子どもに対する心配を解消する方法 | 家庭を子どものBASEに 佐伯和也公式ブログ

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子どもが思う存分遊ぶ(ゲーム含む)ことで、知的好奇心が育ち、それが勉強にも繋がっていく

心配っていうのは、子どもに、

 

「否定的関心」

 

を向けている時であり、

 

「子どもを(親にとっての)正しい方向に導こうとする気持ち」

 

です。

 

 

 

子どもが

 

親と違うこと

 

親が間違っていると思っていること

 

親が受け入れられていないこと

 

親の価値観に合わないこと

 

親の想像や理解を超えたこと

 

親が経験したことないこと

 

をしているから、

 

「そっちじゃないよ」

 

って思うわけ。

 

 

 

「そっちに行っちゃうと、私の(俺の)気持ちが耐えられない」

 

って言ってるわけ。

 

心配って。

 

 

 

例えば、小1の子どもが自転車で隣町まで行こうとするじゃん。

 

親は、子どもが1人で遠くに行くのは心配じゃん。

 

だから、

 

「行っちゃダメよ」

 

ってやりがちなんだけど、心配するくらいなら付いていったらいいと思うのよ。

 

 

 

「あなたはまだ隣町まで行ったことないから、付いて行かせてくれないか?」

 

ってお願いする。

 

 

 

断られたら、スマホでも持たせてあげたらいい。

 

んで、迷ったりしたら連絡を取れるようにしておく。

 

 

 

テレビを見ていると痛々しい事件とかの報道がされてるけど、実際はほとんど起こらない。

 

大抵の人は、迷子になった子どもを見つけたら、交番に連れていってくれたり、その子が無事に家に帰れるように協力してくれる。

 

 

 

例外はあるけど、確率は低いし、めったに起こらないことだからこそ、起こった時にはテレビで放送されるわけ。

 

しょっちゅう起こることならテレビで取り上げるわけないやんか。

 

 

 

「今日、買い出しをサボっていたため、トイレットペーパーが切れました」

 

とか、どうでもいいやんか(笑)

 

 

 

 

 

 

よく起こることはニュースにならない。

 

めったに起こらないことが起こればニュースになる。

 

 

 

大抵の人は優しいもんよ。

 

財布を見つけたら交番に届けてくれたりする。

 

 

 

 

 

親が心配をして、子どものやろうとしていることを止めて、親が心配しないでいいようにしちゃう。

 

でも、それだと子どもは冒険や挑戦ができないから、学びや成長が無くなる。

 

 

 

子どもの成長を望むなら、

 

「心配してやめさせようとする」

 

よりも、

 

「安全に取り組めるにはどうしたらいいか」

 

を子どもと一緒に考えて、実現できるお手伝いをすることよ。

 

 

 

「心配は子どもの成長の妨げになる」

 

とは言ってるけど、

 

「安全を無視しろ」

 

とは言ってない。

 

 

 

冒険や挑戦は、難しいことや新しいことに取り組むことであって、

 

「危険を冒すこと」

 

じゃない。

 

 

 

安全対策を怠って、危険なことに取り組むのは、それは挑戦じゃなくて、

 

「無謀」

 

って言って、ただ何も考えていないだけ。

 

 

 

クライミングをする人だって、命綱は付けるやんか。

 

キャンプをする人だって、

 

「クマが出ます」

 

なんていうところでキャンプしないでしょう?

 

 

 

「子どもの挑戦や冒険そのものをやめさせる」

 

んじゃなくて、

 

「子どもの挑戦や冒険をどうやったら安全にできるのか?」

 

を考える。

 

 

 

「自転車で隣町に行きたい」

 

って言ったら、

 

「まずは、近所を自由に行けるようにしようか。

 

それができるようになってから、隣町に行くのはどう?」

 

ってまずは小目標を設定してみるとか、さっき書いたみたいに、1,2回ほど親が一緒に付いていってみるとか、スマホを持たせるとかしてみる。

 

困った時に、近くにいる人に助けを求める練習をするのもいいよね。

 

 

 

安全対策って、子どものためでもあるけれども、何よりも、

 

「親自身のため」

 

です。

 

親自身が、子どもを安心して送り出すために、親が取り組む対策です。

 

 

 

 

 

「心配は親の課題」

 

って言うけど、パッと思い付く解決方法は、

 

「心配に耐える」

 

か、

 

「子どもの冒険をやめさせる」

 

だよね。

 

 

 

このどちらも、親か、子どもかのどちらかが不幸になってしまう。

 

心配の我慢はけっこう辛いし、子どもの冒険をやめさせたら、子どもの成長の邪魔になるし、何なら、子どもは自信を失ってしまうかもしれない。

 

親の関わりによって一度失ってしまった自信は、親には回復させてあげることができません。

 

自分で失った自信は、自分で何とかできます。

 

 

 

「心配しちゃう」

 

という課題をクリアする方針は、

 

「どうしたら、子どもは冒険ができて、親も安心して見守れるのか?」

 

っていう親子双方の幸せを前提にしてなきゃいけない。

 

 

 

親が我慢したり、子どもの冒険を妨害しちゃうのは、解決でも何でもない。

 

「お金持ちになりたい!」

 

って思った人が、泥棒したり、家族や健康を犠牲にして1日16時間くらい働いたりしちゃうことと同じ。

 

視野が狭くなってる。

 

 

 

誰かが苦しんだり、我慢してるのをほっとかない。

 

 

 

 

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