文句なしの完結編。映画「ROOKIES 卒業」佐藤隆太 市原隼人 小出恵介 山本裕典 城田優 | 忍之閻魔帳

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★元記事はこちら。

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上映時間137分のうち、1/3ぐらいは涙ぐんでいた気がする。
売れ線を突いた企画なことは否定のしようがないし、
テレビドラマの延長として劇場版が存在するという
現在の邦画の在り方には疑問を感じたりもする。
しかし、悔しいことに「ROOKIS 卒業」が傑作であることは認めざるを得ない。
もしかすると、「セカチュー」ブームに匹敵するほどの
一大ムーブメントを起こすかも知れない。
今回は、涙腺の弱い方ならハンカチではとても足りない、
タオル必携の「ROOKIES 卒業」を紹介しよう。

■YouTube:「ROOKIES 卒業 予告編」

野球部のメンバーも揃って3年生に進級し、川藤も教師に復帰した2009年春。
ニコガク野球部に2人の新人がやって来た。
ひとりは、ひょんなことから平塚をヒーローと崇めるようになった濱中太陽。
もうひとりは、類い稀な才能を持つ赤星奨志。
しかし、平塚が万年補欠だと知った濱中は夢を打ち砕かれ、
メジャーリーグを目指すと豪語する赤星は野球部の練習には出ないと宣言するなど、
「今年こそ甲子園」と意気込む現メンバーと新人の間にはかなりの温度差があった。
ある日、不良に絡まれた赤星を御子柴が発見。
将来有望な赤星の為、身を挺して赤星を逃がそうとした御子柴は下腿骨を骨折し、
夏の予選大会への出場が絶望的になってしまう。
気落ちしながらも明るく振る舞う御子柴と、そんな御子柴を励ますメンバーとの
やり取りを見て、赤星や濱中は少しずつニコガク野球部員として目覚めていく。

熱血教師・川藤には佐藤隆太、
エース安仁屋には「ぼくたちと駐在さんの700日戦争」の市原隼人、
キャプテン御子柴には「キサラギ」「僕の彼女はサイボーグ」の小出恵介、
寡黙な新庄に「ワルボロ」「ヒートアイランド」の城田優、
キャチャー若菜に「クローズZEROⅡ」の高岡蒼甫、
ムードメーカーの平塚に「クローズZEROⅡ」の桐谷健太、
岡田に「仮面ライダー電王」「メイちゃんの執事」の佐藤健、
期待の新人濱中に「GSワンダーランド」「鴨川ホルモー」の石田卓也、
赤星に「ハンサム★スーツ」「アタシんちの男子」の山本裕典。
監督は、ドラマ版「セーラー服と機関銃」の平川雄一朗。
脚本は「ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない」も
担当する予定のいずみ吉紘。泣ける音楽はもちろん、羽毛田丈史。


ROOKIES 卒業

「ROOKIES」に関しては、連続ドラマの初回(2時間スペシャル)を見逃して、
初回を見た知人から猛烈なプッシュを受けて2話目からドハマり、
最終話後の「映画化決定」のテロップに衝撃を受け、DVDは表裏共に初回版を所有、
スペシャル版の手抜きな作りに激怒し、「ここからまだ半年も待つのか」と思いながら
渋々半年待って、ようやく今回の劇場版を観たという、平均的なドラマ版のファンである。
原作は未読なので、赤星や濱中を含めた登場人物に対する違和感は全く無い。
そんな立場の私から言わせていただくと、

「これを観ずして、今年他に何を観るというのか」

と思うほど、ドラマ版のファンにとっては文句無しの仕上がり。
ドラマ版の最終回の後のエピソードを映画化しているので
同じTBSの「花より男子ファイナル」と同じ作りだと思っている方も多いと思うのだが、
完結編というよりは、ドラマ版のファンに向けたカーテンコールといった感じだった
「花より男子ファイナル」に比べ、こちらはドラマ版を見ていなくても充分楽しめるし、
見ていればもう、全編コレ見所というほどに隅から隅まで楽しめる。
見終えて「本当に137分もあったのか?」と思ったほど。

ストーリーに関しては、熱血スポ根モノの王道なので
最初は険悪→徐々に打ち解ける、選手が負傷→負傷を隠して試合続行、
最終回・2アウト満塁・・・といった「お約束」のオンパレード。
しかし、予想した通りの場面で予想した通りの台詞を吐き、
全身で喜怒哀楽を表現するニコガク野球部員達の
オーバーアクションな芝居こそが「ROOKIES」の真骨頂。
本作に対する「ベタ」だの「臭い」だのの突っ込みは無粋というものだ。

ジジィ世代の私としては、劇中で関川が言った
「この2年間より楽しいことなんて、この先あんのかな」という台詞が特に胸に響いた。
何かに夢中になれることの幸せや、一度きりの高校生活がどれほど大切なものなのか、
大半の大人は、振り返ってようやくそのことに気付く。
しゃかりきに過ごす3年間も、漫然と過ごす3年間も、消費する時間は同じ。
けれど大人になって振り返った時、その輝きの差は歴然としている。

初参加の濱中(石田卓也)と赤星(山本裕典)の2人も、
あっという間に「ROOKIES」の世界に溶け込んでいた。
人気の2人が増えた分、割を食った部員もいるにはいるが、尺を考えれば仕方あるまい。
安仁屋、御子柴、若菜、平塚&濱中、赤星の6人に的を絞ったのは正解だと思う。

冒頭でも書いたように、ドラマ版を観ていなくても充分楽しめるが、
安仁屋の涙の理由や、新庄の掌の意味を深く理解することが出来れば
感動は2倍にも3倍にもなる。
劇場版から入ろうと思っている新規の方々は、是非ドラマ版も観て補完して欲しい。
ドラマ版のファンの方々は、ハンカチかタオルのご用意をお忘れなく。

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GReeeeNの主題歌は今回もピッタリ。
が、どうせならPVも映画のメンバーで作って欲しかった。

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  タイトル:ROOKIES 卒業
    配給:東宝
   公開日:2009年5月30日
    監督:平川雄一朗
  キャスト:佐藤隆太 市原隼人 佐藤健 山本裕典 小出恵介、他
 公式サイト:http://rookies-movie.jp/index.html
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