1/14 今日は、ひじきのGotcha Dayです。
ひじきが私の元にきてすでに6年! 信じられない。
興奮しすぎてあんまり覚えていないひじきの引き取り。シェルターいって犬をみて、気がついたらアパートにいたひじき。
これ引き取ってすぐに買いにいった首輪と紐。 小さーい。
可愛すぎて可愛すぎて、でもピットブルだからとトレーニングやらなんやらかんやら本当に時間とお金を使ったなぁ。
今となっては必要だったのかどうかわからないけど、でも一緒に成長できたのは間違いないはず。
そしてひじきがいなければ確実にラテは私の元にはいなかった。今の私の生活も全く違うものになっていた。全ては、ひじきのためのようで、でも本当は、ひじきのおかげ。 私が救ったのは捨てられたシェルターの犬ではなく、私を救ったのがシェルターの犬だったひじき。過去6年の私の一人きりのアメリカ生活を支えてくれたのは、間違いなくひじきであって(もちろんラテもだけど)、そして新しい人間関係を作ってくれたのもひじき。 喧嘩(?!)もするけどひじきには感謝しかないね。
そんなGotcha Dayの次の日、シェルターにボランティアに行ってきました。
アメリカのシェルターでは、ボランティアのひとたちが犬を散歩させたりプレイグランドで遊ばせたりしてできるだけストレスを発散させれるように頑張っています。 そうすることで落ち着いた犬になって引き取ってもらえる確率があがるから。
シェルターのケージは、一匹一部屋(他の犬と仲良くできたりペアーで入ってきたら二匹とか)でこの写真は室内ですが、裏側には室外があって自由に出入りできる感じです。 シェルターによって作りは違うのですが、そうでない場合は、外のケージの中に囲われた場所があって犬が出入りできる場所があるのです。 こう見ると広いようには思いますが、それでもその中に閉じ込められるのは犬にとってストレス以外のなんでもなく、ストレスが溜まった犬は、吠えたりジャンプしたりで引き取り手が見つかりにくくなります。それを回避するためにもシェルター内には、遊べる広場がありボランティアや係りの人がそこで遊ばせてあげたりしています。
このようなシェルターがいたるところにあってボランティアを常に募集しているのですが、ボランティアをするにはそれなりに講義を受けたりする必要があります。 が、私が参加しているLARPBOが提携しているシェルターでは、厳選されたハンドラーだけ講義なしでボランティアをできることになっています。 厳選=トレーニング経験がありピットブルなどの力の強い犬を扱えるハンドラー(選んでいただきました〜)。 ピットブルなどは、力も強く扱いが大変な場合があるので普通のボランティアの人は避けたりする傾向があってなかなか外にでれないまま…になってしまうケースが多いのですよ
シェルターはこんな感じ。きれいでしょ?
今日は月曜日でシェルターが休みだったので中には犬がいるところにははいれなかったのですが、とても綺麗なシェルターでした。
これはシェルターのマップ。
これだけたくさんのケージがあって各ケージに1-2匹の犬が収容されています。 猫セクションや亀、鳥セクションもあります。 ケージの数だけ、安楽死させられる数だけ、それだけ無責任な人間が多いということです。
これは、LARPBOがボランティアした時の写真。
こんな風に掲載してくれてうれしい。 中にはすでにレスキュー(引き取られた)犬も!
ここは完全室内になっていて、多分猫の部屋かな?
多分だけど引き取る猫とここでお見合いができたりとか様子を見ておく必要がある猫(小さすぎる子猫とか病気とか)がいる時にここを使っているのだと思います。今日は、猫ちゃんはいませんでした。
反対側は、わんちゃんの部屋。 高齢だったり病気だったりで外に置いておくのはちょっと危険かもな、近くで様子見が必要な犬たちが入っていました。こうやってちゃんとお世話されているのを見るとホッとします。 その行き先が結果的に安楽死だとしても少なくともそれまでちゃんと面倒を見るのは当たり前のこと。 それは行政として当たり前なのか個人個人がしっかり守らなければいけない当然のことなのか…理解できないカスが世の中には多すぎるのです。
今日の私のお供は
ウィリー。 4歳。 男の子。
車にも余裕でのりこんで外の空気を満喫。
散歩ではこんな笑顔も見せてくれました。 全く吠えない、ちょっと歩く時に引っ張り癖があったけどトレーニングすればきっと全然問題ないレベル。というか久しぶりの外だからはしゃいでいるのは当然レベルの引っ張り。とってもフレンドリーで鳥やリス、他の犬たちにもつっかかっていくようなそぶりはなし。
こんないい犬がなんでシェルターにend upしてしまうのでしょうね。
散歩をした後は、シェルターへの岐路。 悲しいけど仕方がないこと。
全ての犬が救えるわけではない。 それでもできるだけのことをしてあげるのがカスみたいな人間のせいでここにきてしまった動物たちにできる唯一の罪滅ぼし。
私は”やらない善よりやる偽善”をおすタイプです。 人によっては、連れて帰れるわけでもないのに短期的な楽しみを与えて余計にかわいそうとか思う人もいるかもしれない(いるかな?そんなやつ)。 ま、そういう奴にかぎってペットショップで犬を買い、その裏で何が起きてるかも知らずに犬好きとかいっちゃうんですよ。 ←ものすっごい偏見ですが。
ところで今、日本でも殺処分0を目指すとかいっちゃってる行政がありますよね。
いやー素晴らしい響きですよね〜。
ホント響きだけはりっぱ〜マジで〜
その中身はなに?
未だにペットショップで生体販売を行い
⇧都道府県のどこかでも生体販売禁止条例できましたっけな?しょうもない条例はつくるのにね。 ちなみにロサンゼルスは数年前から、カリフォルニア全体では今年から生体販売は禁止です。
心優しいレスキュー団体に押し付ける
⇧レスキューだって保護できる数に限りがありますよ。
ブリーダーを取締まるでもなく
⇧犬が増えすぎて崩壊したり”生産”できなくなった犬を捨てたり保健所に連れて行くのに?
避妊去勢を無料や低コストで行うわけでもなく
⇧高いでしょ。アメリカは、シェルターで無料もしくは低予算でできます。
0とか言いながらそうなるまでは、安楽死させるでもなくボタン一つでガスで大量に殺す
⇧せめて安楽死からはじめたらどうですか?
殺処分0を掲げている地域では、”購入する”より保健所から犬を引き取るということが当たり前になってますか?
⇧地方のニュースで引きとれる犬を紹介したらいいでしょ。アメリカでは地方のニュースでその地域の引き取り可能な犬を紹介しています。何が一番いやってテレビ(全国放送?)つけたらペットショップの紹介したり売れ筋の犬のランキング出したり。まじであほちゃうかって思います。 命のランキング、なにが面白いのでしょうね。
私は、もちろん殺処分が0になってほしいと思っています。だけどそんな夢物語やSounds Goodなことを軽々しくいって選挙の票をあつめることよりも一歩一歩確実に進んでいくためのプロセスを提示するほうが大切だとおもっています。 そして本当に大切なのは、そこに住んでいる人のモラルの向上。 動物を飼うということはどういうことなのか、その命を簡単に放棄するというのはどういうことなのか、責任をもつというのはどういうことなのか、学校で子供達にその辺りをきちんとおしえているのでしょうかね。
そして本当に吐き気がする。それでもペットショップで生体販売を禁止する必要がないと思っている人がいる。 私からしたらブリーダーを免許制にしてそこから買えばいいやんと思う。そんなにピュアがほしいなら。なぜ”大量生産”し子犬を”生産”できなくなったら保健所にもっていったり捨てたりすることが横行しているのにそこには触れないのか、病気の子を売りつけ、近親相姦の犬を売りつけ、売れ残ったら安売りし、さらに売れ残ったら保健所行き。 なぜそんなところで買いたいのか? ペットショップも選べば問題ないとかおもってます? いや、もし良いブリーダーさんがいるなら紹介して貰えばいいだけの話。
これを読んでくれている人の中にも今飼っている犬がペットショップからの人もいるでしょう。 良いんです。別にそんなの犬じゃねーとか可愛がってねーとかそんなの本気の犬好きじゃねーとか言ってるわけではないんです(言ってるように聞こえるけど…)。 今一緒にいる家族を大切に責任をもって最後まで可愛がるのは当たりまえ。そこにペットショップから来たからとかシェルターから来たからとか関係ない。 だけども、次があるならよく見てほしい。 ペットショップにある裏の世界も。 そしてその現状を知った上でも今大切にしている犬が可愛くてペットショップがなければ会えなかったからそれはそれでよかったんだ、今後もあり続けるべきサービスだと思えますか? 私は、やはりペットショップで犬を買うことは悪徳ブリーダーを助ける行為だと思っています。
昔ならまだしもこんなにいろんな情報が簡単に手に入る世の中で、ペットショップだけが犬を飼うことができる方法と思っている人がいるとしたらそれもおかしな話。自分のことは血眼になって検索するのにね。命飼うんだからしっかり調べてほしいと思います。
あ〜ぁ命をうって生計をたててるようなペットショップ燃えてなくなればいいのに。ついでに悪徳ブリーダーも(犬がいないとこで)燃えてしまえ。
まぁそんな感じの行き所のない怒りをGotcha dayに感じるのです。
バーっと書いたところで、
ボランティアから帰ってきた私にひじきの浮気チェックが入ってます。