。中国株高も支えとなり、後場早々には一時60円高まで切り返した。その後、再度マイナス圏入してから持ち直したが、上値は重かった。市場では、「下値では下ヒゲ陽線が目に付くが、買い上がる材料がなく日柄調整に入るかもしれない」(準大手証券)との声が聞かれた。
(ファン・お気に入り登録の方)向け
来週(19-23日)の東京株式市場で、主要株価指数は下値固めの展開か。景気後退入りの前兆となる米長短金利の逆転現象をきっかけに14日の米国株式市場は大揺れとなり、15日の日本株も軟調展開を余儀なくされたが、以降の両市場の動きを見る限り、それもいったん落ち着きつつあるようだ。
直近の米株下落は、9月のFOMC(米連邦公開市場委員会)での0.5%の大幅利下げを意識した催促相場の様相を呈しており、改めて金融緩和への期待が広がる可能性がある。折りしも、来週は米ワイオミング州ジャクソンホールで、主要国の中央銀行幹部らが集まる年次経済シンポジウムが22-24日の日程で開催される。23日に講演するパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長の発言内容で、仮に再びハト派的なスタンスを打ち出せば、市場心理の好転につながるとみられる。むろん、米中貿易摩擦への警戒感はくすぶったままであり、トランプ米大統領がネガティブな発言をすれば、相場の重しになる。
スケジュール面では、国内で19日に7月貿易統計、23日に7月消費者物価指数などが発表される。海外では、21日に日中韓外相会談、米7月中古住宅販売件数、22日に米7月CB景気先行総合指数、23日に米7月新築住宅販売件数などが予定されている。
23日の日経平均株価は小幅反発し、2万418円(前日比13円高)引け。朝方は、売りが先行した。世界景気の減速懸念が続き、円相場が強含んだこともあり、下げ幅は一時100円を超えた。一巡後は、時間外取引での米株価指数先物高や円高一服を受け、持ち直しの流れとなり、いったん上げに転じた。中国株高も支えとなり、後場早々には一時60円高まで切り返した。その後、再度マイナス圏入してから持ち直したが、上値は重かった。市場では、「下値では下ヒゲ陽線が目に付くが、買い上がる材料がなく日柄調整に入るかもしれない」(準大手証券)との声が聞かれた。

