The Human League/Crash | Sinn音楽館

Sinn音楽館

CD紹介&音楽関連のブログ。

 

「The Human League/Crash」・1986年・5th

01  Money

02  Swang

03  Human

04  Jam

05  Are You Ever Coming Back?

06  I Need Your Loving

07  Party

08  Love On The Run

09  The Real Thing

10  Love Is All That Matters

(PV:③、⑥、⑩)

 

●ヒューマン・リーグ(Wiki

1977年フィル・オーキーを中心に結成。1979年ヒューマン・リーグに改名しデビュー。 

1980年分裂しフィル・オーキー、ジョアンヌ・キャトラル、スーザン・アン・サリーを中心に活動。

代表曲は「Love Action」、「Don't You Want Me」、「Mirror Man」、「Human」等。

 

●5th:「クラッシュ」

4th「Hysteria」から1年4ヶ月後リリースの5th。

 

①グルーヴィーなダンス・ナンバーでスタート。

②テクノなミネアポリス・ファンク(?)な異色曲。

③打ち込み音にフィル・オーキーのエモーショナルな歌声が絡むラブ・バラード。

④(ちょっと地味に感じる)従来路線のエレクトリック・ダンス・ポップ。

⑤この曲も↑と同じく従来路線。ちょっと東洋風なサビが印象的。

⑥ジャム&ルイス作のミネアポリス・サウンド全開なダンス・ポップ。

⑦ちょっと懐かしい音色なエレクトリック・ファンク・ナンバー。

⑧跳躍感爽快感たっぷりなダンス・ナンバー。

⑨ちょっとファンキーなダンス・ポップ。

⑩フィルと女性ボーカルとの絡みが美しいダンス・ナンバー。

 

③全英8位、全米1位、⑥全英72位、全米44位、⑩全英41位

ジミー・ジャム&テリー・ルイス・プロデュースの話題作。シングル・カットされた3曲はジャム&ルイス作で出来良し。

 

ジャム&ルイスはプリンス絡みのバンド、The Timeの元メンバー(クビになったけど・・・)。

プロデューサとしてはジャネット・ジャクソン「Control」、「Rhythm Nation 1814」が有名。

 

今までのテクノ・ポップ、エレ・ポップ、ダンス・ポップだけでなく、ミネアポリス・ファンク、ソウル、R&Bをも取りいれた実験作&問題作。

ファンからはらしくないとウケ悪し、バンドのファン以外に意外に人気な不思議なアルバム。

個人的には好きな音で路線変更せず、このままでいて欲しかったと思うばかり。

 

「Human」:全英8位、全米1位、アメリカで2度目のNo1を獲得

この曲の出来が飛び抜けて良いで、ジャム&ルイスの仕事が際立っております。

 

アメリカでヒットするもイギリスではイマイチな評価。

それゆえ次作「Romantic?」で初期路線へと回帰するのですが・・・

 

 

●参考

The Human League:ディスコグラフィ&関連記事