なんでかっていうと、
「お金をもらえないとお手伝いをしなくなる」
「お金がいらない時はお手伝いをしてくれなくなる」
「『仕事』について、大いなる誤解を与えるから」
からです。
「お手伝いをしたら、お金をあげる」
っていうルールを設定したとします。
このルールは、
「子どもがお金を欲しがっている」
っていう前提があるはずなので、当然ながら、
「お金をもらえないなら、お手伝いをしない」
「お金が要らない時は、お手伝いをしない」
ってなりますよね。
親がどんだけ困っていても、です。
子どもの中で、
「お手伝いとは、お金をもらってするものだ」
っていう刷り込みがなされるわけですね。
でもさ、これは僕の価値観でもあるんだけど、
「困ってたら、助けてくれる」
っていう関係性の方が良くない??
子どもにだって、
「親には笑顔でいてほしい」
「親の役に立ちたい」
っていう気持ちがあるんだから、わざわざお金を渡さなくても、
「困っている時は助けてほしい」
って伝えて、助けてくれた時にはちゃんと感謝の言葉を伝えていると、手伝ってくれるようになるよ。
「困った時は、子どもが助けてくれる」
ってことを信じられていない場合、よくある思い込みが、
「子どもは、お手伝いをするのが当たり前だ」
みたいに思っちゃってることがあります。
だから、子どもに指示や命令しちゃう。
「ご飯を食べ終わったら、お皿をシンクまで持って行って、洗いなさい」
みたいに。
上下関係を築いて、子どもに命令しちゃうと、お手伝いが「義務」になるわけじゃないですか。
誰が「義務」になったものをやりたいのか?っていうね(笑)
横の関係にして、困ってるなら、
「困ってるねん」
って言ったらいいし、ほんで、
「困ってるから助けてほしい」
って言ったらいいのよ。
普段から、横の関係にしていれば、子どもはよっぽどのことが無い限りは、助けてくれます。
子どもの優しさ、善意で助けてくれるようになります。
お手伝い制には、
「いやいや、子どもには『働いてお金をもらえる』ことを学習してほしいんだ」
っていう考えもあると思います。
これも、僕はオススメしていません。
ツッコミどころは2つ。
お手伝いをしてお金をもらえるなら、おかんは?
母親は、無償で、子どもよりも、もっとハイレベルな家事をこなしてますけど??
ってならん???
もう1つは、
「仕事は、『お金をもらうこと』じゃなくて、『困ってる人を助けること』だよ」
です。
「働いたらお金をもらえる」
っていう理屈でいくなら、
「お母さんは、もっと高額な報酬をもらわないといけない」
よね。
じゃないと、子どもは
「母親よりも、低クオリティな家事をしても、お金をもらえるんだ」
っていう誤解をしちゃう。
お皿を綺麗に洗ってるお母さんは無償で、
お皿に洗い残しがり、お母さんよりも全然時間かかる子どもは有償。
おかしくない??って思うんだよね。
実際に、お手伝い制を採用すると、
「お皿を洗ったんだから、お金をちょーだい」
ってなったりするんだよね。
「家事の結果」ではなく、「家事をやったこと自体」に対して、お金の請求があるわけです。
やっつけ仕事であっても、「やったんだから、お金をちょーだい」ってなる。
ほんで、お金をもらえないなら、
「もうやらない!!」
ってなる。
ただし、お手伝い制は、
「子どもから言い出した時」
はあり!
子どもの方から、
「お金が必要だから、これからお皿洗いするから、100円ちょうだい」
って言ってきて、親が承諾して、お手伝い制を始めるのはあり。
なんでかっていうと、
「主導権は、親にあるから」
です。
この場合、
「お皿が綺麗じゃないので、お金はあげられません」
って言えます。
親からお手伝い制を言い出した場合は、親の方に、
「子どもにお手伝いさせたい」
っていう気持ちがあるから、
「主導権は、子どもの方にある」
んだよね。
「多少、雑でも、お手伝いをさせたいから、お金をあげるか・・・」
ってなりやすい。
ほんで、子どもが
「雑で、適当な仕事でも、やったらお金をもらえるもんなんだ」
っていう学習をしていくわけですね。
仕事は、
「困っている人を助けること」
にあるから、本来なら、
「無償でも、人を助ける」
ってやりたいんですよ。
「お金をもらうなんて良くない」
って話じゃないよ。
「お金をもらわなくてもやりたいし、人を助けたい」
っていうのが前提にあって、その上で、
「価値あることをしているのだから、お金をもらう」
「自分にも生活があるのだから、お金をもらう」
ってこと。
「お金をもらうこと」
じゃなくて、
「人を助けること」
が仕事の本質ですよね。
他者に価値を提供したからこそ、その見返りとして報酬がもらえる。
価値を提供するのが先で、報酬をもらうのは後です。
まだ知識に乏しかったり、スキルが未熟だったりすると、修行して、無償で仕事をさせてもらうこともあるじゃないですか。
子どもがお手伝いをするのも、そういう位置づけだと思うんです。
だから、仕事について教える時には、
「お金をもらう喜び」
よりも、
「他者に貢献する喜び」
を教えた方がいいんじゃないかと思ってます。
ということで、お金は、お小遣いとして、定額支給をしたらいいと思う。
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