友を待つ | ジャズについて話そうか
2014-02-03 22:52:57

友を待つ

テーマ:JAZZとサックスの話

JAZZでは、ビートルズのカヴァーってのは結構あるんだけど、

もう一方の雄「ザ・ローリング・ストーンズ」のってなると

あんまりないのさ。


そんな中、このアルバムを手にした。



ティム・リーズ(SAX) 「ザ・ローリング・ストーンズ・プロジェクト」



1曲目「サティスファクション」なんか、ミックの歌のままに

サックスで吹いていて、なんとなく可笑しい。


ブルージーな「ホンキートンク・ウーマン」を聴いていると

5曲目になんと超売れっ子歌姫のノラ・ジョーンズによる

「ワイルド・ホーシズ」が。

カッキーねこれ。


ノラの声にほれぼれしてると次にかかったのが

「友を待つ」(ウェイティング・オン・ア・フレンド)でござい。


そうですか、これやりましたか。しかもテナーサックスで…


この曲の、オリジナルはもちろんミック・ジャガーのヴォーカルに

ストーンズの面々がからむいかした出来ですが、

そこでは、なんとジャズ界随一のテナータイタン「ソニー・ロリンズ」が

客演しているのさ。



ザ・ローリング・ストーンズ「タトゥー・ユー」


なんでも、ロリンズ参加のいきさつは


ミックが、長年連れ添ったメンバーのドラムでJAZZかぶれのチャーリー・ワッツに

「お前、JAZZにいかれちまってるけど、世界一のサックス奏者は誰なんだ?」

「そりゃもちろん、今でもソニー・ロリンズに決まってるさ、お前知ってるか?」

「ふーん、知らん」


そんなやり取りの後で、

しばらくしてチャーリーがレコーディングスタジオに行くと

そこにテナーサックスを持ったソニー・ロリンズが立っていたと言うもの

だそうです。


チャーリーは驚くやら、嬉しいやら、緊張するやら、

それはもう大変だったそうです。


でも、演奏を聴くと緊張していたのはチャーリー・ワッツだけではなく

むしろ、呼ばれたソニー・ロリンズの方だったのでは。


ここでのソニーは、思い切って吹きすぎてブキョなんて音出すやら、

アイディアは閃かず、まるっきり昔のR&Bのホンカーみたいな

演奏をしている。


おいおい、ソニー、JAZZ界NO.1ってふれこみで呼ばれたんだから

もう少しカッコイイフレーズを聴かせてよ…


いくら、相手がビッグネームのストーンズだからって

JAZZ界代表なんだから、

そんなに緊張しなくても…トホホだよ。


大体ソニーは昔から、ミーハーなんだよね。


若い頃の逸話で、

ソニーのニックネーム「ニューク」ってのがあったんだけど、

それは、当時有名なメジャーリーガー「ドン・ニューカム」に

顔が似ているからというもの。


それだけなら、どうという事は無いけど、

タクシーとか乗るとよくドン・ニューカムに間違えられて、

ソニーはまんざらでもなく、

ドンのフリしてサインとかまでしていたらしい…あきれた


JAZZ界のドンなんだから、

もっと胸張っていいのにさ。

ねっ、そうしてよ、ソニー。




ソニー・ロリンズ「ニュークス・タイム」

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