札幌で仕事している息子兄が夏休みで帰省してきました。
いよいよお盆っぽくなってきましたが、この新シリーズも夏休み真っ最中だし、お盆だしで読んでくれてる人はいるのか!?笑
でも、子育ても、家庭教育も、夏休みとかお盆とか関係なく続いていくと思うから、僕も変わらず新シリーズの配信を続けていこうと思います。
後からまとめてでも読んでくれてば(笑)
さて、前回は、
「勉強は生きていくために必要なものではなく、勉強をしなくても生きていけるものだよ」
っていう話をしました。
親がこの認識を持っておくことで、子どもに勉強を強制しなくて済むので、非常に重要な認識です。
逆に言えば、
「勉強は生きていくのに必要なものだ」
「勉強をしないと生きていくことができない」
っていう認識を持っていると、子どもに勉強を強制して、子どもを勉強嫌いにしていきます。
ただ、僕らは学校教育の中で、
「勉強はしなければならないものだ」
って教わってきました。
本来の義務教育の概念からすると間違った解釈なんですけど、そう教わってきたから、
「勉強はしなければならないものだ、というのが真実だ」
って思っていたりします。
なので、いきなり、
「勉強はしなくてもいいものだ」
「勉強をしなくても生きていけるんだよ」
って言われても、受け容れるのは難しい人もいるかもしれません。
「いやいや、そうは言っても勉強はしないといけないでしょ」
「勉強をしなくても生きていける、って本当なの?」
「勉強をしなくてもいいなら、子育てや家庭教育はどうしたらいいの?」
そんな抵抗感や疑問が出てくるかもしれません。
「なぜ、勉強はしなくてもいい、って言えるのか?」
に関しては、前回のメルマガはぜひ何度も読み返してみてください。
今回は、
「じゃあ、勉強って何のためにするのか?」
っていう話をしていきます。
勉強をする2つの目的について話していきます。
この話は、今まであんまりしてきていない話かもしれません。
僕ら親は、誰からもこの2つの目的を教わってきていないから、
「勉強は生きていくのに必要なものだ」
「勉強をしないと生きていくことができない」
っていう誤った認識を持っちゃっていたんです。
この誤った認識を手放して、これから話す新しい認識に置き換えてもらうことで、
「子どもが自分から勉強を始める親のコミュニケーション」
の真骨頂が分かります。
10年間メルマガで配信し続けてきたことは、これから話す2つの目的に全て集約されます。
10年間の集大成が、この、今あなたが読んでる、この1通に集約される。
えげつないほどの情報の圧縮率だし、情報密度です。
なので、ちゃんと集中して、心して読んでもらいたいし、何度も繰り返して読んでもらいたいです。
これが理解できれば、
「子どもが自分から勉強を始める」
っていうことのために、親が何をすればいいのかがはっきりと分かります。
まず、1つ目の勉強をする目的は、これまでも散々話してきましたが、
「おもしろいから」
です。
勉強は、おもしろいからするもの。
知ることが楽しい。
問題を解くことが楽しい。
クリアすることが楽しい。
あまりにも不思議すぎておもしろい。
これは今までも話してきたし、新シリーズでも触れてるから、そっちを読んでください。
大事なのは2つ目です。
勉強をする2つ目の目的は、
「自己実現のため」
です。
前回のメール講座で話したのは、
「勉強をする目的は、生命維持(生きていくこと)じゃないよ」
っていうことでした。
生きていくため、安心安全に生活をするためなら、勉強は要りません。
生きていくことや、安心安全に生活をすることは、僕ら人間の基本的な欲求です。
言うなれば、低次元の欲求です。
人間としての欲求というよりも、動物としての欲求です。
猫がネズミや鳥を捕まえて食べたり、ライオンがシマウマを狩って生き延びていくのと同じ欲求です。
「生きていくために勉強をする」
っていうのは、
「猫やライオンだって、勉強をするでしょ」
って言っているようなものです。
いや、、、せーへんやん?笑
だから、「生きていくために勉強は必要ないよ」っていう話をしています。
人間社会の中であっても、生きていくための仕事ならアルバイトがあるし、ホームレスで無職の人でも生きていけてるんだから、生きていくだけなら仕事すらしなくていい。
勉強をする目的は、
「生きていきたい」
「安心安全に生活をしたい」
っていう低次元の欲求(=人間以外の動物も持ってる欲求)には当てはまらない。
っていうことは、勉強をする目的は、
「人間が持っている高次元の欲求によるもの」
だと言えます。
人間以外の動物には無くて、人間だけが持ち合わせているもの・・・
何だと思いますか?
答えは、次回!
・・・
冗談です(笑)
「1通のメールに全てを出し切る(書き切る)」
をモットーにしている僕が、答えを次回に先延ばしすることはありません(`・ω・´)キリッ
答えは、
「創造力(想像力)」
です。
あえて、
「創造力」
と書いたのは、
「想像したものは創造されるから」
っていう意味です。
「人間だけが持ってる高次の欲求を満たすために勉強をするんだよ」
ってことなんですけど、それはすなわち、
「想像したものを実現させたい!!と思った時に、子どもは自分から勉強を始めるんだよ」
っていうことです。
当たり前のように生きることができていて、安心安全に生活することができている。
この生活がこれから先も続いていくだろうと思えている。
この前提があって初めて子どもは、
「現状よりも、もっと先で、もっと高次なもの」
を想像するし、
「それを実現させたい!!」
って思うようになっていきます。
現状よりも先だし、高次なものなんだから、
「まだ実現されていないもの」
です。
これを何というかと言えば、
「夢」
って言います。
この新シリーズの言い方で言えば、
「未来++」
です。
まだ実現されていないということは、
「今の自分には、実現させられない」
っていうこと。
言い換えれば、
「今の自分から成長をする必要がある」
ってこと。
今の自分では実現させられないものを
「実現させたい!」
って思うからこそ、
「そのためには成長をしなきゃ!」
になり、
「成長をするためには、勉強をしなきゃ」
に繋がっていく。
まだ実現していない夢を描き、
それを本気で想像をして、
「創造したい!!」
って思うことは、人間しか持ち合わせていない高次元の欲求です。
ちなみに、
「高次元」
って言ってるのは、
「人間以外の動物が劣っていて、人間の方が存在的に優位」
っていう意味じゃなくて、数学的な意味合いです。
次元を低次元から書き出していくと、
0次元 ⇒ 点
1次元 ⇒ 線
2次元 ⇒ 面
3次元 ⇒ 空間
4次元以上 ⇒ 情報(=想像)
ってなっています。
人間以外の動物は、
「3次元空間上にある物理的な身体を維持していくために活動をしている」
ので、3次元空間までを認識できます。
でも、人間だけは、
「4次元以上の情報空間にある想像上の事物を自由自在に操る」
っていうことができます。
そして、4次元以上の情報空間を操れるということは、
「想像したものを具現化することができる」
っていうことです。
あんまりこの話を深堀していくと、色んな人を置いてけぼりにしていきそうなので、この辺にしておきます(笑)
要するに、
「夢を描き、それを実現させられるのは、人間だけなんだよ」
っていうことです。
夢を描くこと
そして、
描いた夢を実現させること・・・
僕らは、そのために「勉強」をするんです。
ただ生きていくため。
不安や心配を解消し、安心したいと思っている段階では、
「勉強をしよう」
っていう意欲は出てきません。
勉強なんかしてる暇があったら、生きるための活動をしたいし、家庭の中で自分のポジションを確立したい。。。
って思っちゃう。
家庭が子どもの安全基地になっていないということは、
「親が子どもを愛するのに、条件がついている」
っていうことだから、子どもは、
「その条件を満たすため(=親から認められるため)にがんばる」
っていうことをする。
その段階で、仮に勉強をしたとしても、
「親に認められるための勉強」
だから、子どもの成長や、夢の実現、幸福度の向上にはほぼ関係の無い勉強です。
子どもには何のプラスも無く(むしろ、マイナス)、親にだけプラスがある勉強。
それが、
「安全基地になってない状態での勉強」
です。
子どものためを思うなら、意味の無い勉強です。
子どもに意味がある勉強というのは、
1.子どもにとっておもしろいと思える勉強(=知的好奇心を満たす勉強)
2.子どもの夢の実現に繋がる勉強(=自己実現のための勉強)
です。
このどっちかです。
どっちかなんやけども、順番があります。
知的好奇心のための勉強をするようになってから、
自己実現のための勉強をするようになります。
子どもが自分から勉強を始めるのは、
「低次元の欲求(=生存欲求&安心安全の欲求)が満たされていること」
が大前提にあり、その上で、より高次元の欲求である、
「知的好奇心を満たそうとする」
「自分の夢を実現しようとする」
を求めた時です。
このことは、
「子どもが自分から勉強を始めるかどうか」
「子どもが幸せでいられるかどうか」
「子どもが成長をするかどうか」
など、ありとあらゆる点において重要なことなので、
「子どもとの関係は良いんだけど、その次の段階に進みたい」
「子どもは楽しく過ごしてるんだけど、天才性を発揮してもらいたい」
って思う親には、ぜひとも理解してもらいたい内容です。
何度も読み返してもらいたいけど、読み返せなくても、重要なことは何度でも書くから、そのうち勝手に理解できると思います(笑)
ということで、今回も読んでくれてありがとうございました!
また次回、お会いしましょう!!
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