フリースクールや、通信制の学校、不登校児童に配慮した学校など、色んな教育の場所が増えてきました。
それでも、僕は、
「勉強をしなくてもいい」
とは思っていません。
っていうか、
「義務としての勉強は要らない」
とは思ってるはいるけど、子どもが自分らしく幸せに生きていくために、
「勉強することは必須だ」
って思っています。
ただ、勉強はもっともっと多様でいい。
ゲームだって勉強の対象にしてもいいし、学校の5教科に含まれないような分野だって勉強の対象にしたっていい。
「子どもが思う存分にハマれること」
であれば、どんどんのめり込んで、学んでいけばいい、って思ってる。
それこそ、ゲームは現時点で、世界の市場規模は、
2200億ドル~4000億ドル
(35兆円~60兆円)
にも上ります。
しかも、まだまだ成長している市場です。
つまり、それだけ仕事がある、っていうこと。
ゲームの世界にのめり込んで、ゲーム関連の仕事をするようになれば、まだしばらくは食いっぱぐれることがない。
そんな市場が広がっているからこそ、ゲームについて学ぶことは、将来の職業にも繋がっていきます。
そもそも、おもしろいゲームを作ろうと思ったら、おもしろいゲームと、つまらないゲームの両方を知っていないといけないから、たくさんゲームすることは良いことになるはずですよね。
こないだ、中学生に
「スマホで何をしてるの?」
って聞いてみたんです。
そしたら、
「友達とインスタやってる」
と教えてくれました。
今から20年くらい前だとコミュニケーションツールと言えばLINEだったけど、今はLINEだけじゃなく、インスタもコミュニケーションツールになってる。
インスタでフィード投稿やリール動画、ストーリーズをアップしたりする。
ライブ配信をする子もいるそうです。
Tiktokもコミュニケーションツールになってるみたいです。
知らない人の動画も見るけど、友だちが動画アップしたりして、そういうのも見たりするんですって。
僕はインスタは仕事でしか使ったことないけど、子どもたちの間では、友だちとのコミュニケーションツールとしても機能してるみたい。
そして、同時に、自己表現のツールでもあるみたい。
ゲームやインスタを一義的には捉えられなくなってきてる。
ゲーム = 娯楽
スマホ = 良くない
みたいな、そんな単純な話じゃなくなってる。
たしかに使ってる端末は1つなんだけど、その端末1つでできることが多岐に渡ってきてる。
僕ら大人側の知識や理解を広げていかないと、
「よく分からないから制限をかける」
「なんとなく不安だから制限をかける」
みたいなことをやっていると、未知の恐怖と同時に、未来の可能性まで一緒に制限をかけちゃう。
僕ら親が、自己肯定感低いまんま、未知の恐怖から目を背けて
「怖いから制限」
「不安だから制限」
ってやってると、子どもの未来の可能性をどんどん狭めていってしまう。
しかも、制限をかけても、大して安心できないんだな、これが(笑)
本当に子どものことを想うのであれば、
「子どもを邪魔しない」
っていうのは、最低限できるようになっていたい。
子どもがゲームしてようが、スマホいじってようが、邪魔しない。
なんで、制限をかけたりしなくていいのか?っていうと、子ども自身も、
「自分をより良くしようと思って、選択していることだから」
です。
自分の楽しみのためだったり、
心を満たすためだったり、
幸せを感じるためだったり、
成長を感じるためだったりするから。
冷静に考えてもらいたいんだけど、子ども自身が
「自分を貶めるための行動を選択する」
なんて、本来やるはずないやんね(笑)
もし、自分を貶めるような行動を選択してるんだとしたら、それは
「子どもの自己肯定感がすでに低くなってしまっている」
っていうこと。
それは言い換えれば、
「それよりずっと前から、親の自己肯定感が低かった」
っていうことです。
その場合、
「まずは『親の自己受容』から始めましょう」
っていう話になってくる。
子どもの自己肯定感が高い状態なら、子どもがわざわざ自分を貶めるような行動は選択しない。
子どもの自己肯定感が低くなっているなら、それは「親の自己受容」に取り組んでいきましょう、ってこと。
なので、子どもの邪魔はしなくてもいいんです。
そして、ここからがおもしろい話で、子どもの邪魔をしないでいると、
「遅かれ早かれ、子どもは自分から勉強を始める」
んです。
それは、学校でやるような5教科の内容かもしれない。
学校でやらないような内容かもしれない。
それこそ、プログラミングやゲームに関する学びかもしれない。
動画を作ったり、SNSをやったりして、自分なりに何かを発信することかもしれない。
絵を描いたり、スポーツをしたりするかもしれない。
何に興味を持って、何を学び始めるのかは、子ども次第です。
子どもの興味関心に沿って、今、子どもが最も学びたいものに取り組んでいきます。
「何を学ぶのか?」のヒントをスマホから得ていたりもします。
スマホは「悪いもの」ではなく、
「子どもの世界を広げてくれるもの」
です。
子どもが、スマホを使って、自分の世界を広げるようになるには、
「遊びの解放」
は必須です。
スマホを制限しちゃうと、許された時間に、自分の衝動のままに使っちゃうからね。
子どもが理性的に、自分が求めているような使い方をするためには、
「遊びの解放」
をして、自分の主導権を取り戻しておかないといけない。
そして、スマホを前にしても、衝動的にならずに冷静でいられるようにならないといけないんです。
制限されるから、自分でも見たいかどうか分からないものにスマホを使っちゃうんです。
「遊びの解放」をすると、勉強することすら、
「やりたいこと」
になります。
BASEの子どもたちが、他人に止められても勉強をやめないのは、
「勉強がやりたいことになっているから」
です。
言ってみれば、大好きなゲームと、勉強が、同列になってるんです。
だから、止められてもゲームをやめないのと同じように、止められても勉強をやめなくなる。
ただし、子どもがそうなるには、一朝一夕では無理です。
「遊びの解放」を継続的にやっていって、子どもの「やりたい気持ち」を取り戻していく必要があります。
それこそ、
「スマホ使いたい!!」
みたいな衝動に打ち克つほどの強い「やりたい」が必要です。
それだけ強い「やりたい気持ち」は、遊びに制限を掛けている状態では、ほとんど失われてしまいます。
だって、親という絶対的な権力の前に、子どもは従うしかないからね。
「だったら、そもそも『やりたい気持ち』なんて、持たない方がいいわ」
っていう判断をしちゃう子も少なくありません。
恋愛漫画のヒロインが
「別れるのが辛いなら、最初から出会わなければよかった・・・」
って言って涙をするのと同じようなことが起こるんです。
どうせ制限されるなら、最初から「やりたい」なんて思わない方がいい、って考えるようになります。
この状態を
「勇気くじき」
って言います。
やりたい気持ちをコントロールすることは、比較的簡単にできます。
他にもやりたいことが増えてきたら、コントロールせざるを得なくなりますからね。
だからこそ、
でも、一度失われたやりたい気持ちを後から復活させるのは、
子どもの年齢が上がるほどに難しくなります。
なので、
「遊びの解放」
はなるべく早い段階で始めた方がいい。
今、この瞬間が、子どもが一番若い瞬間です。
「後にしよう」
って思えば思うほど、「遊びの解放」をするのが難しくなっていきます。
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