999[アットブドウカン]


9mm Parabellum Bullet


20090909 @ 日本武道館



100年に1度しか来ないこの日。

こんなことがなかったら武道館なんかやらないだろう、と卓郎さんは言った。


「運命だったんだ、と言ったらそれまでだけど

 9mm Parabellum Bulletなんて名前をつけなかったら、こんな9にまみれた人生を送ることもなかったし

 そもそも9mmを結成してなかったら、ここに立っていることもなかった。」



確かにそうだ。

だけどその運命も、そうなるように誰かが仕向けたのではなくて、自分の意思でそうなっている気がする。

と、武道館の2階席で、暑さでちょっとぼんやりした頭をゆるくめぐらす私がいた。


まぁ、その運命うんぬんの話はいつか機会があったときに書くことにして。

(こう書くと99%近日中には書かない気がする。そして忘れた頃に書く。)




ライブの様子とかセットリストは、きっと後からネットやら雑誌やらで出ると思いますので。

個人的にはBeautiful Targetとか聴けてめっちゃアガりましたが、武道館2階席の急勾配に負けました。

(こわくてへたに動けない)

そして新曲は実は、2曲。Cold Edgeと、もう1曲全然違う雰囲気の曲。でもこっちの方が好きだった。

でも歌詞が暗くて深夜枠アニメの主題歌っぽい曲だったけどね!(笑)


「ブリキのうさぎ こっちへおいで 誰にも見えないところに傷をつけてあげよう(?)」

「愚かな蛍 こっちへおいで 僕しか知らない甘い水を飲ませてあげよう」

「(新しいおもちゃ?だったかな) ぜんまいが切れるまで 弄ばせてほしい(?) ガラクタになるまで」

「誰もがみんな 癒えない傷を抱えている」みたいな感じの歌詞でした。

むしろこっちがシークレットシングル向けのような気がした。(実はまだ聴いてません)


あと、くるりトリビュートに収録される「青い空」もやりました。

実はくるりサイドから「青い空」か「GO BACK TO CHINA」をやったらいいんじゃないか、とそれとなく(?)

打診されたらしく、でも「GO BACK TO CHINA」はイントロの部分が何度聴いてもどうなっているか

わからないので、「青い空」になったらしい。(まぁ…確かにね…)

でも「青い空」は私がはじめてくるりというバンドを「あ、かっこいい」と認識したPVだったので、ある意味

思い出の曲(まだソラで全部歌えた自分にびっくりだ) 非常に9mmらしい「青い空」でした。


その後、なーんと「Motorbreath」!メタリカトリビュート(METAL-IKKA)のアレですよ!

勿論ライブで聴くのは初めてだったんですけど…これ…CDも一発録りのライブテイクで入れたら

良かったんじゃないかなぁ…って思いました(笑)

これほんと9mmファンの皆様には申し訳ないんですけど、友人宅で某動画サイトにアップされてた

音源を聴くやいなや爆笑してしまい

「これだけアップするのはどう考えてもネガキャン以外の何者でもない」 と思った代物でした。

でもライブの方が良かったっす。全然。

雰囲気勝ちって感じ?



あとは、結構他にも面白いことが沢山ありました。

まず開演前のアナウンス。

「ステージにもの、ファミコン、スーパーファミコン、味噌、ぬか床などを投げないで下さい」(まだあったかも)

「会場内は禁煙です。おたばこは喫煙所にてお願い致します。喫煙者の脳卒中になる可能性は

 非喫煙者の1.7倍になります。詳しくは厚生労働省のホームページをご覧下さい」

「ただいま場外にて9mm Parabellum Bulletオリジナルグッズ・CD・DVDを販売しております。

 本日の記念に、可能な範囲で、できるだけ、無理をせず、お買い求め下さい」

「本日は終演後、シークレットシングルと武道館だけに"ぶどう缶"ジュースを皆様にお渡しいたします。

 …武道館だけに。」

「出演者(演奏者だったかも)もよりよいLive(リブ)にしたいと思っております」(Livじゃないですよねさすがにね)

「場内が危険な状態になった場合、例えば、客席が味噌まみれになったり、神輿を担いだ集団が

 来た場合、また、その集団が危険な状態になった場合などは、一時中断、解散、中止、撤去を行います」

…とか、まあこんな感じ(正確ではありません)で色々ありまして、

とにかく「味噌」絡みが多かったです。なによ味噌って。9mmの間でブームなのか?


あとは、アンコールで和太鼓が登場。

最初はちひろさんがドン、ドン、ドン、ドドン、ドンというお祭りでよくあるあのリズムを叩きながら、

滝さんと中村さんがステージ中央(卓郎さんのマイクの前)まで運んできたのですが、ちひろさんが

最後の〆にドン!と叩くべきところを叩かずにバチを卓郎さんに渡したところ、

(卓郎さんは「あれー?!」という感じで受け取った)中村さんがちひろさんの背後に飛び掛って、

頭にチョップをお見舞いしてました(笑)


そして「トラブルの神様がついている」という9mm。

今回は滝さんがよくトラブったようで、the worldだったかな?ギターが弾けない状態だったので、

口笛でカバーしてました。カバーできてたかどうかは謎だけど、盛り上がったなー(笑)

あとは、アンコールで卓郎さんが例の和太鼓(和太鼓歴3ヶ月→すいません3日でした)を叩き、

ハンドマイクで歌ってたのはビックリでしたが、「Living Dying Message」をハンドマイクで歌ったのは

VMAJの時のトラブルの神様の仕業を逆手にとったような気がして、ちょっとニヤリとしてしまいました。


ラストはsectorでなんとなく安心。

で、最後に卓郎さんがはけ、ちひろさんがドラムから下(滝さんたちの立ち位置)に降りたところで

滝さんがドラムソロ!意外と上手かった!そして中村さんがベースを合わせてしばらく演奏してたら

卓郎さんが走って戻ってきてマイクをつかみ、シャウトして終わるという(笑)

なんともカオスな終わり方でした。


以上、「Cold Edge e.p.」に入るなら買います(笑)

無理だろうなー。



まあ、でも、ほんとに武道館楽しそうでした。

特に滝さん(いつも楽しそうだけど特に…)はPunishmentの時、ステージの端から端まですっごい

ダッシュしてたし。いつもよりゴロゴロしてた気がするし。

2階だったので上から見下ろすというか俯瞰のような感じで見てたので、いつもだと見られないところを

見る事ができてちょっと面白かったです。


帰りにシングルをもらって、「ぶどう缶」ジュースももらって、駅へ。

はたして、来年の9月9日は何が起こるんでしょうね?

ちょっと楽しみにしながら、武道館をあとにしました。



卓郎さんが「90年後に会いましょう」と言った、100年に1度の9並びの日。

最初は普通のライブと同じようにしてたのですが、友達に振り回されてなんだかお祭りみたいに。

でも楽しく過ごせてよかったです。



長くなってすみません。

ここまで読んでくださってありがとうございました。