ビートルズとジャズの微妙な関係 | ジャズについて話そうか
2015-12-01 12:46:07

ビートルズとジャズの微妙な関係

テーマ:JAZZとサックスの話
ビートルズって、本当にすごいよね。

そんなすごい奴らの音楽を、常にメロディに飢えているジャズメンたちが
当然見逃すはずがない。

デビュー当時から、いろんなジャズメンが、いろいろなビートルズの曲を
カヴァーした。

でもね、

あれあれ、なんかそのどれもが微妙なのさ。
なんか、力が入り過ぎちゃってるものか、
グダグダなものか。
その両方か。

世にビートルズ・ジャズと銘打ったものいっぱいあるけど、
決定盤ってのが、見当たらない。

もしかしたら、ビートルズってジャズでは手を出してはいけない悪女なのかしらんって
思ってたんだよね。

よりすがるジャズメンをすべて袖にして、
当のビートルズは世界中で売れ続け、
彼らの声は流れ続けている。

今年も「ザ・ビートルズ1」の2015年ヴァージョンが出ましたですと。
このベスト盤シリーズは、2000年から世に出て
3200万枚売っているそうです。




「ザ・ビートルズ1」

そんで、今年はその勢いに乗った日本のホテルが
来日した時にビートルズがオーダーした料理を完全復刻。

赤坂の日枝神社の裏側にある「キャピトル東急」がそのホテル。
(来日時は東京ヒルトンホテルだったそう)

早速食いに行ってきました。

タクシーで乗り付けると、そのまま1階の「オリガミ」へ。
メニューは次の通り

エスカルゴ香草バター焼き
シュリンプカクテル
温野菜盛り合わせ
国産牛フィレのグリル
  ベアルネーズソース マッシュルームソース フレンチマスタードとリーペリンソース添え
プリンアラモード
コーヒー




いよいよ、始まるぜ!1966年6月ディナーが。




エスカルゴ、あわてて食っちゃって、
写真が遅れてしまった、はは。





シュリンプカクテル。
もうこの辺から、昭和ムード全開!
今、なかなかホテルのレストランディナーで
このシンプルさは出ない。

マヨネーズとカクテルソースが泣かせます。うまい。
いや、なつかしい。





温野菜盛り合わせ。
これがねえ、見た目のド地味さをくつがえす、
驚きのおいしさ!

ほとんど、塩味なんだけど、
これは腕をふるいたいシェフ泣かせの
何にもしないおいしさ。




そして、本日メインの牛フィレ肉。
これね、

ベアルネーズソース(右側の黄色く見えるやつ)、
マッシュルームソース(左側のデミソース)、
フレンチマスタード(上の左側、マスタード色)と
リーペリンソース(上の右側、スパーシーなウスターソース)って

ソースが4つもついてんのよ!

あんだけ、歌がうまいビートルズも、もしや味は音痴か?
本来ついてるソースはフレンチ、
上の追加ソースはアメリカンな味わい。

全部混ぜると、なにやらカオス的な美味さになった(笑)




最後に、デザートのプリン・ア・ラ・モード。
プリンアラモードって、デパートの上で食っていらいだな(笑)
銀の器がいいよ!

ビートルズっていっても、
イギリスの港町の青年だもんな。
多分、その時食いたいもんをアラカルトで
てきとーに頼んだんでしょう。

それに一所懸命、当時の日本のシェフが応え、
満足してもらったそう。
50年経って、今時のシェフなら、
ちょっと、かんべんしてくれよって、
直球な昭和メニューを臆面もなく企画したキャピトル東急、えらい!うまい!

もうなんか、子供の頃を思い出す懐かしさに
大満足したディナーだったよ。

ビートルズのよさは、そのストレート感なのかも。
いろいろいじってしまうと、良さがでない、素材感勝負のオンリーワン。

そういう意味では、
やっぱりさいこーのビートルズ・ジャズはこれだね。



ウェス・モンゴメリー「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」

表題曲と、「エリナー・リグビー」しかビートルズやってないけど
全編、違和感のない肩の力の抜け具合。

ビートルズ攻略は、抜け感が大事と思わせてくれる演奏なのさ。
さすが、ウェス!
ジャズの面目を保った大人の音楽。

これ、いいよ。

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