昨日は、かよぱんとの対談を聞きに来てくれて、ありがとう!!
かよぱんがどれほど悩んできたか、
そして、その苦悩をどうやって乗り越え、
今の、親がやりたいことをやり、子どもが自立した生き方をするようになったのか。
そのヒントが山盛りなので、一度見てみてください。
さて、話は変わりまして、なんで、僕は、
「子どもがゲームを自由にやってもいい」
なんて言ってるのか。
これには3つ理由があります。
1つ目は、
「ゲームに制限をかけたところで、子どもが言うことを聞くわけじゃない」
っていうこと。
「子どもが勉強をしないから、ゲームに制限をかける」
「子どもにゲームにハマってほしくないから、ゲームに制限をかける」
「子どものゲーム依存症が怖いから、ゲームに制限をかける」
「子どもがゲームばっかりで、他のことをしなくなるから、ゲームに制限をかける」
など、こういうことをやっても、全く効果が無かったり、むしろ、逆効果になっちゃうことも少なくない。
「ゲームの制限をかけたら、子どもが勉強をするようになったか?」
っていうと、これは
「いいえ」
って答える人がほとんどじゃないかな。
相変わらず、
「勉強しなさい!」
って言わないと、勉強しなかったりするんじゃないかな。
意外に思うかもしれないけど、
実は、子どもって、
「制限をかけた方が、ゲームにより深くハマる」
んですよ!
知ってた?
この感覚は、ゲームをする人じゃないと知らないかもしれないね。
「ダメって言われたら、余計にやりたくなる」
っていう心理に近い。
一方で、ゲーム特有の要素もあるんよ。
ゲームって、一通り全部遊ぶと、飽きるんですよね。
そしたら、ゲーマーって何をし始めるのか?っていうと、
「縛りプレイ」
っていうのを始めます。
・より短時間でクリアする
・便利アイテムの使用禁止
・低レベルクリア
・最短経路でのクリア
・便利なコマンドの使用禁止
・初期装備のままクリア
とかとか。
あえて自分に制限をかけるんです。
なんで、こんなことをするのか?
「制限があった方が、ゲームは楽しいから」
ですよ。
思い出してみてほしいんですけど、鬼ごっこって、色んなルールがありましたよね。
指定した色に触れてる間は、鬼がタッチできない「いろおに」
地面よりも高いところに居る間は、鬼がタッチできない「たかおに」
鬼にタッチされると動けなくなる「こおりおに」
鬼が振り向いている間は進むことができない「だるまさんがころんだ」
などなど・・・。
ルールがあるから、遊びはおもしろい。
もし、何の制限やルールもなかったら、途端に遊びはつまらなくなります。
鬼にいつでも触れていい
鬼に触れられても何のペナルティもない
ってなったら、遊びはめっちゃつまらなくて、すぐに飽きちゃう。
遊びには、ルールや制限が必要なんです。
っていうことは、
「親が、子どものゲームに制限をかける」
っていうのは、
「親が、子どものゲームをよりおもしろくなるように、協力してあげてる」
ってことになるわけです!!笑
「ゲームは1日1時間までね」
っていう制限をかけたとすると、も~、子どもの頭の中はゲームでいっぱいになります。
制限時間の1時間の間は、ゲームに没頭をして、この時間に声をかけようもんなら、烈火のごとく怒り出します。
めちゃくちゃ貴重な1時間ですからね。
家の権利書を泥棒に盗まれそうになった時に、親が泥棒に向ける怒りと同じくらい、子どもはキレます。
大事なもの(ゲームを許された1時間)を奪われそうになってるわけですからね。
ゲームの1時間を終えた後は、ゲームをした余韻に浸り、次の日の1時間について考え始めます。
気持ちなんて切り替えませんよ(笑)
親の制限によって、ゲームをする時間の価値が爆上がりしてるわけですから。
子どもの心は「ゲームをしてもいい1時間」に釘付けです。
「ゲームに制限をかけたら、子どもは勉強をするようになるんじゃないか?」
なんて淡い期待を抱いているかもしれないけど、
「子どもの心は『ゲームをしてもいい1時間』に釘付け」
なので、1mmも勉強のことなんてありません。
ゲームに制限をかけて、ゲームをする時間の価値が爆上がりしたから、そのせいで、
「勉強が、子どもの頭の中から追い出されてしまった」
んです。
ゲームに制限をかけていなかったら、子どもの心は
「ゲームをしている間だけ、ゲームのことを考える」
だったんです。
でも、ゲームに制限をかけたことで、子どもの心は、
「ゲームをしていない間も、24時間ずっとゲームのことを考える」
ようになったんです。
しかも、ゲームの価値が爆上がりしているから、ゲームの邪魔をしようもんなら、烈火のごとく怒り出すようにもなってしまう。
「子どものゲームに制限をかける」
っていうのは、それぐらいのインパクトと威力があるんです。
子どもによって個人差はあるけれども、概ね、ここで書いたようなことが子どもの心の中では起こります。
ゲーマーである僕の感覚から言わせてもらえば、
理想は
「子どもが勉強をしないから、ゲームに制限をかける」
「子どもにゲームにハマってほしくないから、ゲームに制限をかける」
「子どものゲーム依存症が怖いから、ゲームに制限をかける」
「子どもがゲームばっかりで、他のことをしなくなるから、ゲームに制限をかける」
こうであっても、
実際は、全部逆で、
「ゲームに制限をかけても、勉強をしない」
「ゲームに制限をかけるから、子どもはよりゲームにハマる」
「ゲームに制限をかけるから、子どもはゲームにだけ依存するようになる」
「ゲームに制限をかけるから、子どもはゲームばっかりで他のことをしなくなる」
こっちです。
2つ目。
僕が、
「ゲームは子どもが自由にやってもいい」
なんて言う理由の2つ目は、
「ゲームに制限をかけることで、親子関係が悪くなり、子どもの自己肯定感が下がるから」
です。
「親子関係が悪くなる」
っていうのは、子どもとの喧嘩が増えるだけじゃないよ。
子どもが親に本音を話せなくなる。
子どもは親に相談できなくなる。
子どもが親に気を遣い始める。
子どもが親に遠慮をし始める。
子どもが親に認めてもらうためにがんばり始める。
など、こういうことも全部「親子関係が良くない」んです。
さらに、
「親が子どものゲームに制限をかける」
ってことは、すでに
「親子間に、上下関係が築かれている」
ので、それはすなわち、
「子どもの自己肯定感が、常に低空飛行するようになる」
っていうことを意味します。
自己肯定感が下がれば、
子どもは何もしようとしなくなるし、
自信を失うし、
対人関係にも苦戦するようになるし、
ましてや、自分から勉強をしようとは思わなくなる。
子どもが
「勉強をしても、自分の価値が0なら、何をかけても0のままだよね」
って思うようになるからね。
3つ目は、
「子どもは、ゲームから色々な良いものを得ているから」
です。
子どもはゲームを通じて、
・戦略思考を鍛える
・ストーリー思考を鍛える
・記憶力を向上させる
・集中力が身に付く
・コミュニケーション力が高まる
・計算能力が高まる
・言語能力が高まる
・ストレス耐性がつく
・メンタルコントロールができるようになる
など、実に色んな良い影響を受けています。
なんなら、ゲームが「勉強をするキッカケ」になることだってある。
僕もその口で、
「ゲームをしていたから、漢字が好きになり、算数や数学も好きになった」
んです。
ゲームに制限をかけたり、取り上げたりするのは、こういうの能力が向上する機会や、勉強をするキッカケも一緒に制限をかけたり、取り上げちゃってる可能性があるのよ。
めちゃくちゃもったいなくない??
こういう感覚って、ゲームをやってきた人間じゃないと分からないところあるよね。
これまでBASEに参加してくれた親たちも、
「子どものするゲームがどういうものか?」
を知っていて、子どもを認められるようになり、子どもとの間に信頼関係が築けるようになった。
それが、
家庭で子どもが安心安全に過ごせるようになり、
子どもが自分から行動を始めたり、勉強を始めたりすることに繋がっていきました。
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