この先生は、とにかく人気者でした。
40人近いクラスの子どもたちのひとりひとりの個性を大事にするという先生で、長女曰く、怒ったら超恐い!らしかったですが、何度か一緒にバザーとかを手伝ったことがありますが、先生の周りはいつも子どもたちでいっぱいでした。
(バザーとかで先生の人気度ってわかりますよね。人気がない先生は、子どもたちは寄ってこない。子どもたちは本当に正直です。)
長女は、今はだいぶ大人になりましたが、自己中なところがかなりあり(笑)、自分がおかしいとか間違っていると思えば黙っていられない性格です。
長いものに巻かれないタイプ。
自分の意見を主張するのはいいことですが、なかなか意見を曲げないので、私としてみたらハラハラすることもたくさんありました^^;
そういう長女も先生は認めて下さいました。
最初の懇談のとき、こんな話をして下さいました。
『5年生の最初はね、彼女、クラスの中でかなり浮いていたんですよ。』
そうですか・・・(汗)
『1学期の目標を決めようとしたときのことなんです。
班で意見を出し合い、結局、目標は「男子と女子が仲良くできるクラスにしよう」ということで決まりかけていたんです。
でも、彼女が意見を言ってきたんです。
それは無理だ。と。』
・・・・・・・・・・なぜですか?
『いつも仲良くは無理と言うんです。
喧嘩することはあるので、「男子と女子が仲良くできるクラスにしよう」の前に「できるだけ」をつけてくれと。』
・・・・・・・・・・・・・・・・・屁理屈だ・・・・・・・・・・・・・・・(汗)
言いたいことはわかるけど・・・・・・・・・・・。
『でも、僕、なるほどなぁ~と思いました。
彼女、真剣に考えていたんだな~と。
こうやって意見を出してくれる子って僕にとってはとても助かるんです。
問題提起にもなりますから。
それからみんなでもう一度話し合って、「できるだけ」を追加しました(笑)』
『そのあと、みんなも彼女の性格や、考え方がわかってきて、彼女もクラスになじんで、楽しくやってるようです。』
・・・・・・・・・・・・ありがとうございます^^;
長女は、先生が担任だった2年間も、ことあるごとにメールを送っていました。
卒業してからも。
次女は残念ながら担任はこの先生ではありませんでしたが、先生は次女にまで『お姉ちゃん、元気?』といつも声をかけてくださったようです。
長女は卒業してからも、次女の参観日のとき、友達と一緒に、先生の授業も参観しに行ったくらい、先生のことが大好きでした。
先生のその後の情報を知ったのは、次女が小学校を卒業してから、しばらくしてのことでした。