「遊佐未森/空耳の丘」・1988年・2nd
01 空耳の丘
02 窓を開けた時
03 風の吹く丘
04 旅人
05 星屑の停留所
06 川
07 地図をください
08 日曜日
10 夢のひと
12 空耳の丘 (Reprise)
(注:公式音源無しリンク切れの可能性有)
●遊佐未森(Wiki)
1988年デビューのシンガー・ソングライター。
代表曲は「瞳水晶」、「地図をください」、「暮れてゆく空は」、「靴跡の花」等。
●2nd:「空耳の丘」(Wiki)
1st「瞳水晶」の半年後リリースの2nd。
作詞:遊佐未森(⑥)、外間隆史(②~④)、工藤順子(⑤、⑦~⑨、⑪)、太田裕美(⑩)
作曲:遊佐未森(⑥、⑪)、外間隆史(①~⑤、⑦、⑧、⑫)、成田忍(⑨)、太田裕美(⑩)
①牧羊的なインスト曲。ちょっとだけ聞こえる遊佐未森アカペラも◎
②ロック色の強い曲。澄んでよく伸びる歌声と多重コーラスがイイ感じ。
③地声とファルセットが混じり合う、旅立ちを歌うファンタジックな曲。
④楽しげなマーチにファルセットが響く童話。
⑤聞いて思い浮かぶは宮沢賢治の世界。ノスタルジックな世界観が良い。
⑥遊佐未森初作詞作曲。民話のような素朴な味わいの幻想的な曲。
⑦比較する物が見当たらない独特な夢想的な不思議な曲。
⑧日常と非日常が交差する独特な曲。
⑨列車の進行と共に歌詞が進行する異色曲。
⑩ピアノ伴奏のメルヘンチックなスロー・ソング。
⑪おどけたファニーなポップ・ソング。
⑫①のリプライズ。物語は最初へと戻る。
②2nd(CW⑥)、⑦3rd(CW⑤):日清カップヌードルCM曲。
前作から僅か半年でリリースされた2nd。
CD+写真集+童話(聴く+見る+読む)仕様で、本作の世界観を広げ可視化しております。
「君」と「僕」が何かを探し求める旅の物語で、アルバム全体がおとぎ話のような歌詞と世界観で構成された作品。
後追いで聞いた自分には、ケイト・ブッシュとエンヤを掛け合せたような音と世界観にハマりました。
僅か半年の間に何が起こったのだろうか?と思うくらい前作から超レベルUP。順番に聞くとデビュー作が浮いてしまう圧巻の完成度。
本作は空耳三部作の始まりで、3rd「ハルモニオデオン」、4th「HOPE」と初期名作群へ続きます。
↑通常盤、↓初回盤は凝った装丁
●参考&過去記事