忍之閻魔帳

ゲームと映画が好きなジジィの雑記帳(不定期)


テーマ:
韓国 映画 お嬢さん パク・チャヌク


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▼奇妙で残酷、そして可笑しい。映画「お嬢さん」


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サラ・ウォーターズが発表したミステリー「荊の城」を
「オールド・ボーイ」のパク・チャヌク監督が映画化した「お嬢さん」が公開中。
物語の舞台をヴィクトリア時代のロンドンから
日本統治下の朝鮮半島へと大胆に改変。
孤独な富豪令嬢をたぶらかし、莫大な財産を我がものにせんとする詐欺師と
詐欺師に手を貸すひとりの少女の三角関係を官能的な描写と共に描くサスペンス。
詐欺師には「チェイサー 」「哀しき獣」ハ・ジョンウ、
令嬢は「泣く男」のキム・ミニ、チョ・ジヌン、新人のキム・テリ。
韓国では18禁指定作品ながら大ヒットを記録し、
カンヌ映画祭では芸術貢献賞を受賞するなど、世界的にも高い評価を受けている。


公開中・「お嬢さん」

1939年の朝鮮半島。
スリで何とか生活をしている少女スッキ(キム・テリ)は
伯爵と呼ばれる詐欺師(ハ・ジョンウ)に目を付けられ
仕事を手伝わないかと誘われる。
伯爵の計画とは、イヤらしくドS属性を持った叔父のもとで暮らしている
華族令嬢の秀子(キム・ミニ)を篭絡し、
結婚まで漕ぎ着けた後に財産だけをいただいて棄ててしまおうというもの。
スッキの役割は、住み込みのメイドとして屋敷で働き
秀子の信頼を得て伯爵を結婚相手として推薦すること。
世間知らずな秀子はあっさりとスッキを気に入るのだが、
その親密さは伯爵の想定をも超え、友情を超えた関係へと進展してゆくのだった。



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当BLOGの開設年である2004年。
1本の韓国映画が公開され、私の度肝を抜いた。
パク・チャヌク監督の「オールド・ボーイ」である。
日本発のコミックを実写映画化したもので、
扱うテーマの際どさもあり「日本では映画化不可能だろう」と書いた。
あれから13年、パク・チャヌクはハリウッド進出を経て
ますます進化し、規制・自粛の大好きな邦画界の制約の中で奮闘する
日本人監督ならびにキャストを突き放しにかかる。

ミア・ワシコウスカ、ニコール・キッドマンらを起用した
ハリウッド・デビュー作「イノセント・ガーデン」でも
その変態性を遺憾なく発揮していたパク・チャヌク監督だが
本作では日本文化への愛情をストレートには表現せず
敢えて「間違った日本観」として見せる手法を採っている。
伯爵や秀子の話す日本語が異様なまでにたどたどしいのもおそらくは意図的であろう。
忍者もびっくりの絡繰りが仕掛けられているお屋敷も、
豊胸手術かと思うほど膨らんだ日本髪も、
パク・チャヌクからの歪な愛情表現の発露と言える。
全編に渡る濃過ぎる味付けは、「キル・ビル」に出てきた青葉屋のパートを思い出す。
奇妙な日本観の上で展開する残酷で官能的な物語は
タランティーノだけの専売特許ではないのだ。


発売中■Comic:「少女椿 / 丸尾末広」
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本作の重要な点は、やたらと笑えること。
躾は厳格なのに春画集めが趣味のスケベ叔父とそのお友達の間抜けさ、
「キャロル」を超える官能的なシーンのはずが
なぜかエロティックなムードは薄く笑えてくる間抜けっぷり、
策略を張り巡らせる伯爵は存在自体が間抜けであり
美しい映像とは裏腹に、物語の核には「笑い」がある。
「オールド・ボーイ」から培われてきたパク・チャヌクの笑いへの探究心は
ついに本作で丸尾末広の境地に辿り着いた。
「少女椿」の映画化をパク・チャヌクに任せていれば
風間俊介の怪演ぐらいしか見どころのない無惨な出来は免れたろうに。

と、過激な描写と笑いについてばかり書いてきたが本筋についても少しだけ。
章仕立てになっている物語は各章の最後で観客を驚かせる仕掛けが用意されている。
「シャッター・アイランド」「サイド・エフェクト」あたりの
ミステリーがお好きならば特にお薦め。

韓国映画は現在「アシュラ」も話題を集めており
今週末からは「チェイサー」のナ・ホンジン監督の「哭声/コクソン」も公開、
5月には韓国版「リミット」とも言える「トンネル 闇に鎖された男」も待機中と
近年大人しめだった韓国映画が2017年はやたらと元気。
この調子でポン・ジュノの新作も頼む。

映画「お嬢さん」は現在公開中。




発売中■DVD:「オールド・ボーイ」
配信中■Amazonビデオ:「オールド・ボーイ 字幕版」

【紹介記事】映画「オールドボーイ」が繋ぐ、日本と韓国の新たな関係より。

原作は96~98年にかけて漫画アクションで連載された
土屋ガロン×嶺岸信明のコミック。この原作にいち早く目をつけ、
本作の監督であるパク・チャヌクに映画化を勧めたのが
ポン・ジュノ(「殺人の追憶」の監督)であり、
この二人と情報交換し合うほど仲が良いのが、
キム・ジウン(「箪笥」の監督)であるという。
三人とも日本のホラー映画やゲーム、コミックに造詣が深いこともあり、
彼等の手掛けた作品は皆どこか日本的であり、
けれど日本では絶対に出来ないテイストを含んだ仕上がりになっている。

倫理や法律では絶対に許されない間柄の愛が生んだ悲劇と、
純粋過ぎた故の狂気を見事に描いたサスペンスドラマ。
思わず目を背けてしまうような残虐シーンも多々登場する。
コミックやアニメでの表現規制は比較的緩いが、
実写の邦画はまだまだ厳しい日本では映像化は出来なかったろう。
テーマといい映像といい、この映画が日本で製作されていたら
エロシーンを売りにするようなVシネマか、残虐シーンを全て修正し、
テーマもぼやかした「デビルマン」のような映画になっていたのではないか。

日本生まれながら日本では映画化不可能、
今後はこういう日本発、韓国育ちの作品が増えてくるのかも知れない。
日本人としては残念なことではあるが、
原作のイメージを粉々にされるよりは100倍マシだ。


発売中■DVD:「パク・チャヌク リベンジ・トリロジー」

本作は「復讐三部作」の2作目と言われており、
1作目にあたるのが、「復讐者に憐れみを」、3作目が「親切なクムジャさん」。
3作BOXも出ているが既に廃盤。





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