~最終更新日2024/05/15~

 
 

 

一般的なタランチュラの飼い方についてまとめました。

随時更新していく予定なので、参考になれば幸いです。

 

目次

 

  基本情報

 
タランチュラとはオオツチグモ科の蜘蛛の総称です。
主な名称としては以下の通りです。
アメリカ大陸のタランチュラ【バードイーター
アジアのタランチュラ   【アースタイガー
アフリカのタランチュラ  【バブーン
樹上性タランチュラ    【ツリースパイダー

体長3cm程の小さいものから、体長10cm程でLS30cm程になる大型のものまで様々です。

🔰初心者🔰におすすめする種類はバードイーター】で、カーリーヘア・ブラジリアンブルー/ブラック・メキシカンレッドニー辺りが性格も温厚な個体が多く、扱いしやすい為おすすめです。

 

その他蟲でよく使う用語

 レッグスパン(LS) :第1歩脚先端から第4歩脚の先端までの長さのこと。対角で図る場合と左右図り平均を取る方法がある。

   最終脱皮   :主に性成熟した♂に向かって使われる言葉。飼育下では栄養状態が良い為最終脱皮した後に脱皮することが稀にある。

ブリーディングローン:♂もしくは♀の片方を持ち、他の飼育者さんの相方と掛けて繁殖したものを分配する方法。一般的に半々もしくは、繁殖させた方が少し多く貰う。

 

  飼育ケージ

個体の大きさに合わせた大きさのケージを用いる。

ベビーだとプリンカップが用いられる場合が多い。

バードイーター【底面積】バブーン・アースタイガー【土の厚み】ツリースパイダー【高さ】

を重視する。

通気性が良いケージを用いるとガスが溜まり難くトラブルが少ない

なので米びつやプリンカップを用いる場合には、通気孔をたくさんあけましょう。

迷ったらプラケースの中をオススメします。(大半の種類が飼えます)

この辺りは種類によって様々なので明確には示せない。

  水入れ

ベビーは溺れる場合があるので入れない方が無難。

土に水分があればそこから接種する

アダルト個体になれば溺れない程度の深さの水入れを置くと良い。

小さい種類にはペットボトルの蓋等を用いることもある。

地中性のタランチュラに対しては重い容器は使用せず、巣を張った後に置くと良い。

※下に入り込んでの挟まれ防止、水入れを巣の外に置きたい場合。

 

  

コオロギなどの昆虫、ネズミや鳥など
 
与えたことがあるもの一覧
・コオロギ(イエコ、フタホシ、冷凍)
・ピンクマウス
・エビ(生のエビ)
・鳥ササミ、むね肉(油分をよく洗ったもの)
 
ベビー時は毎日食べるだけあげると成長が早い。ただし食べ残しはすぐに取り除くこと。
ヤング・アダルト個体には週に1~3回の給餌が良いと思っている。
鶏肉やエビなどをあげた後は土交換をおすすめする。
※腐敗ガスが出やすいと思われるため
 

  レイアウト

バードイーターの場合
レイアウトを壊さないような個体が多い為凝ったレイアウト可。
ただし、高さがあり突起物があるレイアウトは落下した場合にけがをする恐れがある為やめた方が無難
※海外での事故事例あり
 
バブーン・アースタイガーの場合
巣穴を掘り、糸を張り巡らす為レイアウトはできないことがほとんど
大きいものをドーンと固定してレイアウトすると下に潜り込み押し潰される可能性がなくなる為おすすめする。レイアウトをする際は潜り込み気を付けること。
 
ツリースパイダーの場合
巣穴は気に入った筒の中に作ることが多く、レイアウトできないことはないが難しい。
レイアウトをするなら、少し大きくなってきた個体で始める方が良い。
コルクを斜めに立て掛けると良い感じになると思う。

 

  その他機材

ヒーター
熱源のあるもので空間全体を暖めるようにする事。
厚手の手袋
牙が通らない程度の手袋ならあった方が良いかもしれません。
 
長めのピンセット
毒蟲のためできるだけ距離が取れるものの方が好ましい。
 
空きカップもしくはケース
生体移動時にかぶせるて移動すると噛まれるリスクが低減します。
 
下敷きや固めの紙など
上記のかぶせものの下を抑えるもの。

動く生体のメンテナンスの際、ピンセットや生体のカップ等必要なものを入れ中でメンテナンスすると脱走防止に繋がる。
同様にかやの選択肢もあるが人が中でメンテナンスすると咬傷の可能性があるためここではビニール袋をおすすめする。
 

  普段のメンテナンス

ベビー時はできる限り毎日給餌し、土交換も頻繁に行う。(1~2週に1回程度、アダルトは月1~2回程度)
ヤング~アダルトは1週間に1~3回程度給餌し、水入れの水を交換する。
給餌の次の日には、餌の食べ残しを確認しあれば取り除く。
毎日土の湿り気を確認し、乾燥してきていたら給水を行う。
 

  注意していること

 1.毒をもっているため素手で触れることが無いよう、間接的に触れ合う。
 
 2. 水入れを入れていない個体は乾燥しないようによく確認する。
 
 3. 脱走させないようメンテ時には大きい衣装ケースの中で2重ケージもしくは袋に全て入れてメンテを行う。
 

  さいごに

今実践している飼育方法のまとめで大半の種類に当てはまるようチューニングしたものになります。

もっとこの種の情報を詳しく欲しいと思う方は、X(Twitter)やコメント等で質問していただければと思います。

こんな情報が他に欲しい、訂正した方が良い箇所などがあればコメント等にて教えていただけると幸いです。