昨日は、Youtube Liveを見に来てくれた方、ありがとうございました!
今、メルマガで配信していることのまとめを話していました。
アーカイブもあるので、ぜひまた見てみてくださいね。
今月は、毎週Youtube Liveをやっていこうと思っています。
また日が近くなったらお知らせしますね!
前回は、
「場」
について話をしました。
「場は力の源だよ」
っていう話をしたのですが、子どもをコントロールする方法が2種類あることに気付いた人もいるかもしれません。
1つは、僕が今まで話してきたような
「直接的なコントロール」
です。
もう1つは、
「場の力を使った間接的なコントロール」
です。
「メルマガを読んでるんですけど、『遊びの解放』が上手くできません」
っていう親の話を聞くと、たしかに、直接的なコントロールはやってないんですけど、
「場の力を使った間接的なコントロール」
はしてたりするんですよね。
その人の話す言葉をよーく聞いていると、
「子どもを自由に”させている”」
とか、
「子どもにゲームを”やらせている”」
とか、本人も気付いていないんですけど、そういう言葉を使っていたりします。
「そういう言葉を使っているから、間接的にコントロールしちゃってるよね」
ってことではなく、
「コントロールしたい気持ちがまだあるからこそ、そういう言葉が出てくる」
んです。
「場」というのは、
「親の心の状態(ステイトって言います)」
が作り出します。
親が
「コントロールしたい」
っていう気持ちがあると、その瞬間から空間に歪が生まれ、そこにいる子どもに力が加わります。
目に見えないし、親自身にもコントロールしている自覚が無いから気付きにくいんですけど、
「子ども目線」
に立ってみると、一発で気付けます。
実際に、子ども目線に立ってもらうと、
「あぁ、たしかに圧を感じますね・・・」
「これはたしかに、イエスと答えるしかないですね。。。」
って気付いてくれたりします。
僕ら親が子どもに教育をしていくなら、
「何をしてあげるのか?」
「何を言うか?」
「何をさせて、何をさせないか?」
じゃないんですよ。
いや、それも重要なことであるんだけど、ここまで書いてきたように、
「結局、親のステイト(心の状態)が子どもに影響を与えている」
ので、ステイトにコミュニケーションの取り方が乗っかることで、子どもに伝わるようになります。
つまり、子どもの未来を「未来++」に導いていくためには、
・親のステイト(心の状態)
・親のコミュニケーションの取り方
この2つを磨いていく必要があるんです。
例えば、子どもに、
「がんばれ」
って言うことを考えてみます。
もし、親が
「この子はできない子だ」
って思っているなら、この「がんばれ」の意味は、
「あなたは人よりもできないんだから、人一倍がんばらないといけないよ」
っていう感じになります。
一方で、親が
「この子はほんとにすごい!」
って思っているなら、この「がんばれ」の意味は、
「あなたはほんとにすごいし、色んなことができるし、今できないこともやればきっとできるようになる。
だから、ちょっとやってみなよ」
みたいな感じになります。
あなたが実際に子どもだとしたら、
「あなたは人よりもできないんだから、人一倍がんばらないといけないよ」
っていうメッセージを投げかけられるのと、
「あなたはほんとにすごいし、色んなことができるし、今できないこともやればきっとできるようになる。
だから、ちょっとやってみなよ」
っていうメッセージを投げかけられるのとでは、受け取った時の気持ちはどう変わりますか?
見た目上は、親は「がんばれ」しか言っていないんですけど、実際に子どもが受け取るメッセージは、
親が「あなたはダメね」って思ってたら、
「あなたは人よりもできないんだから、人一倍がんばらないといけないよ」
だし、
親が「あんたはすごい!」って思ってたら、
「あなたはほんとにすごいし、色んなことができるし、今できないこともやればきっとできるようになる。
だから、ちょっとやってみなよ」
です。
どっちが子どもの潜在能力を引き出せそうかは言うまでもないですよね。
どっちが子どもの未来を「未来++」に導いていけそうかも分かりますよね。
何を言うかはどうでもいい・・・とまでは言いませんが、
「どんな前提を持って言うのか?」
の方が圧倒的に大事です。
その前提が、親の「心の状態(ステイト)」を作り、親の周りに「場」を作り出します。
もう1つ、事例を出してみます。
子どもの食事に気を付けている親も多いんじゃないかなと思います。
食事に関しても、
「前提」
「ステイト」
「場」
という3つのキーワードで考えると、一般的に考えられていることと、実際に子どもに起こっていることの食い違いに気付けると思います。
添加物や砂糖など、一般的には身体に悪いとされているものを避けて、
なるべくオーガニックなものや、砂糖不使用のものを食べさせたい。。。
そして、子どもには健康であってほしい、そんな願いだと思います。
この時、親が、
「子どもの体は弱い」
っていう前提を持っているのか、
「子どもの体は強い」
っていう前提を持っているのかで、子どもの体の状態は大きく変わります。
「添加物を摂取すると、子どもの体は毒におかされて、病気になりやすくなる」
って考えているとしますよね。
これを言い換えると、
「子どもの体は、添加物に負けるほどに弱いし、不要なものを排泄する力も弱い」
って考えているのと同じです。
そう考えているからこそ、子どもが添加物の入ったものを食べようとしたら、親のステイトが一気に不安や怒り、焦りなどの方に触れて、
「そんなの食べちゃダメでしょ!!」
っていう関わりとなって表れます。
この時、親の周りには、
不安
怒り
焦り
などの感情をまとった「場」が形成されています。
この「場」に子どもが入ると、子どもの精神がダメージを受けて、子どもの体の状態は弱くなります。
子どもの心と体にデバフ(=能力値の減退)がかけられるわけです。
デバフがかかった状態で、添加物満載の食べ物を食べると、体の調子を崩しやすくなるし、病気にもなりやすくなります。
ほんで、実際に子どもが体調を崩すと、
「何がいけなかったのかしら?」
「やっぱり添加物の入った食べ物を食べさせるのはダメね」
っていう「前提」を強化していきます。
一方で、親が、
「添加物を使った食品は、手軽で便利だし、それはそれで美味しいんだよね。
たくさん食べるのは良くないけど、ある程度は食べても全然大丈夫」
みたいに思っていたとします。
なんで、大丈夫か?っていうと、
「子どもの体はそんなに弱くないし、悪いものや余分なものはちゃんと排泄される」
って知っているからでもあります。
親がそういう前提を持っていると、添加物を前にしてもステイトは乱れないし、子どもと一緒に、
「新発売のマクドのハンバーガー、美味しいね!」
って笑い合えたりします。
親のステイトが、美味しい、嬉しい、楽しい、幸せ・・・というようなものになり、親の中心には、そういうステイトが作り出す「場」が形成されます。
子どもがその「場」に足を踏み入れると、美味しい、嬉しい、楽しい、幸せといった感情を感じられるし、さらに、親が
「子どもの体はそんなに弱くないし、悪いものや余分なものはちゃんと排泄される」
っていう前提を持っているんだから、子どもの体の状態にもバフ(=能力値の向上効果)が乗ります。
多少の添加物ではびくともしないし、ちゃんと排泄機能も働くから、毒気を体外に排泄してくれます。
だから、子どもの体の調子はいいし、病気にもなりにくくなる。
こっちもやっぱり親は、
「ほら、やっぱりうちの子は大丈夫なんだ」
っていう前提を強化していきます。
食事も、
「何を食べるか?」
はたしかに大事なんだけども、
「食べた後にどうなるか?」
は、
「どういう前提で食事をするのか?」
によって、かなり大きく左右されます。
何なら、
「添加物を摂取すると、子どもの体は毒におかされて、病気になりやすくなる」
って思って、子どもにデバフをかけた状態で、無添加で自然派の食品を食べるとしたら、それは、
「弱った体に負担をかけないようにする」
みたいな意味合いになるから、別に健康になるわけじゃないんです。
同じことをしてるんですけど、
「病気にならないため」
にしているのと、
「健康でいるため」
にしているのとでは、全然結果が違ってくるんです。
じゃあ、ここまで話したことを
「子ども自身」
「子どもの人生」
のことに適用すると、どうなるか?ですよ。
親の持ってる「前提」が、
親の「ステイト」を決めて、
親の周りに「場」を作り出す。
そして、その「場」に子どもが触れると、子どもに力学が働きます。
それはすなわち、
「子どもは、親の持っている前提に沿った人生戦略を持つようになる」
っていうことです。
「前提」
っていうのは、
「子どもにどうなってほしいか」
「親が子どもに何を願っているのか」
っていうよりも、
「親は、子どもがどうなると思っているのか?」
です。
親が、
「きっとこの子の将来は、大変なことになり、生きていくのも大変だろう」
って思っていると、そうならないために、
学校に行かせたり、
塾に通わせたり、
受験をさせたり、
勉強をさせたり、
しつけをしたり、、、
っていういわゆる「子育て」をがんばる。
でも、親が思っているのは、
「きっとこの子の将来は、大変なことになり、生きていくのも大変だろう」
これなので、さっき書いた行動の全て、
学校に行かせたり、
塾に通わせたり、
受験をさせたり、
勉強をさせたり、
しつけをしたり、、、
っていうのは、全て
「きっとこの子の将来は、大変なことになり、生きていくのも大変だろう」
これに繋がっていくんです。
「そうならないため」に、色々と子どもにやらせているのに、パッとしないし、不安ばかり募っていく。
そして、未来はどんどん「そうなる未来」「避けたい未来」に近づいてく。
これを僕は「逆引き寄せ」って呼んでいます。
一方で、
「この子は私の(俺の)子どもだから大丈夫!
きっと楽しくて、最高の人生を歩んでいくはずだ」
って思っていたら、そうなるように、
学校に行かせたり、
塾に通わせたり、
受験をさせたり、
勉強をさせたり、
しつけをしたり、、、
ってやります。
前提が変われば、関わり方も大きく変わるでしょうけど、今は分かりやすさ重視で、関わり方は同じだと仮定しています。
これらの関わり方が全て、
「この子は私の(俺の)子どもだから大丈夫!
きっと楽しくて、最高の人生を歩んでいくはずだ」
に近づいていきます。
学校に行ったら行ったですごく楽しかったり、
塾に通ったら成績をぐんぐん伸ばしたり、
受験をしたら、行きたい学校に行けたり、
もし、落ちても、滑り止めで入った学校がすごく良かったり、
勉強を楽しんだり、おもしろがったり、
しつけをするにしても、親の話を聞くし、自分の意見も言うから、
別に怒ったりしなくていい。。。
っていうか、親が
「この子は私の(俺の)子どもだから大丈夫!
きっと楽しくて、最高の人生を歩んでいくはずだ」
って思ってたら、そもそも、子どもの話を聞こうとしますよね(笑)
何か問題を起こしても、
「きっと子どもなりにも何か事情があったり、考えていることがあったんだろう」
って思うから、子どもの話を聞こうとする。
子どもは、親が話を聞いてくれるもんだから話すし、たとえ、自分に落ち度があったとしても、ちゃんと受け止めて、自分で考えられる。
親が、
「きっとこの子の将来は、大変なことになり、生きていくのも大変だろう」
っていう前提で子育てをしているのと、
「この子は私の(俺の)子どもだから大丈夫!
きっと楽しくて、最高の人生を歩んでいくはずだ」
っていう前提で子育てをしているのとでは、
・親子間のコミュニケーション
・子どもの成長
・子育ての楽さ、大変さ
・子どもの歩んでいく人生
から何から何まで、まるっきり違う子育てになります。
ここで、押さえておきたいのは、
「親の能力はほとんど関係ない」
ってことです。
学力とか、技能とか、知識とか、ほぼ関係ないです。
いや、知識はちょっとあるかも。
今話しているようなことを知ってるかどうかとかで、全然変わるからね。
ここまで話してきていることは、誰でもできる。
どんな親であってもできる。
親の自己受容ができていたり、
家庭が子どもの安全基地になっていたりした方がいいけど、
それは、子どもの未来++を創造する関わり方が難しいからじゃないです。
自己受容ができていなかったり、
安全基地になっていなかったりすると、
「親自身の中で、納得感が無い」
からです。
「きっとこの子の将来は、大変なことになり、生きていくのも大変だろう」
って思ていると、それを手放したくない。
手放すのが怖い。
ほんで、
「この子は私の(俺の)子どもだから大丈夫!
きっと楽しくて、最高の人生を歩んでいくはずだ」
って信じられない、って思ったりします。
「きっとこの子の将来は、大変なことになり、生きていくのも大変だろう」
って信じるのをやめて、
「この子は私の(俺の)子どもだから大丈夫!
きっと楽しくて、最高の人生を歩んでいくはずだ」
って信じるだけでいいんだけど、親の自己受容ができていなかったり、安全基地になっていなかったりしたら、
「いや、そんなわけない!」
って自分の中で抵抗感が出てきてしまう。
だから、難しく感じてしまう。
でも、実際にやることは、
「この子は私の(俺の)子どもだから大丈夫!
きっと楽しくて、最高の人生を歩んでいくはずだ」
って信じるだけでいいんだから、めちゃくちゃ簡単なんです。
だから、親の学力とか、能力とか、知識も、ほとんど関係ない。
ただ、
「この子は私の(俺の)子どもだから大丈夫!
きっと楽しくて、最高の人生を歩んでいくはずだ」
って思えばいい。
そう思うだけ。
あとは、そう思ったんだから、それに応じて、
・行動
・言葉
・振る舞い
をそういう方向にチューニングしていくだけ。
めちゃくちゃ簡単でしょ(笑)
また、何か感想や質問があれば、お気軽にどうぞ!
P.S.
今回、メルマガでもいくつか事例を出していくけど、新講座では実際に参加してくれた親たちから色んな話を聞いて、もっと色んな事例について検討をしていきたいね。
前提を変えるのは怖さを伴うんだけど、でも、慣れてくるとこの怖さが癖になってくるし、どんどん未来が変わっていく。
1年前と今の自分だと全然変わってくる。
・親の自己受容ができている
・家庭が子どもの安全基地になっている
っていう親の方が参加するのは望ましいけど、幅広く参加できるようにしていきたいですね( ´ ▽ ` )ノ
新講座の予習セミナーも開催するんだけど、その募集開始は、
8月17日(土)
ね!
楽しみにしててください☆
★メルマガ登録はこちら★