天沼俊/戦空の魂 | Sinn本館

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「天沼俊/戦空の魂

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・出版社 集英社・全12巻(B6版)
・出版年 1997年~2000年
・掲載誌 オールマン
・入手度 普通
・ジャンル 航空/ミリタリー
・おすすめ度 ★★★☆ 戦いの空。

あの大きな空に憧れて、飛行機乗りになる夢を抱いた少年達。しかし夢を叶えた彼らの前には、太平洋戦争によって死と隣り合わせの戦いの場となった空が広がっていた。
戦時に活躍した名機・紫電、桜花、紫電改、雷電、彩雲、月光・・・そのパイロットとなって、空に命をかけた勇敢な若者達を描くオムニバス・ストーリー知られざる戦争の一面がここに。

時系列、戦場、機種はバラバラですが、太平洋戦争中の様々な戦場を日本軍側から描いたオムニバスストーリー(ただし数話例外あり)。

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人間爆弾・桜花。初めから特攻機として開発された狂気の兵器。

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軍のメンツの為には兵隊の命など無きもので、特攻を繰り返す。
今の時代のブラック企業もこれと同じで、時代は変われど根本的な事は変わらずなのかも。

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敵艦船への突入時に長符号を打電しそのまま敵に特攻。音が切れた時は・・・

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人命軽視の日本軍と米軍の差なども描かれます。

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史実通りに描かれるマレー沖海戦。

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一番有名な零戦は各所に登場。

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戦闘機対戦闘機、戦闘機対爆撃機、雷撃機隊艦船など様々な戦いが描かれます。

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実際には実戦参加することがなかった秋水や連山なども登場。このあたりは史実とは異なっておりますが、作中での違和感はないです。

この他にも有名どころから超マニアックな機体までが登場します。これだけ数多くの機体が登場する作品は珍しいと思います。ちょっと残念なのは絵の出来にバラつきがある事。

事実を土台にしたフィクションとなっており、史実通り描かれるが、登場人物が変名だったり、機体は存在したけど史実とは違う結果のお話を収録しております。

松本零士や新谷かおるの漫画が好きな人にもおススメですが、「永遠の0」を読んでいいなと思った人にも合うと思います。

登場機種
紫電、桜花、紫電改、雷電、彩雲、月光、九七式艦攻、九九式艦爆、零戦(零式艦上戦闘機)、零式小型水上偵察機、連山、震電、二式大艇、赤とんぼ(九三式中間練習機)、橘花、隼、強風、一式陸攻、秋水、東海、疾風、屠龍、彗星、晴嵐、零式輸送機、九六式艦戦、鍾馗、景雲、A26(長距離研究機)、十式艦戦、流星改、カ式観測機、飛燕、九八式水上偵察機、強風、零式水上観測機、キ78、深山改輸送機、九七式戦闘機、五式戦闘機

P-38・ライトニング、F4U・コルセア、B-29・スーパーフォートレス、P-51・マスタング、P-47・サンダーボルト、P-39・エアコブラ 、P-40・ウォーホーク、B-24・リベレイター、B-17・フライングフォートレス、P-61・ブラック・ウィドウ、B-25・ミッチェル、F4F・ワイルドキャット、F6F・ヘルキャット、F8F・ベアキャット、F4U・コルセア、TBF・アヴェンジャー、SBD・ドーントレス、SB2・ヘルダイバー、F2A・バッファロー、PBY・カタリナ

スピットファイア、Mig-15、F-86、Fw190、Il-16