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ファミコン・ディスクシステム:『ドラキュラ2 呪いの封印』

ドラキュラ2 呪いの封印 ディスクシステム

「ドラキュラ」フリークから「許し難い駄作」との烙印を押された作品。
・・・のはずなのだが、私はかなり好みだったりする。

この頃のファミコンと言えば、MAPを新調し、
敵キャラを数体追加しただけの安易な「2」が横行し、
しかもそれが受け入れられていた時代であった。
前作が記録的なヒットとなった「ドラキュラ」なら、
新MAPだけでもかなりのヒットを見込めたはずなのだ。

だが、そこに甘んじることなくシステムを大幅に刷新し、
時間の流れと武器の成長要素を取り込んだ
アクションアドベンチャーに仕上げてきたことは
もっと賞讃されて良いはずだ。

本作が酷評されてから、「ドラキュラ」シリーズは
アクション一本に的を絞り、冒険しなくなってしまった。
だが、私はまた、こんな「ドラキュラ」も遊んでみたい。

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  タイトル:ドラキュラ2 呪いの封印
  メーカー:コナミ
   発売日:1987年8月28日
    価格:2980円
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ファミコン・ディスクシステム:『悪魔城ドラキュラ』

悪魔城ドラキュラ ファミコン ディスクシステム

私の中でコナミが「神様」に見えた時代がディスクシステム時代である。
本作がゲーム史に残る傑作であることは誰もが認めるところであろうが、
コナミの他のディスクシステム用作品も本当に粒揃いで、
任天堂並に、いやそれ以上にハズレがない。
ディスクというメディアや書き換えシステム等に懐疑的であったナムコが
結局参入しなかったこともあり、
ディスクシステムはまさにコナミの独壇場であった。
今後ここで紹介するディスク作品の大半は、任天堂かコナミだ。

大容量ロムの登場でディスクシステムが役目を終えた後から
現在に至るまで、「悪魔城」シリーズはあらゆるハードで
八面六臂の活躍を見せているが、
ジジィ的にはやはりこの初代が最も良く出来ているように感じる。
DS版もそこそこ良いのだが、広大なマップで惑わせるのは
この手のアクションには少し余計な気がするのだ。


■GBA:「ファミコンミニ 悪魔城ドラキュラ」

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  タイトル:悪魔城ドラキュラ
  メーカー:コナミ
   発売日:1986年9月26日
    価格:2980円
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ファミコン・ディスクシステム:『スマッシュピンポン』

スマッシュピンポン ファミコン ディスクシステム

E3で発表されたWiiのプロモ映像を見て、
「あ、『スマッシュピンポン』が・・・」と思った方は
どのぐらいいるだろうか。
中国娘風な二人が無表情で横並びに立ち、
ラケットに見立てたWiiコンを黙々と振っている映像の後に
どう見ても「スマッシュピンポン」なゲーム画面。
手首から先だけの思い切ったグラフィックも健在であった。

「スマッシュピンポン」は、任天堂から発売されてはいるが、
コナミがMSXで発売した
「コナミのピンポン」の移植作である。
開発もコナミ。
操作性はMSX版より向上し、
音声もファミコンとは思えないほどクリアで驚いた。
スピード感も満点。
Wiiコン対応なら、今でもこのまま出せるほど完成度は高い。

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  タイトル:スマッシュピンポン
  メーカー:任天堂
   発売日:1987年5月30日
    価格:2500円
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PCエンジン・Huカード:『ブロディア/BLODIA』

ブロディア PCエンジン BLODIA

知る人ぞ知るブローダーバンド社製の傑作パズルゲーム。
ブローダーバンド社は直接日本市場に参入していなかったはずなので
あまり知名度は高くないが、
「スペランカー」「ロードランナー」「カラテカ」など、
ジジィゲーマーなら絶対に知っているタイトルをいくつも手掛けている。

「BLODIA」は、「15パズル」系のパズルゲームの中で
個人的には最も完成度の高い作品だと思っている。
贅肉を削ぎ落としたシンプルなシステムに
飾り気の無いグラフィックと、思考を邪魔しない程度のBGM。
「控え目」と「地味」の違いを分かったハイセンスな作りが光る。
思考型のパズルゲームにおける演出というものは
このぐらいで充分なのだ。

Wiiのバーチャルコンソールにはハドソンも参入しているため、
権利関係さえ問題無ければいれば
ラインナップに上るものと思われる。
実現した暁には、是非お試しを。


■DS:「まわしてつなげるタッチパニック」

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  タイトル:BLODIA/ブロディア
  メーカー:ハドソン
   発売日:1990年2月23日
    価格:4500円
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PCエンジン・CDロム:『鏡の国のレジェンド』

鏡の国のレジェンド PCエンジン 酒井法子

PR活動はしていないはずなのだが
何故かジワジワとアクセス数が伸びてきたので
あまり増え過ぎないうちに恥部を吐き出してしまうことにする。

以前紹介した「No・Ri・Ko」をきっかけに、
アイドルのプロモーション媒体として
CDロムは大活躍するのではないかと思っていたのだが、
ハイクオリティな映像表現が可能になった現在に至っても、
どうも「有名人」+「ゲーム」というのは相性が悪いというか、
B級臭さが抜けないのは何故なのだろう。

「鏡の国のレジェンド」は、微妙にババ比率の高い
有名人を起用したゲームソフトの中では
成功といって良い部類の作品だ。
当時はまだのりピー語を操っていた酒井法子のキャラクター性を
そのままゲーム中に落とし込みつつ、
オーソドックスなアドベンチャーゲームに仕上げられている。
雰囲気的にファミコンの「サラダの国のトマト姫」あたりが
手本になっているのではないかと思うのだが・・・

ゲームオーバーになるたびに
「かなピーかなピー」と言いながら泣き真似をする酒井法子に
軽く苛立ちを覚えたりもしていた。

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  タイトル:鏡の国のレジェンド
  メーカー:ビクターエンターテイメント
   発売日:1989年10月27日
    価格:6750円
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