改めて、ゲームの話をば。
僕のスタンスは、「子どもがやりたいなら、ゲームやらせてあげればいいじゃん」です。
「子どもがやりたいなら」です。
ゲームに関心持っていない子に、やらせる必要はありません。
もうちょっと言えば、
「子どもがやりたいことは、積極的にやらせてあげよう」
っていうスタンスです。
これが『遊びの解放』ってやつです。
以前、ある親子の元へ伺わせていただいてですね。
このお母さんも長年僕のメルマガを読んでくれていて、
「遊びの解放」
を実践しています。
それで、そこの子どもたちもゲーム大好きな子です。
でも、やるのはゲームだけじゃないんです。
8歳と、4歳だったかな、の子たちなんですが、絵本を一緒に読んでみたり、カルピスにスルメを浸して遊んでみたり、そんなこともしていました。
それと、ゲームですね。
マインクラフト。
子どもがやりたいのは、本当はゲームだけじゃないんです。
でも、ゲームを制限すると、ゲームをやりたい気持ちがすごく強くなります。
その結果、ゲーム以外のやりたいことは、見えなくなるし、その気持ちは失われていきます。
でも、逆説的ですが、ゲームを好きにやってもいい、ってなると、それ以外のこともやっていたりします。
ゲームを思う存分できると、ゲーム以外のことにも興味を示すようになるんです。
なんでこんなことが起こるかっていうと、子どもたちの気持ちは
「ゲームをやりたい!!」
じゃないから、です。
子どもたちは、ゲームをやりたいんではないんです。
ここ重要ね。
子どもたちは、ゲームをやりたいわけじゃない。
そうじゃなくって、子どもたちは、
「楽しいことをやりたい!!」
なんです。
楽しければ、何だっていいんです。
謎の動きをするから、楽しい。
めまぐるしく変化するから、楽しい。
カラフルだから、楽しい。
変な見た目だから、楽しい。
五感を刺激するから、楽しい。
何を以て楽しいとするかは、挙げればキリがないのですが、楽しいものであれば、ゲームでもいいし、ゲームじゃなくてもいいんです。
『遊びの解放』をすると、最も楽しいもの"以外"も見えてくるんです。
ゲームが好きだとしたら、ゲーム以外の「楽しい」が見えてくる。
楽しいものの種類が増える。
だから、総合的な楽しさは増える。
でも、『遊びの制限』をすると、最も楽しいもの"しか"見えなくなります。
ゲームが好きなら、ゲーム”しか”見えなくなります。
そうしたら、楽しいものの種類が1つになるし、必死になります。
そうすると、それは楽しいからやる、というよりは、その時しかできないから、やる。
その時に存分にやっておかないと、もったいないから、やる。
というように、ちょっと楽しむ理由が変化します。
「楽しいからやる」
のではなくて、
「その時にやっておかないともったいないからやる」
っていうように変化するんです。
だから、ゲームに制限をかけると、ゲームをやめられなくなります。
じゃあ、既に子どもがゲームにハマっている場合は、どうすればいいのか?
答えは簡単で、存分にやらせておけばいい、っていう話です。
で、ここで大切なのは『コミュニケーション』です。
親にできることは、子どもがやっているゲームをどうこうすることではないんです。
ここを間違えていると、
子どものゲームを止めさせる
↓
子どもは抵抗する
↓
親子喧嘩
↓
子どものゲームがさらに加速
↓
・
・
・
っていう感じになっていきます。
ゲームをするかどうか、やめるかどうかは、子どもが決めることです。
親が力ずくでやめさせても、子どもが納得することはほとんどありません。
ゲームを取り上げたり、壊したり、売ったりすることは、たしかにゲームをやめさせられるけど、子どもとの関係は悪くなりますよね~。
自分の大好きなものを奪った相手には、少なからず恨みを持ちますよね。
これは簡単に想像つくと思います。
親ができることは、ゲームをどうこうすることじゃなくって、ゲームをしていないタイミングのコミュニケーションをどうするか、です。
また、親が一緒にゲームをしてみる、っていうのもありかもしれません。
親がゲームするかはどっちでも構いません。
少なからず、ゲームをしていないタイミングのコミュニケーションで、子どもの振る舞い方は変わってきます。
子どもを肯定的に迎えるのか、子どもに小言を浴びせるのか、ですね。
そうやって考えていくと、
「子どもがゲームしていることが問題」
なのではなく、
「親が、ゲームをどう捉えているかが話のキモになってくる」
っていうことが分かると思います。
「ゲームをしている子どもに、心が反応する親にこそ課題がある」
っていうことですね。
問題じゃないよ。
“課題”ね。
親の成長ポイントです。
子どもを信じられるようになる課題。
親が自分の気持ちをコントロールできるようになる課題。
親子の関係を良好に保つ課題。
たとえ、ゲームをしていても、子どもとの関係を良好に保てるようになる課題。
親によって課題は異なりますが、
「ゲームをしている子どもに、心が反応している」
っていうことは、
「そこに親の成長ポイントがある」
っていうことです。
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