2016年1月3週発売の新作、3DS「ゼルダ無双ハイラルオールスターズ」発売

▼今週発売のコミック／書籍／Kindle

01月19日発売■COMIC：「キングダム 41」
01月19日発売■BOOK：「ソードアート・オンライン abec画集」
01月21日発売■COMIC：「30th ANNIVERSARY ドラゴンボール超史集─SUPER HISTORY BOOK」

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▼今週発売のBlu-ray

01月20日発売■Blu-ray：「アントマン MovieNEX」
01月20日発売■Blu-ray：「アントマン MovieNEX プラス3D」

果てしなく拡大路線を突き進むマーベル映画の流れを
一旦ここで引き戻さんと（かどうか分からないが）登場した
史上最小のヒーロー映画「アントマン」のBlu-rayが今週発売。
全身を1.5cmにまで小さくすることの出来る特殊スーツを着用し
悪の組織に立ち向かうバツイチ＆無職男の活躍を描く痛快なアクション。
主演はコメディ畑での活躍が多いポール・ラッド。
共演はマイケル・ダグラス、エヴァンジェリン・リリー、マイケル・ペーニャ。
監督は「イエスマン “YES”は人生のパスワード」のペイトン・リード。

眉間に皺を寄せて闘うアメコミヒーローも多い中で本作の軽さは別格。
ワクワクする仕掛けとふんだんに用意された笑いどころは
大人だけのものになりつつあったアメコミ映画を
今一度特撮好きの子供にも返してやろうという優しさに満ちている。
「1.5cmになったら世界がどう見えるか」を起点にし、
虫やおもちゃを利用しながら広げるだけ広げた遊びっぷりは
保険や後片付けを考えない子供の発想力にも似た柔軟さ。
この楽しさは「トイ・ストーリー」に近いか。

それでいて「アベンジャーズ」との関わり合いにも言及し
いずれ本筋へもなだれ込んできそうな予感を残すのだから
デビュー作としては文句なしの仕上がりと言えるだろう。
マーベルヒーロー好きはもちろん、
最近のアメコミは重厚過ぎて苦手と敬遠していた方にもお薦め。

01月20日発売■Blu-ray+DVD：「テッド 2」
01月20日発売■Blu-ray：「テッド & テッド 2 2作パック」

ヒロインがミラ・クニスからアマンダ・セイフライドに変わった以外は
あまり代わり映えのしない、想像していた通りの続編。
見た目に反した下品さを「可愛い」に変換するためには
ファースト・インパクトならではの新鮮さも必要だったのだな。
決してつまらないわけではないので、前作好きなら。

01月20日発売■Blu-ray：「この国の空」

【紹介記事】戦争のあとの戦争。映画「この国の空」

芥川賞作家・高井有一の同名小説を、「Wの悲劇」「ヴァイブレータ」
「大鹿村騒動記」「共喰い」「海を感じる時」など
1970年代から現代に至るまで多くの良作で脚本を手掛けてきた荒井晴彦が映画化。
太平洋戦争の末期、空中警報を気にしながら青春を過ごしている
19歳のヒロインが、妻子持ちの隣人に恋心を抱き道ならぬ恋に身を焦がす物語。
主演は「私の男」「ほとりの朔子」の二階堂ふみ。
共演は「ラブ＆ピース」の長谷川博己、工藤夕貴、富田靖子、奥田瑛二、石橋蓮司。

戦争の真っ直中を描いた作品でありながら
中心に据えられているのは二階堂ふみ演じるヒロイン里子の恋物語。
空襲警報に気を配り、来るべき日に備えて窓ガラスを補強し、
水浸しになった防空壕に溜め息をもらしながら青春が無駄に消費されてゆく。

15歳から19歳。
戦争さえ起こらなければ、学友と笑いあい同級生に恋をしていたかもしれない。
「一番きれいだったとき」を戦争に奪われたヒロイン里子は
風呂もろくに入れなくても、髪飾りひとつ付けられなくても
少しずつ、確実に「女」になってゆく。
畳の上で転がる姿が何度も出てくるのは
成熟した身体を持て余していることの表れなのだろう。

妻子持ちの男と貪るような情事を重ねる姿は、
純粋な恋心というより一種の熱病に見える。
そして戦争が終わったとき、ふと我に返った里子は悟るのである。
国の戦争が終わり、ここからは私の戦争が始まるのだ、と。
道の脇に行儀良くひまわりが咲き並び、トマトは瑞々しく実っていても
眠れぬ夜に灯りをつけただけで、見回りに注意をされる。
それが当たり前の光景だった時代に、私達は二度と戻ってはならない。

01月20日発売■Blu-ray：「きみはいい子」

「そこのみにて光輝く」で数々の映画賞を賑わせた
呉美保監督の新作は、ここ数年頻繁にニュースを騒がせる
親による子への虐待や教育現場の在り方を描いた人間ドラマ。
モンスターペアレントに悩まされるひとりの新任教師の視点から
親と子、親と親、教師と生徒といった人間関係を浮き彫りにする。
主演は高良健吾。
2015年は「悼む人」というメガトン級の駄作に出てしまったのだが
この1本で全てを帳消しにして有り余る好演を見せている。
共演は尾野真千子、池脇千鶴、高橋和也、喜多道枝、富田靖子など。

3つのエピソードをザッピングしながら
私達の日常生活で見かける児童虐待、育児放棄、母子家庭、
口さがない隣人から噂のひとつやふたつは必ず聞く
認知症、独居老人、自閉症などの問題をバランス良く取り上げ
エンドロールに向けてちゃんと収束させる脚本と演出力が秀逸。

告白してしまうと、私はこれまで尾野真千子を上手いと思ったことが
ただの一度もないのだが（失礼）、今作はつい子に手をあげてしまう
母親のヒステリックさやその裏の寂しさを好演していて、
彼女の出演歴の中ではトップクラスではないかと思う。
意思表示が苦手で、さほど教職に情熱も注いでいない新任教師が見せる
ラストシーンの疾走感と表情がとにかく素晴らしい。
子を持つ親、教育現場に身を置いている方は必見。

01月20日発売■Blu-ray：「NHKスペシャルデジタルリマスター版映像の世紀」

テレビ用のプログラムにおいて、
民放が逆立ちしてもNHKに敵わないのがドキュメンタリー。
『映像は20世紀をいかに記録してきたのか』をテーマに
NHKの放送70周年記念番組として1995年に放送された
「NHKスペシャル映像の世紀」が最新のデジタルリマスタリング技術によって
高画質・高音質化されて再登場。
昨年9月にBSで放送されると発表があった時は
ネットでも私の周囲でもちょっとした話題だった。
私達の世代にとって、それだけのインパクトがある番組だったのだ。

・第1集 20世紀の幕開け~カメラは歴史の断片をとらえ始めた~
・第2集大量殺戮の完成~塹壕の兵士たちはすさまじい兵器の出現を見た~
・第3集それはマンハッタンから始まった~噴き出した大衆社会の欲望が時代を動かした~
・第4集ヒトラーの野望~人々は民族の復興を掲げたナチス・ドイツに未来を託した~
・第5集世界は地獄を見た~無差別爆撃、ホロコースト、そして原爆~
・第6集独立の旗の下に~祖国統一に向けて、アジアは苦難の道を歩んだ~
・第7集勝者の世界分割~東西の冷戦はヤルタ会談から始まった~
・第8集恐怖の中の平和~東西の首脳は最終兵器・核を背負って対峙した~
・第9集ベトナムの衝撃~アメリカ社会が揺らぎ始めた~
・第10集民族の悲劇果てしなく~絶え間ない戦火、さまよう民の慟哭があった~
・第11集 JAPAN~世界が見た明治・大正・昭和~

本編は約814分。
フルHDの画像でBlu-ray11枚組。
次の20年を見据えて一家に1セットあっても損はない。
ただし、NHKの唯一にして最大の難点である価格（の高さ）は今回も残る。
Amazonなら割引率が大きいとはいえ2万7千円は考えもの。
2万なら即断していたのだが。

▼今週発売のゲーム

01月21日発売■3DS：「ゼルダ無双ハイラルオールスターズ」

Wii Uで発売中の「ゼルダ無双」の移植版。
グラフィックはWii U版に譲るものの、Wii U版に収録されたストーリーはもちろん、
追加コンテンツまで含めて丸ごと収録し、「風のタクト」からテトラ、ハイラル王、
トゥーンリンク新キャラクターが続々参戦。
さらに「風のタクト」の新ストーリーも追加された充実のアッパー移植。

01月21日発売■3DS：「ゼルダ無双ハイラルオールスターズ TREASURE BOX」
01月21日発売■3DS：「ゼルダ無双ハイラルオールスターズプレミアムBOX」
01月21日発売■3DS：「Newニンテンドー3DS LL ハイラルエディション」
01月21日発売■3DS：「New3DSLL ハイラルエディション Amazon限定イヤフォンジャック付き」

バージョンは3種類、共通特典はオリジナルテーマのダウンロードコード。
限定本体の「New3DSLL ハイラルエディション」は
本体のみでソフトは付属していない点にご注意を。

＜プレミアムBOX＞
・「ゼルダ無双ハイラルオールスターズ」ソフト
・「ハイラルオールスターズ」公式設定資料集
・コンパス型ペンダントウォッチ

＜コーエー公式 & Amazon限定販売 TREASURE BOX＞
・「ゼルダ無双ハイラルオールスターズ」ソフト
・「ハイラルオールスターズ」公式設定資料集
・コンパス型ペンダントウォッチ
・「ゼルダ無双」特製オカリナ演奏セット
・妖精“ふわふわ”ぬいぐ

予約開始当初はコアなファンが中心に動いていたので
コーエー公式とAmazonの限定販売である
「TREASURE BOX」に予約が集中していたのだが
ここ最近は通常版が中心になっている。

03月10日発売■WiU：「ゼルダの伝説トワプリ HD Amazon限定特典付き SPECIAL EDITION」
01月31日再販■HOBBY：「ねんどろいどゼルダの伝説ムジュラの仮面3D リンク」
08月31日発売■HOBBY：「figma ゼルダの伝説神々のトライフォース2 リンク」

今年で30周年を迎える「ゼルダの伝説」では
今月末に「ムジュラ」のねんどろいどが再販、
3月にはWii U「トワプリ HD」、
8月には「神トラ2」のfigmaと関連商品が続々リリース予定。
一番の期待作はWii Uのオリジナル新作なのだが、今どうなっているのだろう。
それにしても「ドラクエ」も「ゼルダ」も30周年とは…絶句。

01月21日発売■PS4：「龍が如く極」
01月21日発売■PS3：「龍が如く極」
01月21日発売■BOOK：「龍が如くシリーズ10周年記念本龍大全」

今秋発売予定の最新作「龍が如く６」の発売前に
初代「龍が如く」のリメイク移植である「龍が如く極」が発売。
HDバージョンも発売済みだが、今作は追加要素も多く
テーマソングに稲葉浩志を起用するなど
PS2版で経験済みのユーザーにもアピールする内容になっている。
コアなファンにとっては「6」の体験版付きも魅力のひとつ。
こちらは1月28日以降にダウンロードが可能になるようだ。
また、シリーズの歴史をまとめた記念本も同時発売。