さて、四聖諦の四つの真理の二つ目。講談社の前記の経文より。
「苦の原因のという聖なる真理。
友よ、それでは、苦の原因という聖なる真理とは何か。それは再び迷いの生存へと導き、喜びと貪りをともない、いたるところに歓楽を求める渇愛のことである。すなわち、欲望へ向かう渇愛、生存への渇愛、生存の断滅への渇愛である。友よ、これが、苦の原因という聖なる真理といわれるのである。」
私は、一つ目の苦という聖なる真理を説明したので、とりあえず、二つ目も書こう。
苦の原因は、間違ったバランスで執着し、渇愛することだろう。それは、普遍的基盤からのバランスを失うことを示していると私は思う。言い変えると、迷いでもあると思う。迷いは、感覚的にすっきりしていない。ただ、感覚がすっきりすればいいということでもない。全体に善なる心の空間んを保たないとね。・・・つづく。