音楽を超えて行く | ジャズについて話そうか
2013-04-22 21:33:44

音楽を超えて行く

テーマ:JAZZとサックスの話

ほんとに久々に聴いたよ

モンクの「セロニアス・ヒムセルフ」




18のころに呑めないウイスキー片手に

何回も聴いた。



その時も思ったんだけど、

なんかこれ懐かしいんだよね。



その頃の事じゃなくて

この演奏からは、

もっと昔の、幼かった頃の懐かしさを感じる。



サーカスのピエロや、怪力男、

森の奥の廃墟に、くもやとかげ

レンガのビルのらせん階段、ネオンサイン

ピカソやダリ、ピンボールマシン

トレンチコートとダンサーたち



でも、おかしいよね

こんな記憶なんか絶対ないのに



なんか懐かしい音がする



モンクのソロはヴォーグに始まり、おそらく全部持ってるけど

このヒムセルフはそのどれとも違っている

他のはすぐに左手が出てきて

ズンチャズンチャってストライド奏法になるんだ



その左手のリズムがでてくると

それまでの緊張感が消え去って

とたんに古めかしくなっちゃう



でも、このヒムセルフは違う

なんかあたらしい

懐かしいけど古くない

時代や時間を超越しているね



本来リズムは一番大事なはず

ジャズだけでなく音楽全てがそうだと思う



リズムとはつまりは決められた時間ってこと

そういう意味では、音楽は時間の制約のある芸術ってことだけど



そんな中で、

この「セロニアス・ヒムセルフ」には

リズムがない



セロニアスモンクは、

音楽すら超えて行く

みたいだね

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