子どもがやりたいことを思う存分にやるとどうなるのか | 家庭を子どものBASEに 佐伯和也公式ブログ

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子どもが思う存分遊ぶ(ゲーム含む)ことで、知的好奇心が育ち、それが勉強にも繋がっていく

◆東京お茶会

 

特にテーマを決めずに、フリートークで、少人数でざっくばらんに喋り倒すお茶会。

 

相談したいわけでもないし、困っているわけでもないけど、佐伯さんに会ってみたいとか、他の方の子育てのことを知りたいとか、そういう方はぜひ来てみてください。

 

何か悩んでいても、アドバイスなんていらなくて、話してみるだけで気持ちがすっきりしたりしますよね♪

 

6/14(火)10:00~12:00@東京丸の内

 

 

 

 

 

 

昨日、メルマガを配信していたつもりが、一昨日に二通配信していたんですね(昨日気付いた)。

 

こんなミスをしつつ、昨日はオフ日にしていました。

 

仕事をしないでオフにしていたり、普段から忙しくならないように仕事の調整をしているから、実はけっこう時間があるんです。

 

よく「お忙しいところ申し訳ありません」って言われるんですが、実はそれほど忙しくはしていない、っていうね。

 

 

 

時間があると考えるのが「何をしよう?」っていうこと。

 

僕のような自由なワークスタイルだと、オフ日にも仕事ができてしまうんです。

 

それでついついメールの返信を考えたり、講座の内容や、これからのビジネスの進め方を考えたりしちゃうんです。

 

それはそれでやっていて楽しいんですけど、本当に、心の底からやりたいのか?って言われると、ちょっと違うんです。

 

僕の場合は、最もやりたいことはゲームや、勉強です。

 

ゲームも、勉強も、それだけでは仕事になりません。

 

 

 

僕の大好きな人に、心屋仁之助さんがいます。

 

アドラーの考え方にも通じますし、本心にフォーカスを当て続ける考え方からは、たくさん学ぶことがあるな、って思っているんですね。

 

仁さんの考えを取り入れていくと、僕らが子どもたちに何を、教育という建前で刷りこみを行っているかが見えてきます。

 

 

 

今回、休日を過ごしながら、「本当にやりたいこと」について考えていました。

 

会社でお金を払ってでもその仕事がやりたいような人は例外として除いて、一般的なサラリーマンは休日が待ち遠しいでしょうし、月曜日が疎ましく思っていたりすることは多いでしょう。

 

「サザエさん症候群」なんて言葉もありましたよね。

 

 

 

何となく、僕らはがんばらないといけない、がんばらないと生活できない、って思っていて、休日はがんばったご褒美だ、って思っていたりします。

 

 

 

で、その考え方は、辿っていけばやはり小さい頃に植え付けられているんです。

 

「勉強しないと将来生きていけないよ」

 

「ゲームよりも、宿題を先にやりなさい」

 

「先にやりたくないことを終わらせてしまえば、後で思いっきりやりたいことができる」

 

「なんでサボったの?サボったらダメでしょ!」

 

みたいな。

 

 

 

やりたいことよりも、やりたくないことを優先させる教育は、特に能力の発達について焦点を当ててみると、けっこうマズイんだな、ってことが分かると思います。

 

 

 

 

 

さて、問題です。

 

人は、やりたいことと、やりたくないこと。

 

どちらが長時間集中できるでしょうか?

 

 

 

答えは明白で、『やりたいこと』ですよね。

 

それは分かり切っていることだと思います。

 

ということは、親や世間からの束縛が無ければ、やりたいことの方が費やす時間は増えますよね。

 

やりたくないことは、最低限の時間を費やして終わらせます。

 

また、費やす時間が多くなっても、集中力が落ちていれば、もはや能力の向上には貢献しません。

 

 

 

極端に言えば、「やりたくないことを優先しろ」という教えは、子どもの能力の発達を阻むんです。

 

子どもの時から能力の発達を周囲の圧力によって阻まれてきたのだから、大人になっても『好きなことで食べていく』というレベルには到底届かないんです。

 

その場合、どうするか、って言えば、我慢して、自分の時間・体力・精神力を切り売りして、それほどやりたくもない仕事(別名:苦行)をやって、お金を稼ぐしか手段がなくなってしまうんです。

 

 

 

それで、死ぬ時に後悔するんです。

 

終末医療に携わる看護師さんや、お医者さんが人生の後悔についての本をいくつか出してくれています。

 

その中からの抜粋です。

 

「あんなに一所懸命働かなくてもよかった」

 

「自分自身に忠実に生きればよかった」

 

「もっと素直に気持ちを表す勇気を持てばよかった」

 

「友人といい関係を続けていられればよかった」

 

「自分をもっと幸せにしてあげればよかった」

 

 

 

子どもを幸せにすることは簡単です。

 

子どもを不幸にすることも簡単です。

 

 

 

ですが、子どもが幸せな人生を生きたのか、不幸な人生を生きたのかを判断するのはいつでしょうか?

 

今でし・・・死ぬ時です。

 

『人生』って生まれてから、死ぬまでの全てを指すわけですから、人生の価値を評価するのは、死ぬ直前にしかできません。

 

 

 

でも、多くの人が色んな経験から、色んなことを教えてくれています。

 

仁さんが教えてくれている教育という名の刷り込みも、終末医療に携わる医療者の人達も。

 

まずはそこから幸せに生きるための考え方を学んでみるのもいいんじゃないかな、って思います。

 

僕らだってまだ人生を終えていないんですから、その人生がどうだったのかは判断しようがありません。

 

でも、他の人の体験ならば、疑似体験として学ぶことができます。

 

 

 

 

 

僕が『遊びの解放』を謳っているのは、子どもが大人になった時に好きなことで生きていってほしいから、です。

 

先ほども書いたように、子どもの頃からやりたくないことをすることが正義だ、と刷り込み続けていると、好きなことで生きていくことは難しくなります。

 

それは能力・技術的にも難しいし、子ども自身の心を縛り付ける、という意味でも難しくなります。

 

でも、子どもが成人するまでには20年もあります。

 

今の時代には、高校生でも、すい臓がんの検査方法を考案したり、天才プログラマーとして企業で働いていたりします。

 

やりたいことを貫き通すと、色んな壁が突破できます。

 

けれど、やりたくないことでは、壁を突破するにはエネルギーが足りません。

 

 

 

子どもが社会に出た時に活躍できるのは、やりたくないことをこなす力を身に付けたから、ではないと思っています。

 

やりたいことをやり通す力を身に付けたから、社会に出た時に主体的に行動して、成果を上げていけるんじゃないかな、って思います。

 

 

 

 

 

こんなことを考えつつ、僕自身のやりたいことは何だろう?って改めて考えていました。

 

僕が最もやりたいことの一つは、冒頭にも書いたように『学ぶこと』です。

 

正確に言えば、学んだことを書いたり、話したりすること、です。

 

これが本当に楽しいし、ずっとやっていられます。

 

 

 

僕が子どもたちに関わり始めたのも、僕の話を聞いてほしいから、です。

 

学ぶことは本当に楽しい。

 

でも、さっきも書いたように、今の社会では学ぶことを強制される機会が多く、多くの子どもたちが学ぶことの楽しさを知らないまま、過ごしています。

 

その代表的な言葉が、

 

「先生は、教科書を読んでいるだけで授業がつまらない」

 

「親が、勉強勉強言っててウザイ」

 

って言葉だと思います。

 

 

 

だったら、僕が!ということで、子どもたちに関わりながら、子どもの関心に寄り添いながら、アカデミックな話をどんどん打ち込んでいます。

 

おかげさまで、僕が関わっている子の中には、学校の勉強が嫌いな子はいますが、学ぶこと自体が嫌いな子はいません。

 

「もう佐伯先生の話しか聞きたくない」

 

「家庭教師は絶対嫌だ。和也は除いてね(僕は家庭教師というよりメンタルコーチなので)」

 

って言ってくれる子もいるほど。

 

 

 

学ぶことは本質的には楽しい。

 

そのことを子どもたちにもっと伝えたい。

 

多くの子どもたちに広めるということもありですが、今関わっている子に、もっともっと楽しんでほしい。

 

だからこそ、学校で学ぶようなことの起源を探していって、学ぶ理由や、それが成り立った背景を当時の人達がどう考えていたのか、っていうところまで掘り下げて教えていきたいんです。

 

 

 

そういう意味で、勉強するのが楽しいんです。

 

子どもたちにも、学ぶことの楽しさを実感してほしいんです。

 

 

 

★お知らせ★

○東京お茶会

6/14(火)10:00~12:00@東京丸の内

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今後の開催予定

6/22(水)10:00~12:00@東京丸の内(予定)

6/28(火)10:00~12:00@東京丸の内(予定)

 

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7/23(土)14:30~17:00@岐阜県多治見市

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10月21日(金)19:00~21:00@仙台

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