こんにちは!
佐伯です。
「子どものゲームは怖くない」
っていうのをテーマに本を書いているのですが、出版応援団の限定ブログで、その具体的な内容もどんどん公開していっています。
なんで、子どものゲームを怖れなくてもいいか、っていうと、理由は簡単です。
「子どもに何か問題が起こるんなら、それは別の理由があるから」
です。
言い換えれば、ゲームが原因になり得ないから、ですね。
例えば、「子どもがゲームばっかりしてて、勉強をしない」ってなったとするでしょ?
でも、ちょっと周りを見渡せば、「ゲームばっかりしてるけど、勉強をする子」もいたりするわけですよ。
ゲームが子どもの勉強意欲や、勉強時間を奪っているんだとしたら、
「ゲームをしている子は、勉強をしていてはいけない」
はずですよね。
だって、ゲームをしていたら、勉強意欲と勉強時間を奪われるんだもんね。
でも、実際は、
「ゲームしているけど、勉強をしている子」
もいるわけです。
ってことは、子どもが勉強をするのかどうかは、ゲームが原因だとは言えないよね。
「ゲームが原因ではない」
っていう意味は、
「ゲームが子どもをハマらせている」
のではなくて、
「子どもがゲームにハマっている」
ってことね。
だってさ、
「ゲームが子どもをハマらせている」
のであれば、前述のように、みんなゲームにハマっていないとおかしいんです。
ゲームをしていたら、そこから逃れる術はもう無い。
「ゲームに子どもをハマらせる機能がある」っていう言い方をしているんだから、みんなハマってないとおかしいんです。
でも、ゲームにばかり没頭する子もいれば、バランスが取れる子もいるし、すぐに飽きちゃう子もいる。
ゲームに子どもをハマらせる機能があるんであれば、ゲームに関して多様性が生まれるのはおかしくない??
だから、論理は逆なんです。
「子どもがゲームにハマっている」
つまり、
「子どもに何かゲームにハマる理由がある」
ってことです。
ゲームにハマる理由は、ゲームの方じゃなくて、子どもの方にあります。
その理由は、ネガティブなものも、ポジティブなものもあります。
あと、ゲームを怖れる親が多いけれど、僕はゲームは極めて安全な遊びだと思うのね。
ほぼ外に出る必要が無いから、事故とか、事件とか、行方不明とかになる可能性は無い。
ゲームの課金をしこたました時は除いて、かかる費用も、ゲーム機さえ買ってしまえば、あとはゲーム1本数千円。
月謝とか、高額な用具をいくつも揃える必要も無い。
時には、たった1つのゲームでずーっと遊べるし、Fortniteにおいては、無料でずっとやれる。
目が悪くなる心配をする親がいるけれども、それは勉強も、読書も、外遊びも、視力低下のリスクがある点では同じ。
「ゲームをしてても目が悪くならないよ」
じゃなくて、
「それはゲームの問題ではなくて、視力の問題として独立に考えないといけない」
っていうことね。
ゲームだけを論じていると、勉強や、外遊びで視力が低下するリスクを見落としてしまうよね、って話ね。
しかも、それでいて、人との交流が生まれるし、認知機能の向上なんかも期待できる。
まさに、他の遊び同様、
「メリットとデメリットがある中立的な遊び道具」
なのです。
だから、ゲームへの恐怖心に偏ると、
「ゲームのメリットを見落とす」
「他の遊びのデメリットを見落とす」
っていう2つのリスクが伴います。
「ゲームしてほしくなくて、外に行かせるようにしたら、車にはねられた」
とかってなったら、シャレにならんやん?
だから、ゲームが悪いとか、外遊びが良いとかっていう二元論で考えている時点でおかしいのね。
僕らが願うのは、子どもの心身の健全な発育と、子どもの幸福でしょう?
だったら、その手段がゲームであっても、外遊びであっても、なんか親が理解できない謎の遊びであってもいいはずよね。
あと、ゲームをしていて、社会と断絶しちゃうことを心配する親もいるんだけど、今のゲームは簡単に社会(=他者、コミュニティって意味)と繋がり合える。
オンライン上の繋がりも、オフラインの繋がりも。
オンライン上の繋がりは、オンラインゲームの話。
オフラインの繋がりは、同じ部屋でゲームをする話。
共通の趣味を持つ友人との出会いという点では、むしろ、学校なんかよりも、ゲームの方が共通の趣味を持つ友人は見つけやすい。
ゲームを怖れる親は少なくないと思うんだけど、こうやって1つ1つ見ていけば、そんなに怖れることもない、っていうのが分かってもらえるかしらん。
逆に、ゲームを危険視しすぎて、他の遊びのリスクも見えなくなってたりするから、ゲームを怖れなくなることで、そういうところも視野に入るようになってくる。
なんと言っても、僕は外遊びでは死ぬ可能性が割と高いけれど、ゲームをしているだけなら死ぬ可能性は限りなく0に近いことをおしたいっ!
(`・ω・´)キリッ
そんな話の具体的な話を知りたければ、出版応援団に参加してみてくださいな。