深層意識を、表面意識まで起こす(意識化する)、つまり、「気づく」ということと、表面意識に、知識を固定化された形で、覚えさせると、いうのは違う。なので、前文は、少々、ややこしい文章になってしまったが、申し訳ないけど、今は分かるところだけ、読んで考えて欲しい。

 それで、赤ちゃんの心の空間の話に戻るのだが、赤ちゃんにしてみれば、喉が乾けば潤してもらい、笑えば喜んでもらい、糞をしても心配してもらい、時には「いっぱい、出たね。」って、ほめてもらえる。当り前に育って、一歩、歩いたら、これまた、「偉いわねー。」と、大喜びしてもらえる。親にしてみても赤ちゃんにしてみても、当り前だけど、赤ちゃんにしてみれば、自分の存在価値は、とてつもなく大きく存在し、しかも、幸せだろう。それなりに、親子の愛を感じる時も多いいと推測される。

 親と子の社会空間ならそれでもいいと思う。縁があって、それなりの親子の愛があるのだから、それで、私はいいと思う。本の大げさな知識に振り回されなくてもいいとも思う。(余談だが、、派手で楽しそうな成人式の、あの若者が、時々テレビのニュースになるけど、彼らは元気だよね。その親の子供だよ。色々あるんだろうけど、でかい赤ちゃんにも見えるね。そんな時は、良くも悪くも社会が、彼らの親かも知れないね。)

 そして、やがて子供が大きくなり、今までと違う空間に出会う。そこは、親の心の空間とは違う。子供の心にしてみれば、自分の今までどうりの空間を、正しいと思っているのだから、そこを生きようとするよね。慣れてるし。

 その結果、子供にしてみれば、理解ができないまま、良いとか悪いとか、勝手に言われて、評価されて、つらいよね。

 新しい空間があるということを、誰か教えてあげないと、生きにくくなるかもね。・・・つづく。