東北大震災で何もかも失い、1年たっても何も変わらない状況です。あるのは仮設住宅の生活だけだっだ。

 そんな生活をしているアキピーに、「不屈のギャル魂なんだから、前を向きなよ。なんて言えない」と、歩は悩んでいた。

 ルーリーは、アユ(歩)の気持ちを母親の愛子に話した。愛子は歩の心をおもんばかったが、「分かるけど、今の歩が自分で気づかないと、自然の成り行きに納得がいかないと思う。あの子は特にそういう子っ。だから、高1のときギャルの服装をして退学になったのよ」と、諦め気味に、母親の忍耐と愛の波動を、歩に送った。

 当のアユ(歩)は、今日もチャンミカの店にいる。アユが答えのないことについて考え込んでトゲトゲしているので、チャンミカは彼氏のター君に頼んで合コンを設定した。こういう時の女子は、美味し食べ物か、恋の潤いが必要なのです。

 アユは食事会だけならいいけど、、などと言いながら最初は拒んでいた。

 が、当日になると本気のギャル装備になっている。。すでに体は前を向いています。ギャルにとって、素性のいい男性は大切なんです。そこは女という生き物の本能です。皆さん、許してあげて下さい。

 だけどさー、モテたくて本気モードになる時こそ、女性は多少控えめにしたほうがいいと思うな。そうしないと、『とにかく私を理解してよ』みたいな自己主張を感じて、男はしんどいと思うよ。

 まー、それに耐えられるかが、男に対する女の耐久試験でもあるのだろうけど、、、多分ね、ナンパ師の男でもない限り、普通の男性は、女性の服装などについて、ぼんやりとしたイメージでしか見ていないと思う。気付かないんだって。あははは。だから女性も頑張っているうちに、Tバックを着けるようになったのだと思う。動物化ですけど、まぁいいや。

 さて、合コンです。メンバーは、チャンミカ、ター君。アユ、服装ディザイナーの三田村。ルーリー、一休建築士の貫井が、それぞれに向かい合って座っています。

 まず、ワインで、「カンパーイ。」

 心に傷やエネルギー不足ない、0磁場の女性たちは、初見10秒~30秒で男の品定めを終えます。しかし、その数十秒で、女性の深層意識にある本能は、男の本質に気づいています。後は、将来性があるか?と、厳しくリサーチするだけです。

 そうではあるのですが、その前に女同士で褒め合って、自分たちの価値を上げる算段も必須です。男性は、こういうときの女性の感覚について考えたこともありません。

 この合コンは、既に女性達のフィールドでっす。乱すと嫌われます。

 しかし、ター君が「僕ら本当に、ギャルの方々を尊敬してるんです。前向きで明るくていいですねー。だから、僕もミカちゃんを好きになりました」などとのたまった。チャンミカは「もう、ター君たらー」などとトロけています。。。

 いいけど、、、だけど、コリャー、怪しいな。なんかね、紅白出場歌手であるマダム殺しの「純烈」、その雰囲気がアリアリだ。この男達はギャル殺しか。。

 アユちゃんは、三田村にぞっこんに惚れて、キャバクラから風俗嬢に売られたりして。。。

 服飾デザイナーの三田村は、有名ではないのだが、オーシャンブランドという会社に勤めている、、、と話した。

 しかし、アユは、その会社の社長と知り合いだった。

 さてさて、三田村の正体は、どうなのでしょう?

 アユはこの縁に前向きになってしまいました。どうも危ないな。

 聖人は渡辺靴店に来ています。二人で、商店街を盛り上げるために、テレビ番組を呼んだり、生バンドのカラオケ大会を開いたりしたらどうかと相談しています。

 渡辺さんはジャズが趣味です。聖人は今度一緒にジャズを聞きに行きたい、などと話して、仲間意識を盛りあげていました。

 が、そこへ、「サイキョー」の高沢が、土地の買取の見積もり書を持参した。高沢も間の悪い男です。当然、渡辺さんに追い返される。

 だけど、テレビ番組や芸能人、生バンドだけでは、地域の人が集まるだけで、大きな話題にはならないよね。

 気分直しに、渡辺さんと聖人は「中華太極拳」で飲むことにしました。

 渡辺さんは、ギャルたちの靴をたくさんカスタマイズしていた。センスの良いギャルもいるし、弁護士を目指す頭の良いギャルもいます。

 渡辺さんは、店に来るギャルたちから、ナベベと呼ばれていて、人気者。

 ナベベは、お客のギャル達とたくさんのプリクラを撮りました。みんなでプリクラを撮り、そこに書き込む言葉を考えて、今が楽しくなったら、それが思い出になるのです。その思い出は小さな喜びですが、彼女達にとって清くて大きな成功であり、今を生き切るための励みなのです。

 ナベベ(渡辺さん)は、「商店街を盛り上げるのもいいけど、こういう小さくても清い喜びが大切なんや」と呟いた。聖人も納得だけはした。彼は『ナベさんは、真紀ちゃんとの小さな清い思い出を、もっと作りたかったんだろうな』と察した。

 じゃぁ、桜通り商店街は、大阪ギャルの聖地にしたらいいかも。渋谷109は、ギャルファッションの聖地だけど、桜通り商店街は、ギャルの格好していても、暖かいおじちゃんとおばちゃんに囲まれる街にすればいいね。

 月一回のペースで、ギャルの祭典をすれば、全国から人が集まってくるだろうね。109と連携してもいいね。

 聖人は家に帰って、今日の話を愛子にしていた。

 と、そこへ、糸島の「ひみこ」のママが訪れた。

 今日は、ドラマとしてはいろいろあったのですが、しかし、今日も環奈ちゃんが出演しておりません。何かあったんでしょうか?体調不良でしょうか?それとも、フジテレビの件もあるし、半島系NHKの重役や週刊誌のゴロツキが、この不出演に絡んでいるのでしょか?環奈ちゃんは大丈夫なのでしょうか?、の一席です。

 45年ぐらい前、和至は、テレビ業界の怪しくてせこい話をその道の人に聞いていた。

 考えすぎかもしれませんが、なんか怪しいので、今日は瞑想のことについては書きません。以上です。