生徒の成長を見るテスト週間と、疑問に思う「聞く力」 | のびのび勉強できる空間「新安城スクール」~塾の日々~

私事で恐縮だが、11月23日は結婚記念日だった。

 

結婚したときは会社員で、1年後に夫婦で塾を始めるなんて夢にも思っていなかった。

 

そして塾を始めてみると、11月23日は2学期期末テストのテスト週間ど真ん中だった。

 

テスト週間中の土日や祝日は授業日でなくても塾を開け、生徒が自由に来て勉強や質問できる教室にしたかった。

 

私たちはそんなふうに生徒たちと触れ合うのが好きだった。

 

テスト週間のたびに成長していく生徒を見るのが喜びだった。

 

だから30年以上、結婚記念日は生徒たちと楽しい時間を過ごすことができた。

 

 

 

しかし、コロナが来て、長時間の密を避けなければならなくなった。

 

学年別に時間を設け、自由に勉強できる度合いが限定的になった。

 

さらに昨年から公立高校入試が早く行われるようになり、それに伴って中学の定期テスト日程も早まった。

 

今年の2学期期末テストは11月21日に行われ、11月23日はテスト週間ではなくなった。

 

30年以上、同じサイクルで続いていた時の流れが変わったのだ。

 

何も基準がないとピンとこないが、たまたま結婚記念日があったために、ちょっとしたズレに気づいてしまったというわけだ。

 

時が過ぎれば何かが変わっていくのは常だ、ということを改めて思い知らされた気がする。

 

時の流れとともに、移ろいゆく世を思う気持ちである。

 

 

 

話は変わるが、「聞く力」が自分の長所だと言って首相になった人がいる。

 

国会でも「意見は丁寧に聞きながら、今重大なこの経済の局面において、政治が何を決断するのかが重要だという思いで政府の経済対策をしっかり説明していきたい」と訴えたそうだ。

 

「聞く力」とは「聞くだけで受け流す力」だったようだ。

 

 

 

各メディアの支持率は、毎回最低を更新していく。

 

とうとう支持率は気にせず、すべき経済政策を推し進めていく、とまで言ったとか。

 

支持率こそが国民の声ではないのか。

 

支持率をも受け流す、最強、いやいや最凶の首相なのかもしれない。

 

時が過ぎれば、何かが変わっていくのは常だといっても、支持率を気にしない首相の出現は困ったものだ。

 

 

 

小さな決断、大きな未来→https://www.sinsuku.jp

 

 

 

レンヤ「オイラたちのボスはモンテ兄さんなの?」

ブンタ「まあ、一番年長だからね」

 

モンテ「イカ耳で〈聞く力〉があるよ」