と、いう事は、・・・・・と考えてしまうね。 

 まぁ、全体、いつの時代も、ある若者は、人間にもなれず、人間以下にもなれず、親と、世間と、人生の生き方に夢に理に、混乱して、心が孤独を受け切れずに、何かの繋がりを求めた後、彼らなりの妖怪になっているのかも知れない。そして、何かのきっかけで、妖術が、解けて、人間になる者もいる。

 彼は、

「後は、マナーの為じゃなくて、生きていくために必要な躾や、 色々な価値観の中で、自分自身の進歩を、開けて行く方向に、歩んで行くコツを、身につけさせるんですよ。」と言う。私は、

「めんどくさいなぁー、妖怪は。要するに、生きて、晴れ晴れと行け、ということでしょ。」と言うと、彼は、

「そうですけど、説明しなきゃ、行けないでしょう?。」と言う。私は、

「口が立つなぁ。」。彼は、

「でもですね。たとえば、幼稚園から小学校に上がるときに、社会が自分の思うようにはならないことを、説明しとかないと、子供が混乱して、苦しむんですよね。いじめられたり。」などと、鋭いところをついてくる。私が、

「どこで、知ったの?。」と聞くと、

「僕がそうだったから、分かるんですよ。」と言う。・・・・・つづく。